「釣草子」 -78ページ目

「SOS Sunset」 - Road to Danjo Part4 ー

佐藤瀬からの磯替えは何と「SOS」。

「男女群島の磯と言えば?」と聞かれると

「サメ瀬」、「帆立」、「SOS」しか知らなかった。

そのうちの一つ「SOS」に乗れるかと思ったらアドレナリン出まくり!(汗)

社長のご好意に感謝!

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          (SOSから四畳半、三角瀬を望む) 


野宿の準備も終え、夜釣り用タックルを準備。

夜釣り用タックルは、磯竿4号、道糸8号、ハリス10号の最強タックル。

潮変わりで潮が緩む一瞬が勝負。

しかし、エサ盗りばかり釣れる。

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日が沈んで行く。

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             (日没前のSOSハナレ)


日没後、23:00まで粘るがドラマは起こらなかった。

諦めて朝マヅメに期待を込める。

満天の星、天の川を見ながら寝袋に入る。

写真でお見せ出来ないのが非常に残念だ。

漆黒の闇の中、満天の星空はプラネタリウム以上だった。

過去、夜空を色々な場所で見てきたがココが一番だった。


暫し星空を眺め、日の出前の朝マヅメに期待を込めて就寝。



まだまだ引っ張りますよ!(笑)

「EPISODE」 - Road to Danjo Part3 -

釣行記の合い間にちょっとエピソード。


「EPISODE1」 Light House


男女群島には唯一の建造物が存在する。

それは女島の灯台。

映画「喜びも悲しみも幾年月」に登場した灯台だ。

女島南端の断崖上に建造されている。


女島灯台

昨年、平成18年12月5日を以って最後の有人灯台が無人化となった。

女島灯台について → ここ


女島灯台で有名だったのが船舶へ流される気象・海況情報だった。

「各局、各局、各局」

「こちらは女島、女島、女島」

「海上保安庁が女島灯台の気象情報をお伝えします」

「時刻15:33」

「南西の風5メートル」

「天気、曇り」

「視程、10キロメートル」

「波、3」

「ウネリ、1(ひと)」

「こちらは女島、ほな、さいなら

何ともユニークな結びの言葉。

灯台守によってはちゃんと「さようなら」と言っていた人もいたようだ。


無人化となっても定期的に保守に来るらしい。

伊豆の先端にやはり「神子元島」と言う無人の島があり、

そこにも無人化された灯台がある。

本島で釣りをしていて、釣れないと休憩に訪れることがある。


灯台守は居なくなってしまったが、その苦労は大変だっただろうと推測する。

映画「喜びも悲しみも幾年月」を観たくなった。




「EPISODE2」 慰霊碑


男女群島は釣り人憧れの場所。

それは魚影が濃いと言う事も大きな要因のひとつ。

漁師も同じ事。

男女群島は、海の幸が豊富な海域とされた。

明治の頃は珊瑚の採取も盛んに行なわれていた。

しかし、地理的な位置を見ても男女群島は荒波の難所。

当時は、手漕ぎの帆船で天気予報を聞くラジオもない時代。

経験と勘を頼りに操業と航海をしていた。

台風が接近すると五島列島や長崎、鹿児島の港に帰るいとまもなく

島影で風を避けるのがやっとだったらしい。

風や波で岩や浅瀬に船が座礁したり、難破しても普通の海岸ならば岸に

辿り着けばどうにか助かっただろうが男女群島は周囲が切り立った断崖が

続く海岸のためそれは不可能だったようで遭難者が多く出た。

danjo

過去には一度の台風で500余名の命が男女群島周辺で亡くなった事も

あるそうで男島の東風泊と言う場所には漁師たちの霊を慰める慰霊碑

「千人塚」が建てられている。


千人塚

現在までに釣り人も含め、2,000名を超える犠牲者が出ている。


男女群島の岩は独特で滑り易い。

魚を入れる麻袋を敷いてスベリ止めに使う場所もある。

(麻袋は、袋に海水を掛けて気化熱で冷やすのでクーラーボックスを

持ち込めない場所などで重宝する。)


夜釣りでは、色々な怖い話しにも事欠かないらしいが今回、

私は経験しなかった。

危険と隣り合わせの磯釣りだが、その醍醐味を味わったら止められない。

天候の急変が一番怖い。

今回の肥前鳥島でも天候が急変して12時間早く磯上がりとなった。

詳細は暫しお待ちを・・・


焦らして申し訳ないが釣果は、もう少し待って欲しい。

「覚醒」 - Road to Danjo Part2 -

「前置き」

あまりにも小出しで申し訳ない。

理由は写真の整理と不在にしていた為、仕事に追われている。

しかも、男女群島は携帯の電波が届かないので電源を切っていた。

数日間、連絡が取れないお客さんは少々困惑していたので

そのフォローもしているためイッパイイッパイだ。



では、Part2のはじまり。


約4時間の船での移動。

前日からの移動の疲れもあって爆睡してしまった。

海も凪いでいた様で一度も目を覚ます事も無かった。

しかし、エンジン音が小さくなったのが無意識で分かったのか

目を覚ましたら船は停泊していた。

早々に身支度を済ませ船外にでると目の前に男島があった。


北村瀬
                 (右端は北村瀬)


有田瀬
           (左端は有田瀬・男島の鼻方面)


船は、2~3人単位で釣り人を磯に降ろしていく。

我々はまだだと言われたが船外で磯付けの様子を伺う。

渡礁をサポートしていくれる乗り子さんは3人もいて順調に渡礁が進む。

男島の各ポイントに釣り人を降ろし、中ノ島方面へと向かう。


男島&クロキ島
 (左端が男島、中央左がクロキ島、中央右が中ノ島、右端奥に女島が見える)


黒崎
                  (男島・黒崎)


トンガリハナレ
      (独特な形状のクロキ島のトンガリ・トンガリのハナレを望む)


途中、クロキ島を通過し、独特な形状のトンガリ、トンガリのハナレを見ながら

何処に渡礁するのかドキドキしながら順番を待つ。


そして、我々の順番が来た。



        (佐藤瀬、左端の小さいのは佐藤瀬のハナレ)


渡礁したのは佐藤瀬。

3人では少々小さい釣り場と感じた。

(上の写真は、佐藤瀬全体で大きいが渡礁した釣り座から他へ移動

出来なかった。)

佐藤瀬からは男女群島を代表する磯「帆立」、「SOS」が見える。

内心、「あ~、帆立かSOSに乗りたかった~」と思う。


佐藤瀬からSOS
      (佐藤瀬から:右端が帆立、中央右の小さい岩がSOSのハナレ)


早々に荷物を整理し、釣りの準備をはじめる。

準備も終わり、辺りの様子を伺っていると船がやって来た。

船の舳先に今回の釣行を企画した釣具屋の社長が居り、

我々に「遙々来られたのだから場所を替えましょう!」と言ってくれた。

早々と片付けて再度、船に乗り込む。

何処へ行くのか?


改めて渡礁したのは、なんと名礁「SOS」だった。

足場も良く、釣り座も広い。

野宿するにも良い感じだ。


再度、釣りの準備。

日没までの約3時間、充分に堪能させてもらおう!