「EPISODE」 - Road to Danjo Part3 -
釣行記の合い間にちょっとエピソード。
「EPISODE1」 Light House
男女群島には唯一の建造物が存在する。
それは女島の灯台。
映画「喜びも悲しみも幾年月」に登場した灯台だ。
女島南端の断崖上に建造されている。
昨年、平成18年12月5日を以って最後の有人灯台が無人化となった。
女島灯台について → ここ
女島灯台で有名だったのが船舶へ流される気象・海況情報だった。
「各局、各局、各局」
「こちらは女島、女島、女島」
「海上保安庁が女島灯台の気象情報をお伝えします」
「時刻15:33」
「南西の風5メートル」
「天気、曇り」
「視程、10キロメートル」
「波、3」
「ウネリ、1(ひと)」
「こちらは女島、ほな、さいなら」
何ともユニークな結びの言葉。
灯台守によってはちゃんと「さようなら」と言っていた人もいたようだ。
無人化となっても定期的に保守に来るらしい。
伊豆の先端にやはり「神子元島」と言う無人の島があり、
そこにも無人化された灯台がある。
本島で釣りをしていて、釣れないと休憩に訪れることがある。
灯台守は居なくなってしまったが、その苦労は大変だっただろうと推測する。
映画「喜びも悲しみも幾年月」を観たくなった。
「EPISODE2」 慰霊碑
男女群島は釣り人憧れの場所。
それは魚影が濃いと言う事も大きな要因のひとつ。
漁師も同じ事。
男女群島は、海の幸が豊富な海域とされた。
明治の頃は珊瑚の採取も盛んに行なわれていた。
しかし、地理的な位置を見ても男女群島は荒波の難所。
当時は、手漕ぎの帆船で天気予報を聞くラジオもない時代。
経験と勘を頼りに操業と航海をしていた。
台風が接近すると五島列島や長崎、鹿児島の港に帰るいとまもなく
島影で風を避けるのがやっとだったらしい。
風や波で岩や浅瀬に船が座礁したり、難破しても普通の海岸ならば岸に
辿り着けばどうにか助かっただろうが男女群島は周囲が切り立った断崖が
続く海岸のためそれは不可能だったようで遭難者が多く出た。
過去には一度の台風で500余名の命が男女群島周辺で亡くなった事も
あるそうで男島の東風泊と言う場所には漁師たちの霊を慰める慰霊碑
「千人塚」が建てられている。
現在までに釣り人も含め、2,000名を超える犠牲者が出ている。
男女群島の岩は独特で滑り易い。
魚を入れる麻袋を敷いてスベリ止めに使う場所もある。
(麻袋は、袋に海水を掛けて気化熱で冷やすのでクーラーボックスを
持ち込めない場所などで重宝する。)
夜釣りでは、色々な怖い話しにも事欠かないらしいが今回、
私は経験しなかった。
危険と隣り合わせの磯釣りだが、その醍醐味を味わったら止められない。
天候の急変が一番怖い。
今回の肥前鳥島でも天候が急変して12時間早く磯上がりとなった。
詳細は暫しお待ちを・・・
焦らして申し訳ないが釣果は、もう少し待って欲しい。



