皆様、巣篭もり楽しんでらっしゃいますか?
今日は、金曜日。友達から離れてリビングでリモートで授業を受けている息子から提案が出ました。
『おバカな映画を見ながら、ワインを飲もう』と。
マスクして、使い捨ての手袋をして、殺菌ジェルを持って、トルティアチップスとアボカドを買ってくるから、ワカモレ(アボカドのディップ)を作ろうよ、という提案来ました。かなり、息子は煮詰まってます。
刺激のない毎日を送っているうちに、大学の合格発表が進行しています。
例年なら、メールでもらった合格通知を廊下に張り出しちゃったりする高校が多いようですけど、今年はそれもなくてちょっと寂しい。『あっ、〇〇先輩が、ここに受かってる』とか『〇〇君、凄いなあ。こんなに受かったんだ』とか話題になったはずなのに。残念。
今は、一喜一憂しながら、5月1日までにどの大学に行くか決めないといけない時期でもあります。
本当だったら、実際に大学のオープンキャンパスのイベントに参加して、在校生の寮の部屋に泊めてもらったり、話をしたり、肌で大学の雰囲気に触れて最終決断をすることが出来るんですけど、今年は、全てバーチャル。どこの大学も頑張って、色んなイベントをしているようです。
(これは、スタンフォード大学の合格者に宛てたバーチャルなキャンパス体験の申し込み)
アイビーリーグ合格発表のお話は、すでにアイビーデーの後にしちゃったんですけど、その他の有名私立大学の合格率を表にまとめてみました。
(今年と去年の合格率。赤字はアイビーリーグ)
去年と比べて、あまり変わりませんでした。まあ、そんなもんでしょうね。11年生(高2)の皆さん、気が引き締まりましたか?
(これは、南部の名門ノートルダム大学の合格者データ)
(もう一つおまけに南部のハーバードと言われているライス大学の合格者データ)
家にこもってると、どうしても緊張感がなくなっちゃいますからね。行きたい大学に手が届きそうですか?
今年は、5月にあるAPテスト(大学レベルのコースの共通テスト)も物理的にテスト会場に行くことが出来なくて、オンラインでしかもノート・教科書持ち込み可で45分という変則的な形になっちゃいましたし、5月のSAT(どこの大学も点数の提出を求める共通テスト。ACTの点数も可)もキャンセルになっちゃったし、次の大学受験は分からないことだらけです。
先週のブログにも書きましたけど、大学側はそんなこんなの事情で受験生が不利を被らないように対応する、というガイドラインを出してます。骨子は、APテストは例年と同じように考慮すること、SATを受けるチャンスが失われた場合は、点数を出さなくても良いこと、学校が取っていたコースを提供することが出来なくなった場合も、成績がA-Fで出せなくても良いこと等々。
でも、大学側は、自分の大学のカラーにあった優秀な学生を確保したい。
ここ、忘れないで下さいね。
(ボストン大学)
共通テストの点が無かったり、中途半端だったりしたら、どこで判断するか。高校の成績。でも、学校によって格差はある。大学側は、過去のデータから高校のレベルをある程度把握はしてます。とは言っても、ねえ。
それから、有名私立は課外活動を重要視してますけど、これも今年は、出来ない。
じゃあ、何が決め手になるの?
少なくとも、エッセイの比重が上がることが容易に想像出来ます。
覚えてますか?既にコモンアップ(アメリカ私立大学共通システム)の課題は出てますよ。ゲームやマンガで、気を紛らわすのもちょっとセーブして、ちょっと建設的に時間を使いませんか?
ズバリ、この機会にどうです、エッセイのお題について考えてみては?じっくり。どの課題を選べば、自分のパーソナリティが余すところなく表現できるかをまず考えること。そして、もちろん、吟味に吟味を重ねた表現で書くことが肝要。
書いている時に、自己欺瞞にならないように、客観的な目で冷静にアドバイスをしてもらうのも有効です。(これ、商売抜きに言ってますからね。素直に受け取って下さいね。)でも、大切なのは、自分の言葉で自分のことを書くこと。フレックスラーニングでは、いきなりエッセイは書き始めるのではなくて、前段階に時間をかけることを指導してます。自分の考えをまとめるためにも、ブレーンストーミングは役に立ちます。喜んで、お手伝いしますから、お声をかけて下さいね。
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