昨日は、春の嵐に翻弄されました。
南部を恐怖に陥れた竜巻は、結局東海岸には辿り着きませんでしたけど、朝から結構な大雨と突風で、家の前も水浸しになりました。通りからガレージにかけて、傾斜があるんですけど、恐ろしいことにガレージ側が一番低い。これは、どう考えてもマズイ。ガレージのドアを開けたら、絶対に水が入ってくる。排水口も機能してない。不動産を買う時は、天気の悪い日に見に行くべきなのかも。もう、遅いですけど。
(竜巻の被害様子)
と言うわけで、雪用のブーツ(雨靴は持ってない!)を履いて犬の散歩に行きました。
そんなタウンハウスですけど、5月1日までに固定資産税の支払いをしないといけない。因みに、ニュージャージー州の税率はカリフォルニアより高いです。うーーん。
4月15日までに出す確定申告も延長が認められたし、固定資産税も何か特別処置があるかもしれないと思って、最寄りの役所のウェブサイトをチェックしていたら、州知事のこんな特別発令を見つけちゃいました。
コロナウイルスの感染防止のために、刑務所にいる囚人の保釈。つまり、恩赦。えっ!
刑務所と言うのは、混み合っている所で、なかなか適切な距離を囚人同士で保つことが出来難いんだそうです。まあ、分かる気はする。
で、みんな釈放する訳じゃないみたいですけど、ちょっとビビちゃいました。対象は、ウイルスの耐久性がないと考えられている60歳以上。それから向こう90日間に保釈する予定だった囚人。なるほど。それでもねえ。
もちろん、対象に入らなかった囚人にだって感染のリスクはある。人数減らしのために一部の囚人は違う施設に転居させる処置を取るんだそうです。こっちの方が納得出来るんですけど、お金が絡むと難しいんでしょうね。
そう言えば、前のブログで医大生たちが囚人たちと同様、コロナウイルスの影響で、卒業が早くなって医療現場に出陣することになったっていうお話を書きましたけど、今年卒業する大学生を巡って色々な話を聞いています。アメリカでは大学の卒業式は、家族にとっても一大イベントですからね。大学の周りのホテルの予約は1年も前から入れちゃうくらいですし。大学側もオンラインで卒業式をどうやってするか工夫をしていると言う話を聞きます。
リベラルアーツカレッジで超名門、リトルアイビーの一つウイリアムズ・カレッジの学長から卒業予定者とその父兄に宛てたメッセージを知り合いからもらったのでご紹介します。(筆者が適当に訳していることをご了承あれ。)
(ウイリアムズ・カレッジ)
『この数週間、ウイリアムズは卒業式と同窓会(アメリカの大学は、卒業式の同時期に同窓会も行います)をすべきか否かについて論じて来ました。その結果、この6月に予定されている卒業式・同窓会を今までずっと行って来た形で開催することを断腸の思いで私は、中止することにしました。
毎年、私はウイリアムズでの教育を終えたお祝い、そして次の冒険に乗り出すワクワク感を卒業生たちと一緒に実感して来ました。学生たちを一生懸命支えて来たご両親、ご家族の喜んだ顔を見るのは、本当に嬉しいことでした。そして卒業式から1週間後に冒険に乗り出している同窓生がキャンパスに戻ってくるのを迎えるのも楽しみでした。ウイリアムズはキャンパスだけに存在しているわけではありません。世界中にあります。卒業式・同窓会はそれを証明してくれます。
4年生の皆さん、本来のやり方、本来の期日で卒業式が行えないことに私は非常に落胆していますが、どんなことをしてもあなた方の思い出を作ってもらう覚悟をしています。学長である私や大学職員が、あなた方のためにどんな風にしようかと勝手に決めるのではなく、あなた方に聞きたいと思っています。このメッセージに卒業生の方々の考えを教えてもらうための質問状を添付しました。
長年行って来たような卒業式を行うことはまず無理ですが、あなた方にとって意味のある思い出深いものになるような卒業式にしようと決意を新たにしています。4年生の皆さん、質問状にどんな卒業式にして欲しいか是非、記入をお願いします。』
いいメッセージですねえ。手作り感満載。大学も学生も一緒に乗り切ろうとしている。きっと、いい卒業式になりますね。
いい機会ですから、皆さん、ウイリアムズ・カレッジのこと、チェックしてみませんか?アムハーストと並んで、メチャ、難関ですけど、すごくいい大学ですよ。
それじゃあ、皆さまStay safe!
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