トランスジェンダー学生の正しい大学生活 | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子の子供を2人ともアイビーリーグに入学させた母親であるフレックスラーニングのシニアカウンセラーがニューヨーク近郊から発信しています。フレックスラーニングはアメリカ大学進学相談、オンライン家庭教師のプロです。

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ああ、びっくりした。息子から中高のクロスカントリー部の先輩がトランスジェンダーしてしまったと連絡がありました。

 

『ねえ、お母さん、知ってた?』

 

知るわけないです。息子を通してこの子を知っていただけですからね。今、この子は、アイビーリーグと競うレベルの超難関私立大学の4年生です。

 

感心したのは、息子がちゃんとこの子のことを『彼』と呼んだことです。英語は、性別を表すshe だのheだのを使わないといけませんから、どう言う風にトランスジェンダーの人を深層心理で捉えているのか、透けて見えます。最近の子供達は、親の世代と違って、LGBTの人たちをスンナリ受け入れるみたいですね。非常に、結構だと思います。

 

実際に筆者は、子供達が小学生の頃からこの子のお母さんを知っています。インテリでリベラル。自分を責めていないといいなあ、と思ってしまいます。子供が長いこと辛い思いをして来たことに気が付いていなくて。ひょっとしたら、ずっとサポートして来たのかもしれませんけど。筆者が知らなかっただけで。そうだといいなあ。親としては、子供には、何であれハッピーでいて欲しいと思いますもんね。

 

アメリカでは、夏にあるゲイプライドのパレードは非常に盛り上がります。高校生の頃、息子をアイビーリーグ大学の夏期講習に行かせていたのですが、その時にパレードがあって、参加したらしい。アイビーリーグは、リベラルですからね。その時に、コンドームをバンバン配ったようで、大学から戻った息子のスーツケースを開けたら、一生分あるんじゃないだろうか、と言う数のコンドームが出てきました。目が点!高い授業料の成果がこれ!?まあ、こんな具合で、アメリカの子供達は、折に触れて、LGBTの人たちを受け入れる教育を受けています。もっとも、前のブログで言いましたけど、息子の初めてのガールフレンドはゲイカップルの娘でしたしね。だから、息子はこの辺りは、筋金入り(?)

 

https://ameblo.jp/flexlearning/entry-12424489289.html

息子とゲイカップルのGFのお話はこれ『シングルファーザー』

 

(NYのユダヤ教会内にあるLGBTサポートのコーナー)

 

そう言えば、前に、アメリカの有名老舗女子大セブンシスターズについてブログを書いた時に、トランスジェンダーのプロセス中の女子大生の話を書きました。ここで、あえて女子大生と言ったのは、この大学が女子大だからです。アメリカの女子大は、最近では、トランスジェンダーで男になってしまった学生、入る前に女になっていた学生の両方を受け入れています。

 

知り合いのお嬢ちゃんが、セブンシスターズのひとつスミスカレッジで、トランスジェンダー中の学生と同室だったんですけど、別にそれが理由という訳ではありませんが、このお嬢ちゃん、他の大学に目出度く編入することになりました。親元から遠いマサチューセッツから地元南カリフォルニアの女子大に。それもリベラルアーツ大学では、超難関のクレアモントのカレッジのひとつ、スクリプスに。

https://ameblo.jp/flexlearning/entry-12419571244.html

トランスジェンダー中のルームメートを持つお話はこれ。『セブンシスターズ』

 

クレアモントカレッジは、イギリスのオックスフォードみたいに、いくつかの大学が集まっています。合格率7%のポモナカレッジを筆頭にして、クレアモント・マッキーナ、ハービーマッド、ピッツアー、そして女子大のスクリップスの5大学。

 

このお嬢ちゃんは、高3の時にここからも合格通知をもらっていたのですが、親元を離れたい一心で、スミスを選んだ。でも、全く世界の違う東海岸のカルチャーに馴染めず、カリフォルニアに戻ることにしてしまったんですね。元々、合格する実力があった訳で、編入もスンナリ。大学では寮生活をするみたいですけど、自分の車も持って行って、自宅にも帰りたい時に帰るし、UCLAやカルテックに進学した友達にもすぐに会えると言う環境でメンタルヘルスを保つとか。メデタシ、メデタシ。

 

大学の名前やイメージで高校生は大学を選択してしまうことは多いんでしょうけど、実際に進学して見るとうまく適応出来ないと言うことはママあります。ある知り合いの坊ちゃんは、せっかくアイビーリーグのダートマス大学に進学していたのに、たった1年で見切りをつけて2年から南カリフォルニア大学に編入してしまいました。これも前にブログで書きましたけど、コロンビアに行って自殺してしまった息子の友達の例もありますから、自分がハッピーな大学を見つけることは大事ですよね。他にも、ボストン大学に進学した息子の同級生ふたりは、やはり南カリフォルニア大学に編入してしまいました。大学版『同一障害』。

 

https://ameblo.jp/flexlearning/entry-12411520145.html

自殺したコロンビア大学生の話はこれ。『大学はホームスイートホームになれるのか』

 

(ニューヨークにあるアイビーリーグ、コロンビア大学)

 

行きたかった大学に編入でトライする学生もたくさんいます。アメリカの大学はこの辺り結構、フレキシブルです。前大統領のオバマもロサンジェルスの有名リベラルアーツ大学オキシデンタルカレッジに入ったものの、1年でコロンビア大学に編入しています。何でも、ハワイの高校時代のガールフレンドがオキシデンタルに行くので、それに合わせちゃったとか。ちょっと、ほのぼの。編入で一番多いのが、誰でも入れる地元のコミュニティカレッジ(短大)に進学して、ここで好成績を取って州立の4年大学に編入と言うコース。敗者復活戦。

 

それから、よくあるのが、東のリベラルアーツカレッジに進学した後で、アイビーリーグに編入するケース。知り合いの坊ちゃんは、オーバーリンカレッジからブラウンに2年の時に編入しました。アイビーリーグではないですけど、ゲティスバーグカレッジからジョンズホプキンス大学に入ったお嬢ちゃんもいます。

 

こんな具合に、アメリカの大学は硬直的ではなくて、やる気がある学生には常に門戸を開いています。

 

だから、本当に自分の行きたい所に行き着くまで、諦めないで、頑張ってくださいね。

 

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