卒業したワークショップ初級クラスで新しいリズムを教えるというので久しぶりに金曜日、スタジオに入った。しかし新リズムはやらなかった。ジョレをベースにしてソロの練習。それでも水曜のクラスと違って気楽にジャンベを叩けて楽しめる。
終わってからはその仲間と飲んだ。そこで12時を迎えて僕は31になった。話題はジェネレーションギャップへ。「お母さんと一緒」はいまだ放送されているらしいが“あらあら~おやおや~それからどんどこしょ~”と花は歌っていないそうである。支払いは免除された。嬉しい借りは増えるばかりだ。
エレベータで蛾が微動だにしない。腹が減るまでそこに居続けるつもりだろうか、扉が開いて蛾は僕を見送った。
3時間後、戻ってきてエレベータを待っていると4人の職人が僕の後ろに並んだ。そういえば下の階で内装工事をしている。昼時で彼らはコンビニの袋や湯が入っていると思われるカップラーメンを手に持っていた。どの作業着にもペンキが散りばめられている。
扉が開いて蛾が僕らを出迎える。しかし悠然と構えていた姿はそこにはなく、ばたばた暴れだした。職人たちと共に蛾はエレベータを降り、今度は僕が蛾を見送った。シンナー臭が耐えきれなかったようだ。
一期JAMで那須に向かう。今回は9人集まった。中央道に乗ってその道中、大粒の雨が降って先行きが不安になったが、那須インターを降りた頃には霧雨になっていた。
南ヶ丘牧場に以前訪れたことを、そこに着いて思い出す。動物を見て、ロボットホースに乗る人がいて、ソフトクリームを食べて、宿の那須ビレッジへと車を走らせた。
チェックインして休憩の後、買出し班と火起こし班に分かれてバーベキューの準備。肉の他にカレーや焼きそばなど、18時前からのビールを交えながら箸をつつく。
誕生日まで1週間となった僕にサプライズが用意されていた。プレゼントをいただく。嬉しすぎる。その後は皆で生クリームを顔に塗りたくり、風呂で洗い流したものの今度は油性マジックで落書きされ、宴は3時まで続いた。
鼻をほじっていたら、水分40%程度の鼻糞(または鼻汁)に5センチ強の鼻毛が混じって出てきた。毎日のように、好きで鼻毛を切っている僕にとってこれは驚くべき長さだ。
そもそもなぜ鼻毛カットが日課になっているかというと、エチケットというよりもその行為が楽しいからである。毛に対して神経質になっているわけではないので、長い毛が穴の中ではびこっていたとしても構わないのだが、日々の刃をかいくぐってそこまで伸びていた毛には敬意すら払いたい。


