さてこのシリーズもたぶんここでいったん最終話となるかと思います。
関連する話はこのシリーズの1から3までで、4は別の内容なので飛ばします。と言うかその前に、標題が微妙に説明不足ですね。
好きなのは昭和のドラマ全部ではなくて、昭和の刑事ドラマでした。それもどちらかと言うと暴力モノw
要はその「大都会」シリーズの視聴を完遂しました。順番は1→3→2という変則的なものでしたが。そのパート2の感想です。
最近はPCの関係でそういうのはご法度となっています。実際の捜査でもそんな事は出来ないはずです。まあそれでもカルロス・ゴーン事件の背景には日本の人質司法という問題が有って、それこそ国際的な恥な訳ですが。
そういう状況を踏まえた上でもこういう刑事ドラマはスカッとするのですよ。悪いモノは悪いという当たり前の事が貫かれているから。そして悪い事をしたら罰せられるという当然の事が描かれているから。
しかし第33話はいただけない。このエピソードは老刑事が更生したはずの犯罪者をかばう内容なのですが、そのかばう理由というのが、せっかく更正しようとした前科5犯の男と一緒になった女が、その男を捨てたのが原因だとする始末。いや実は昭和の時代ってそういう話ばっかりだったのですよ。
人によっては今でもそうだろなんて(特に女性からは)言われそうですが、確かにそういう土壌だからこそいまだにそれが引きずられているとも言えるのです。例えばこの時代はエンタメ産業に勤める女性が勤務時間外のプライベートな時に酔っ払った公務員から性的に迫られた場合に、それを拒否しただけで逮捕されたりしたのです。本当ですよ。ググってみてください。
そういうのが成長したら40代、50代、いや最近は60代でも、歌のお姉さんに彼氏がいる事がわかると逆上したりするのです。そういう意味でこの時代を懐かしむのは程々にするべきなんですよ。自戒を込めて。