MoMAの自由ページリンク設定
今回のMoMAのサイトリニューアルで、個別の検索を行って出て
きたページに
" Permalink: Create a permanent link to this page "
という表記がされるようになりました。
単に、表示されている URLを切り取るだけなのですが、これは、
「あなたのサイトやブログから、この画像付き解説ページに
自由にリンクして良いですよ」 ということらしいです。
公に、しかも、MoMAが許可を出したということで、これは意義
が大きいでしょう。
現状の検索エンジンは、アーティスト名での検索でも、ウィキは
まぁ良いとしても、商業ベースのサイトが上位に現れて優勢に
なっていますが、やはり、ちゃんとした美術館が1ページ目に数
件は現れるべきでは無いかと思います。
MoMAさんに、そういう意図があってか無くてか判りませんが、
美術作品の閲覧リンクがオープンにされたことは、今後、広が
りが期待できます。^^
ストックホルム近代美術館 その3
ピカソ、ブラック、カンディンスキー をアップしました。
さて、この美術館は、北欧スウェーデンの首都ストックホルムの王
宮の近く、ストックホルム国立美術館の 20世紀部門を分離独立す
る形で、1958年に設立されたものです。
歴代の館長さんの意向がコレクションに反映されていることは当然
あるでしょうが、美術館友の会の意見の反映や、国内のコレクター
たちからの寄贈によっても形成されてきているとのこと。
当初から、よほど明確で統一されたビジョンが提示された上で、多
くのパッションやエネルギーがまとまるように実行されてきたので
しょう。そうでないと、こういった、まとまったコレクションには成立し
得ないのでは無いか、と思います。
スウェーデンの国民性って、これまで、あまり気にしたことが無い
のですが、そういう独特の集中力を持っているのでしょうね。
ウィンタースポーツやIKEAなどでも、気にしてみたいと思います。
ストックホルム近代美術館 その2
キルヒナー、ノルデ、マティス、モディリアーニ をアップしまし
た。
ストックホルム近代美術館の経緯を書こうと思っていたので
すが、キルヒナーのセットをしていたら、MoMAの『 ストリー
ト、ドレスデン 』 と『 ストリート、ベルリン 』の画像が追加され
ていたことに気づきましたので、急ぎ、その追加をしました。
それで、少し、脇道へそれてしまいますが、、
キルヒナー 『 ストリート、ベルリン 』 1913 MoMA蔵
ブリュッケの作品は、とかく「退廃」と批判されたことでひとく
くりにされがちであり、説明も、そこまでで終わってしまう事
が多いのが個人的には不満です。
この作品も、いろんな世界の、いろんな人々の思惑がうごめ
く賑やかな「夜」の始まりを、全体的に尖った形と、それに
マッチした色彩で表現した、とても活気のある絵です。
また、MoMAにて、この作品の前に立ったとき、隣で長いこ
と見入っていた中学生ぐらいの女の子の目の輝きが強く印
象にあって、あの時、「どう感じる?」と訊ねてみればよかっ
たなぁ。
きっと、「敗退」などとは全く違う感想が聞けたはず、と思う
のです。
Europeana
" My Europeana " という個人用機能が完成して再開した、と
いう連絡が来たので、早速、アクセスしてみました。
・ この検索条件をセーブする
・ この検索結果ページをセーブする
・ この検索結果のページにコメントを付けてセーブする
・ このページを友達に紹介する
といった機能が使用できます。
一度絞り込んだ検索条件をセーブできるというのは便利です。
ただ、全体に、これは、一般的な機能でしょう。
ん? 「一般的」と言いましたが、それは、欧米の大手美術館
サイトの事であって、日本にはありません。
・ Webの訪問者を会員化する
・ 既会員の再訪を増やす
・ 既会員へニュースレターを送る
・ その会員が他の人へ広めてもらえるようにする
・ 全体でファンを増やしていく
といった美術館Webコミュニティ機能が、日本では、少しも
発達してきていなんですよね。:-(
ストックホルム近代美術館 をアップ
再び、数回に分けてお送りします。
ココのコレクションも良いですねー。
初回は、マグリット。
『 赤いモデル 』 1935
は、ポンピドゥー・センターのと同じ作品。
一人で勝手に歩き出しそうで、きもい、
でも、思わず笑ってしまう、あの「足靴」です。
神戸市立 小磯記念美術館 の URL変更
小磯記念美術館 のHPにアクセスできなくなったと思ったら、
神戸市のサイト全体が移動したそうです。
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/koisogallery/
かえって、長い URLになっちゃったなぁ。
"culture" の下に、また "culture" のフォルダって、何だかなぁ。。
"Memorial Museum" の正式名を "gallery" としてあるのも、どうも、
しっくり来ないですよねぇ、という感じです。
MoMAのHPへの無線アクセス
以前、無線回線でアクセスするとページが開かなかったのですが、
リニューアル後は問題無くなったようです。
おそらくは、サーバーと回線のキャパが小さくて、低速アクセスは
弾いていたのでは無いかと思います。
つまり、リニューアル前は、至極、非力なサイト構成であったのか、
もしくは、アクセスが多すぎて、追いついていなかったのでしょう。
ともかく、快適になってよかったです。MoMAのサイトを見たい
時に見られないというのは、精神衛生上も善くないですしね。^^
ケータイ割引券
最近、HPにケータイの割引券が掲載してあって、それを窓口で
見せると値引いてもらえるという美術館が増えてきましたね。
道すがら「ココは使えるかなー?」と期待しながら歩いていくの
が楽しみです。^^
会員登録形式のもありますが、諸事、予約して行動するという
のが苦手な性分なので、その場で発見することが良いのです。
「この印籠をご覧くだされ」と、ケータイを取り出して 100円引い
てもらえると、妙に得した感があったりして。
でも、結局、帰りのショップで当初の予定以上に買い物してる
んですけどね。
数ヶ月前ですか、山種美術館で、それやったら、
「印刷しないとダメです」と言われてしまいました。
う、、だめなんですかぁ。。。
と、先ほど山種美術館のHPを見てみたら、
> 携帯画面提示でのご利用はできません。必ず本ページを印刷し
> て美術館受付にご持参ください。
としっかり記載してあります。
同じ事する人がいるんだろうなぁ。(笑)
国立ウェールズ美術館 その4
セザンヌ、ゴッホ、コロー をアップしました。
これで以上です。
デーヴィス姉妹が収集を始めたのが 1908年ごろからということで
すから、そうすると、姉は 26歳、妹は 24歳だったのですね。
「お姉さま、この絵、すばらしいと思いません?」
「マーガレット、でも、少し、お高いですわ」
「大丈夫。お父さまにおねだりすれば、きっと、良いよと言っても
らえますわよ」
「そうね、いただいていきましょ」
みたいな、ブルジョワジーな会話があったのでしょうかねぇ。
岸田劉生
昨日、岸田劉生へのアクセスが急に増えたので、何だろう? と
思っていたら、オークションのニュースが流れたのですね。
『 静物(砂糖壺・リーチの茶碗と湯呑・林檎)』 1919
という作品で、1億3500万円で落札されたとのこと。
さて、どこかで公開されて拝見することが出来るでしょうか。