いっちゃんのひとり言
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証券マンひりひり日記

私はこのドキュメント日記シリーズの愛読者のひとりである。

今まで読んだ中で面白かったのは「電通マンぼろぼろ日記」(電通マン 福永 耕太郎)、「タクシードライバーぐるぐる日記」(タクシードライバー 内田 正治)等々色々とある。

今回の「証券マンひりひり日記」は元証券マンとして共感するとこをも多く、大いに笑えた。

著者の日野山大氏は1973年生まれで日興証券出身である。

私より14歳下である。

日野山氏は1996年に日興証券に入社しているが、バブル崩壊後の証券業界は、下り坂であった。

私は当時、野村證券の大森支店長であったが、四大証券の一つであった山一證券が潰れ、長銀、日債銀と大手の銀行もバタバタと倒れていった時であった。

四大証券も損失補填問題や総会屋問題で世間からの信用は著しく落ち、アジア通貨危機もあり、金融不安が台頭していた。

そうした状況下で日野山氏は四大証券の3番目の証券会社である日興証券に入社した訳だ。

野村證券もすごい会社であったが、日興も現場の営業は大変だったのだなと、この本を読んで知った。

現場の営業課長の後頭部に円形脱毛が2カ所あった話など、リアルで笑える。

私など未だに髪が生えない天然照る照る坊主状態である。

日興の営業課長は私に比べたらまだまだ甘い。

証券会社の支店の営業現場の描写が、当時の雰囲気を実に正確に表現している。

野村も日興も同じようにノルマを達成するために、現場の営業マンは必死に頑張っていたということだ。

そして、日野山氏はある件で会社を早期退職する。

退職金は4000万円。

48歳の時だ。

その後、金融機関への就職は出来ず、1年間経過後、ようやく焼肉店のホールスタッフの職を得る。

人生、わからない。

一読あれ!

 

 

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米金利の上昇一服

FRBのウォーシュ議長が、トランプ大統領の期待に背いて、3年ぶりの利上げに踏み切った。

インフレに対する楽観論は崩れた。

しかし、ウォーシュ議長の判断はマーケットでは好意的に受け止められている。

その後、米国10年債利回りは5%を下回った。

8営業日連続の上昇に終止符が打たれた。

そして、トランプも今回はウォーシュに対して批判は控えめにしている。

自分で選んだFRB議長だから、今はイラン戦争の失態もあり、11月の中間選挙もあり、動きたくても動けないのが本音であろう。

現在のトランプの支持率の低さではウォーシュを強烈に非難するのは逆効果となると思ったのであろう。

いずれにしても、トランプは自分のお気に入りの利上げNG派のウォーシュという犬に自分の手を嚙まれたということだ。

最近、日米の株式マーケットを見ているとボラティリティがすごい。

1日にこんなにアップダウンするマーケットになってしまったと感じる。

日経平均株価で1日に500円とか下落したら昔なら大ニュースである。

しかし、今やAI取引やデジタル高速取引、アルゴリズム売買等によって、下落水準に応じてすぐに反応し、大きく市場を動かしてしまっている。

業績が良かろうが悪かろうが、指数に組み込まれた銘柄は全体の水準が変わると売られることになる。

昔、2008年のリーマンショックの時のダウの最大下落価格は770ドルだった。

その770ドルのダウの下落でリーマンショックを全世界に大津波のように伝播したのがウソのようだ。

今日の500ドル前後のダウのアップダウンはマーケットでは無風と言うらしい。

市場における基準値が過去に比べて大きくなってきている。

AI関連の銘柄の値動きも上下に激しい。

株価の絶対値も大きくなってきている。

 

 

 

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鳥の囀りとともに起きる

茅ヶ崎の別荘は最高である。

鳥の囀りとともに目が覚める。

2階の寝室の8カ所の全ての窓を開けると、潮の香りのする爽やかな風が入ってくる。

庭側の窓からは大型犬を連れて菱沼海岸へ向かう人々が見える。

都会では飼えないクラスの大型犬である。

どの人も穏やかな顔をして犬と散歩をしている。

先日は、別荘の近くをぷらぷらと一人で散歩してみた。

ゴルフ場に隣接している住居は比較的大きな個性的な家が多い。

自分の家のテラスに寝そべって日光浴をしながら、こんがりと身体を焼いている御仁もいた。

私より年上とお見受けしたが、茅ヶ崎の絵になっていた。

事業か何かで成功し、週末はこの地で海と自由な生活を楽しまれているのだろうと想像した。

その先へと歩を進めると、ゴルフ場の9番ホールにぶつかる。

そのホールの見える土地が新地となっており、売地と看板が立てられていた。

その売地を見ていると、白い車から人が出てきた。

私に名刺を差し出し「明治地所の営業本部長の〇〇」と申し出てきた。

名刺の右上には「優良産業人受賞 売買件数個人実績第1位 ベストマイスター賞2回受賞 日テレ番組で紹介されました」と印字されていた。

その営業本部長に何坪あって、坪いくらかと尋ねた。

彼はすぐに「150坪で坪単140万円で、2億1000万円です」と回答。

と言うことは私の土地は220坪あり、しかも海にもゴルフ場の受付にも近い。

坪単140万円より高くなるはずだが、最低でも3億800万円以上の土地の価値はあるということだと思った。

いけない、いけない。

すぐにビジネスの世界に思考が戻ってしまう。

ここは優雅に過す茅ヶ崎の地だ。

ビジネスは東京ですればいい。

「三つ子の魂百まで」が恨めしい。

 

 

 

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タオル魔の市村

私は、妻から「タオル魔」と呼ばれている。

なぜなら、毎日の風呂上がりにバスタオルを3枚使うからだ。

まず1枚目で全身を拭く。そして2枚目を腰に巻き、3枚目を肩に羽織る。

これが私の風呂上がりのスタイルである。

ダウニーの優しい香りがするタオルに全身を包まれると、一日の疲れも和らぎ、なんともリラックスする。

そんな話しを若い人たちとしていたら、こんなことを言われた。

「市村社長、今はバスタオルもキャンセルするんですよ」

バスタオルをキャンセル?

最近、「○○キャンセル」という言葉をよく耳にする。

確かに、ここ1〜2年では「風呂キャンセル」や「キッチンコンロキャンセル」など、これまで当たり前だったものを、あえて使わない、持たないというライフスタイルが若い世代を中心に話題になっていた。

ついにバスタオルまでキャンセルされるらしい(笑)

調べてみると、一般的なバスタオルを使う頻度が減った人や、使わなくなった人などは約3割。

理由は「干すスペースを取る」「洗濯が大変」「収納に場所を取る」など。確かに合理的ではある。

面白いのが、バスタオルをやめる人が増えたことで、その代わりとなるタオルが商機になっていることだ。

「バスタオル卒業宣言」「#バスタオルやめました」など、商品名からして実に今っぽい。

一般的なフェイスタオルより少し大きく、吸水性が高く、乾きやすい。中には累計1000万枚を超えて売れている商品もあるというから驚きだ。

大きくてフカフカが心地いい人もいれば、小さくて洗濯が楽な方が心地いい人もいる。

時代によってライフスタイルが変われば、「快適」の基準も変わるのだろう。

風呂をキャンセルし、コンロをキャンセルし、ついにはバスタオルまでキャンセル。

次はいったい何がキャンセルされるのだろうか。

ただし、私はキャンセルしない。

今夜も3枚。

ダウニーの香りに包まれながら、タオル魔の夜は続くのである(笑)

 

 

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お前の替えはいくらでもいる

経営から出された収益目標を達成するという収益責任のないリーダーは組織から去るべきである。

戦略のない一生懸命を強いる上司はアホ。

存在価値がない。

収益目標達成のための計画の立案、確実に実行していくための「3カ月先行管理」ができないリーダーも不要。

リーダーはどんなアホでも、どんな奴でも使い切らねばならない。

「部下が使えないんじゃなくて、上司のお前が使えないのだ。」

私は今、特設経営者合宿を北軽井沢の研修センターで毎月行なっているが、気が付くことがある。

それは、中小企業のマネージャークラスのリーダーたちは管理のやり方を教わってきていない。

だからできないのだ。

管理職ではなく、マンションの管理人となっている。

管理人室で人の往来をただ見ているだけだ。

中小企業は他に「替え」がいないから、そこにしょうがなく座らせているだけなのだ。

ボンクラなリーダーはその事実にすら気付いていない。

野村證券という超大企業に在籍していた私には「替え」がいくらでもいることを知っている。

そして、大企業には敗者復活戦のないトーナメント戦を日々勝ち抜いていかねばならない。

この大企業ならではのヒリヒリ感を感じられないのが中小企業なのだ。

ベンチャー企業の優秀層ほど、ライバルもいないし、一発勝負のトーナメント戦もないし、敗戦を許容するぬるま湯メンタリティになってしまう。

企業トップの社長はマクロに世界・社会の構造を見て、自社の提供価値とポジションを考えねばならない。

そして、社員たちに「自分たちの仕事の意味」と「ビジョン」を熱く語るべきである。

リーダー足る者はマイク一本で自分の生言葉で、部下にビジョンと戦略を語れているだろうか。

部下の心に着火しているだろうか。

「夢も希望もない」みたいな顔をしたリーダーが歩いている会社で、部下はどんな気持ちで頑張ったら良いのだろうか。

 

 

 

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