
恩を仇で返すのか!?
2019年の春だったと記憶している。
コロナ禍前でもあり、いつもと変わらぬ特設経営者合宿を開催した。
その合宿に参加したワンルームの物上げ会社が1年半前に倒産したと、その会社の元オーナーから伺った。
マメタンクのようなトップ2人が頑張って物上げ組織を作っていた。
私の特設合宿に参加してから、組織拡大のために中途・新卒の採用を積極的に行ない、優秀な新卒もどんどん入社してきた。
オフィスも手狭となり、新オフィスも渋谷のど真中に開設した。
若手の入社とともに業績も向上してきたが、問題も発生してきた。
ひとつは、若手を教えるべき教育担当課長クラスが複数名辞めていったのである。
新人が大量に入社してきても、OJTで教える上司が不足しているという状況が発生したのだ。
もうひとつは、営業サポートをしていた優秀で地頭の良い女性がやはり退職しマニュアルのアップデートや資料の作成ができなくなった点である。
そして、トップ自身の驕りである。
オーナーから株式を買い、自分の会社にしたのはいいが、対外的信用はオーナー及びオーナーの会社にあった。
銀行もオーナ―に対しての信用から多大な融資を実行してくれていた。
現場では対象見込み顧客を見つけてきても、クローザーの数が少ない。
よって収益化する数とスピードが落ちる。
結果としてコストを上回る収益が上がらない。
赤字が続き、運転資金もショートし、会社は潰れたということだ。
この話には後日談があった。
そのオーナーは自分の元を離れ独立してやって失敗した2人を再び自分の会社で1年半も雇ってあげたと言う。
私はこの話を聞いて、このオーナーの度量の大きさに感動した。
一人に85万円もの給与と1年半も払い続け、結局は1年半で1円も2人とも稼いで来なかったとの事だ。
全く力がなかった2人だったのだ。
残念無念。
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