断片の集積 -17ページ目

断片の集積

日々の断片を記憶に残すために集積する



主にポルトガルでの生活について

ofw wfoが終わってしまうらしい。


最近なにかが終わってしまうということが多い。


これはもちろん彼らが忙しくなってきたから音楽に専念するための前向きな終了だと思うし、番組内でもbayfmはいつでも帰ってきていいと言っているから成長して戻ってきたいというようなことを言っていたけれど、でもやっぱりファンとしてはさびしいものがある。


ネット放送では生うたが聞けなかったというのが残念だな。いろんな歌を生うたでうたっていてどれもよかったけれど、一番印象に残っているのはLAST DANCE(AIR)だなぁ。 あれは原曲を軽く超えていたと思う。どっかのイベントとかでいいからもう一度聞きたい。


終わると言えば卒業シーズンだね。一昨日研究室にむけてワインを送った。

送料が大変なことになってしまったけれど、先輩たち一部後輩たちにもう会えないと思うとしっかりと感謝の気持ちを伝えなければいけないと思った。


またOB会などでは会えると思うけれど、その時にしっかりと笑って、いい顔をして会えるようにしたい。そのためにはちゃんと精進して充実した日々を過ごしていなければならない。

頑張ろう。


高校を卒業する時のアルバムにも同じようなことを書いたな。久しぶりに誰かと会った時(それが道端でばったりとというシチュエーションだとしても)に疲れた顔とか相手を不快にするような自分でいたくないから。笑顔でいたい。自分に正直に、自分のやっていることに納得できていれば辛くても笑顔でいられるかな。

頑張ろう。


卒業を迎える皆様、本当におめでとうございます。


めんどくさいからさらっといこう。


18日目の途中から。ミケランジェロが浴場跡を改修した聖堂。

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入口のデザインがかっこいい。
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そして会いたかった聖テレジア。ベルニーニの美しい彫刻。会いたかった人に出会えた。美しかった。ベルニーニは天才だ。
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そして、もう一人の会いたかった人。ベルニーニほんとすごいだろ。指先が肌着に食い込むさまを彫刻でここまでなめらかに表現できるなんて。何度でも何度でも会いに行きたい人。幸せだ。

個人的に達した結論は建築のすごさはボッロミーニだけれど、芸術家という観点(その中に建築家も含まれる)で言うと圧倒的にベルニーニの勝ちだ。
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そして夜スタディオ・オリンピコへ。

ラツィオvsフィオレンティーナ。チケットは15ユーロ。結構あっさりと買えた。

スタジアムの入り口前広場の床に彫られたモザイク画。
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中に入って見るとガラガラ。あとから知ったところによるとチームの経営方針に納得できないラツィオファンが応援をボイコットしたのだという。試合はあっさりとラツィオが先制したがボールポゼッションはフィオレンティーナのほうがよく、後半終了間際についにフィオレンティーナが決めて1-1の引き分けに終わった。ラツィオは前半終了間際のビッグチャンスを決められなかったのが響いた。でもサッカーなんてそんなもの。
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19日目、ヴァチカン美術館が無料(毎月最終日曜日は無料)ということで会館の30分程度前に行ってみるとすでにすごい人の行列。でもシスティーナ礼拝堂は見ておかなければと思っていたので並んだ。


ここも写真撮影禁止だけれど、みんな撮っていたし、静かにしろって叫ぶ警備員の声がうるさかった。

すごい人の数だし。落ち着いて絵画を鑑賞するのは難しい環境だな。
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ヴァチカン美術館の新館は美術館として建築がなかなかよかった。
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光の取り入れ方とか気持ちいい。展示品をどこにどう配置するのかってのがいかに難しいかがよくわかる。
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その後。フォロ・ロマーノへ。もちろんコロッセオも見学。

フォロ・ロマーノはすごいけれど、昔(当時)のイメージがつかみにくい。日本の昔の宮殿の規則的な建物配置と違ってローマは施設配置に規則性が全くないので。
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カンピドリオ広場。
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夕方からはEURへ。なんだかんだいってこの建築はかっこいい。

EURはちょっと筑波みたいだった。それに気づいてしまって筑波が怖くなった。

EURを歩いているときいろんな意味でちょっと鳥肌立ったもの。これは気持ち悪い都市だな、やばいだろって意味と、でもそこに建っている建築はかっこいいんだよなっていう意味で。
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21日目、最終日。

この日はゆっくりと時間をかけてヴィラ・アドリアーノへ。
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ヴィラ・アドリアーノは観光客が全然いなくて、あまり無駄に整備されすぎてもいなくて最高だった。

間違えなく見なければならない場所の一つでしょう。



最後に夕焼けのサン・ピエトロと
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テンピエット。やっぱりブラマンテはかっこいい。テンピエットも訪れて初めて分かるすごさがある。
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結構無理してたくさんの建築をめぐるハードな旅だったけれど建築が好きだから、そしてサッカーが好きだから全然辛くもないし本当に楽しくて楽しくてたまらない日々。


写真もたくさん撮ったからブログに乗せる写真を選ぶのも、アップするのも一苦労。

書き終わってよかった。。

15日目、この日はヴェネチアからボローニャを経由してフィレンツェへ。

結局、時間を有効に使えたからよいのだけれど、ヴェネチア→ボローニャ間もボローニャ→フィレンツェ間も鈍行で行っても大して時間はかからないのによい電車が見つからずに特急に乗ってしまった。お金がもったいない。券売機でちゃんと調べれば鈍行の時間も調べられたらしいのだが…。


さて、ボローニャ。やはりポルティコの街並みが一番の注目だったのだけれど、いろいろと面白い試みと出会うことができた。

マッジョーレ広場に面した宮殿跡は市立図書館(多分)にリノベーションされており、このリノベもなかなか興味深かった(こんなに革新的なことがなされている歴史的建造物ってあまりないと思う)けれど、この建物の最上階がボローニャの新たな都市計画や他のリノベ建築の紹介などの展示がなされており、この展示もかなり面白かった。他のリノベ建築の場所が載った地図ももらったのだが結局この図書館以外には一つしか探し出すことができなかった。
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大部分は宮殿の構造体や装飾を残した3層吹抜になっており、この周りに読書スペースや展示スペース、ワークルームなどが入っている。一階は自由に会話のできるフリースペースになっておりその空間はとてもよかったのだが、吹抜のためそれらの声が読書スペースまで筒抜けで、本を読む環境としてはどうなのだろうかと疑問に思った。


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3階展示スペースから見た屋根裏。宮殿の元々の屋根の上に鉄骨の構造体が入り二重の屋根をなす。これにより、トップライトを設けることが可能になりホワイエは明るい空間となっている。


さて、次の写真は世界初の階段教室型解剖実験室。WWⅡ後に修復されているらしいが(爆撃されたため)木で覆われた空間はなんだか血の匂いがしみ込んでいるように感じた。とてもきれいなんだけれど何処かちょっと怖いような。
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そしてボローニャで出会った面白い試みpart2。街のあらゆるところに期間限定のアートが飾られていたのだ。下の写真では天井に張られた凧のようなものがそれ。日本でも街中でアートの展示をすることはよくあるけれど、都市の本当に中心で行われていること、しかもそれらのある場所がすべて歴史的な場所であること(一部比較的新しく作られたと思われるパッサージュ的空間にも展示されていたが)というのはすごい。作者もやっぱり大分何処に展示されるかということを考えて作品を制作したんじゃないかな。この作品も天井画とマッチしていてなかなか良かった。
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そしてポルティコ。これだけすべての場所にポルティコがあるっていうのはやはり独特の景観を作り出している。そしてポルティコを歩くのは気持ちがいい。ものすごくきれいで光と影のコントラストが目立つところも汚らしくて薄暗いところも街中にあるってことが素晴らしい。
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ボローニャはよい街だったけれど、荷物が重くてくたびれたな。

そしてフィレンツェへ。

まず出会ったのはサンタ・マリア・デル・フィオーレ。この日は時間的な都合で内部には入れなかったのだが外観は想像をはるかに上待っており圧倒された。そりゃドームもすごいけれど、ファサードもめちゃくちゃすごいじゃないか。


パラッツォ・ヴェッキオ。
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さらにはオスペダーレ・デッリ・インノチェンティ。この写真では右側に見えているのがそれ。正面に見える教会の内部空間もよかった。お勧めです。
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フィオレンティーナのエンブレムの年代ごとの変遷のポスター。サッカー好きにはたまらない。フィレンツェはホームクラブがフィオレンティーナ一つだけだし町全体としてフィオレンティーナを応援しているのを感じた。

この日は街がそわそわしていた(そういうのってわかるものなのだ)ので、試合があるのかなと思ったけれどスタジアムの場所も分からないし特に行動は起こさなかった。

しかし後で調べてみるとこの日はフィオレンティーナ対ミランの大一番があったという。しかもスタジアムはルイジ・ネルヴィの処女作ということで建築マップに載っていたし。

この旅で唯一の後悔はこの日スタジアムに行かなかったことだ。
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そうそう、フィレンツェの宿は一泊12ユーロと激安なのに中心部に近いし、キッチンはついているしで最高だった。フィレンツェに職探しに来たスペイン人、考古学でマスターの論文を書くためにリサーチに来たフランス人(マルセイユから)、観光に来たアルゼンチン人のカップルと同じ部屋だった。この日は特に絡みもなく寝たけれど、次の日の夜はみんなで飲んでとても楽しかった。



16日目。この日はひたすらにフィレンツェ観光。


まずはやはりフィレンツェのドゥオモへ。外観の派手さと比べ内観はさっぱりとした印象。外観が予想以上に派手だと感じたので内観はどんなにすごいことが待っているかと期待したが、そこはやはりルネサンス。落ち着いていていい。
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続いてサン・ロレンツォへ。付属図書館のエントランスが2階なのだが、下はそこへと続く階段の写真。写真で言うと右側に中庭がある。些細なことだけれど、こういう開口の取り方が気持ちいいし、現代建築家がよくやるようなこういう操作が16世紀の中ごろにも普通になされていたんだなって妙にじんとした。
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サン・ロレンツォ外観。裏側から入るメディチ家礼拝堂もよかった。この礼拝堂はイタリアで初めて「EU建築学生」を主張して入場料が無料になった。
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サンタ・マリア・ノッヴェッラへ。ここはアルベルティのファサードが何と言っても素晴らしい(他のルネサンス聖堂のファサードを見ることでその凄さは鮮明になった)のだけれど、内部は美術館のように絵画が展示され、こんなに素敵なステンドグラスもあった(写真撮影禁止だったかもしれない汗 ばれないように撮ってしまったけれど)。

イタリアの唯一の難点は教会に入るのにもお金がかかること。リスボンなら基本タダなんだけどな。
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パラッツォ・ルチェライ。フィレンツェと言えばパラッツォ、パラッツォと言えばパラッツォ・ルチェライ。ファサード全体に及ぶオーダーの原理の適用の最初の例とか、もちろんそういうことも気にして見たけれど、それよりもこのパラッツォは完全にファサードのデザインがファサードにしか適用されていないことにびっくりした。他のパラッツォって割と四面ともちゃんとデザインされているんだけど。
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そして、サンタ・クローチェとそこに付属するパッチィ家礼拝堂へ。内部写真
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と外部写真。内部も面白いけれど、やはり正面からのバランス感はきれい。

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そうして夜のサンタ・クローチェのファサード。これもかっこいいと思う。でもやはりサンタ・マリア・ノッヴェッラは別格。
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もう日も暮れてしまったが一日遅れて市立スタジアムへ。やはり小さい。こういう小さいスタジアムで試合を見たかったと思った。また、グラウンドがGLよりも低い位置にあり、客席はGLより下と(全方位完全に抜けているGLを挟んで)まるで浮いているような上部席に分かれており、スタジアムのこちら側からスタジアムの向こうう側を走っている車が見えるというのはかなり面白かった。

構造はコンクリートだけれど、柱が細く、美しいデザイン。スタジアムを見れば見るほど、ここでサッカーが見たいと強く思う。次来た時は必ず試合を見ることを誓う。
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スタジアムを訪れた帰りにはせっかくなのでと建築マップに載っていたサヴィオーリの集合住宅も訪れた。これもまたおもしろい。刺激が多いというのは本当に素晴らしいこと。
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そしてこの日最後は夜のミケランジェロ広場へ。正直途中かなり暗い夜道を通り、久しぶりに「ここで襲われたらまずいな」という身が引き締まる思いを体感した。一人海外旅行を初めてしたころなどは常に気を引き締めていたけれど、最近では(特に留学してからは)もう日本にいるときと同じ気持ちでヨーロッパの夜の街も出歩けるから。
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この日は先にも書いた通りみんなと酒を飲み交わしてから気持ちの良い眠りに着いた。



17日目 フィレンツェ→ローマ

まず、昨夜のミケランジェロ広場からの素晴らしいフィレンツェの眺めが太陽の光の中ではどのように見えるのかが知りたくて再びミケランジェロ広場へ。
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そして、ミケランジェロ広場側にあるサン・ミニアート・アル・モンテ聖堂へ。この聖堂のファサードも素晴らしいし内部も木造トラスにイスラムのような着色がされておりよかったのだが、やはり面白かったのはファサードと周辺の建築のあり方の関係性。フィレンツェはファサードだけが独立している教会が本当に多い。
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そしてパラッツォ・ヴェッキオへ。すべての部屋に美しい天井画が描かれていること、公開する部屋とオフィスが当たり前のようにこの歴史的建造物の中に混在していることなど興味深い点は多い。
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ポンテ・ヴェッキオ。
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これは語るまでもないけれど、こんな橋は他にないでしょ。貴金属の見せ方も美しい。
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この日はローマ行の電車に乗り遅れたため、2時間も暇ができた。アルベルティの素晴らしいファサードの前で駆け回る犬たちを見て時間を潰していた。ここの広場はベンチのデザインなどちゃんと考えられたデザインされた広場で居心地がよい。そしてじゃれあう犬たちを見ているのは全く飽きない。
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鈍行で4時間かけて着いたローマはもう夜。サン・ピエトロのそばのホテルにチェックインした後、夕飯を探しつつ夜のサン・ピエトロ広場へ。

みなさん、もし初めてのサン・ピエトロに今後行く機会があるならば、それは夜がいいと思います。

ほんとにね、はじめて訪れた夜のサン・ピエトロは美しくて泣きそうになった。これは嘘じゃない。ほんとになんかすごかったんだ。言葉にはできない。言葉にしたら陳腐で弱くなってしまう感情。
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18日目。この日も最初はサン・ピエトロ。ローマは朝が早いから、僕も頑張って早起きをしてまだひとの少ないサン・ピエトロへ。

内部も素晴らしいけれど、やっぱりベルニーニによる広場が一番好き。
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柱は太いね。この列柱空間は頭でわかっていても実際に自分の足で立つと圧倒されるな。
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サン・ピエトロファサード。こんなスケールなんだもんな。
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ベルニーニの彫刻の立ち並ぶサンタンジェロ橋を渡りローマの中心へ。この日はベルニーニ巡礼にすべてを費やしても過言ではない。そしてベルニーニの彫刻にはその価値が十分にある。
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そうは行ってもベルニーニのほかにも見るべきものがたくさんあるのがローマ。

パンテオン。思っていたよりもドームのマテリアルがつるつるとしていた。もっと表面が粗いと思い込んでいた。
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ボッロミー二のサンティーボ。内部は入れず。
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同じくボッロミーニ、ナヴォナ広場に面して建つサンタニェーゼ聖堂。この向かいにはベルニーニのいわくつきの噴水が。
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この日はローマという都市を舞台に様々な学習をする子供たちの姿がたくさんあった。
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いくつかの聖堂
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トレヴィの泉。すごい人の数。でもこの場所に立って見るとこの場所が特殊な場所だということがよくわかった。
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そして、サン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ。ボッロミーニの傑作。これもどうしても見たかった建築のうちの一つ。

この建築はやっぱりファサードがすべてだと思う。もちろん内部も独特だし息をのむよ。でもやっぱりこの建築が唯一無二なのはこのファサード。ボッロミーニの特徴は垂直方向に長くのばされた柱。その柱と歪んだ曲線が独特の表情を作る。すごい立地だけど、建築知らない人でも足を止めるんじゃないかな?そのくらいすごい建築だと思う。
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内部。バロック。柱がほんとに長い。
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写真がこれ以上貼り付けられないのでひとまずここまで。

イタリア編は9日目から。


マルセイユから列車はニースを通り、モナコを通り、コルビュジエの休暇小屋のあるカップ・マルタンを通ってヴェンティミリアに着いた。

マルセイユを昼ごろ出て、ヴェンティミリアに着いたのが16:30過ぎ。ここで16:50発のミラノ行きに乗り換えて21:00少し前にミラノに着く予定だった。

しかしここで問題が発生する。そのタイムスケジュールに同意してチケットを買ったはずなのにヴェンティミリア→ミラノのチケットが18:50発の一本遅い便になっていたのだ。まあ、でも何とかなるだろうと思って駅で交渉してみると、前の便に変えるには席を確保するために+7ユーロ必要だという。

「でも、俺はこれに同意してチケットを買ったんだ」ってマルセイユの券売所のおばさんが事前に印刷してくれていたタイムスケジュール表を見せる。

するとイタリアの鉄道職員のおやじは「まあ、でもそれは俺の責任じゃないし」というからこちらも頭に来て「でも俺の責任でもない」って言ったら、「じゃあマルセイユまで行ってそのおばさんに文句言ってこいよ」と言いやがる。

あまりにも人を馬鹿にした態度をとるから本当に頭に来て日本語できたない言葉を投げつけて(こういうのはよくないってわかっているけれど、あまりにも頭に来たからね)、2時間ヴェンティミリアで時間をつぶすことに決める。


駅を降りてみると500mも行かずに大海原と出会う。ヴェンティミリアの情報が何もないから某ガイドブックを開いてみると、全然情報ないじゃないか。でも、今自分が地球上のどこにいるのかとわずかな情報を得ることができた。

とりあえずよくわからないから海岸沿いにふらふらと歩いてみる。ちょうど太陽が海の向こうに落ちていこうとしているところ、そして海はどこまでもどこまでも広がっている。素晴らしい景色を見ながらぼけーっとしていると空も暗くなり、だんだんと寒くもなってきそうだったので動いてみることに。

何やら海岸線から急激に上る丘の上に教会があるようなので細い路地を上って行ってみる。すると、そこは旧市街だったようでリスボンのアルファマよりも密集した町が広がり、細い路地が迷路のように入り組んでいた。


ヴェンティミリアは想像以上に綺麗で、ちょっと汚くて魅力的な都市。ここに立ち寄らせたのはマルセイユのおばさんのプレゼントかなと思った。だって前向きに考えなくちゃ勿体ないしね。
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で、深夜11時近いミラノに降り立つ。ホテルまでは簡単にメトロで行けると思っていたら何やら鉄道のような感じの電車に乗り換えなければならずよくわからない。

とりあえず近くにいた若いサラリーマンのような人に聞いてみると、まあなんと親切なことか。英語もちゃんと喋れているのに英語が下手でごめんという。イタリアは悪い人だけじゃないんだってわかって一安心。

無事ホテルに着くと部屋は真っ暗でもうみんな眠っていた。



10日目、この日はミラノの中心部を見て回った。部屋は4人部屋だったのだけれど、2人は朝早く出ていってしまった。僕と残されたもう一人はどうやら日本人のような容姿。話しかけてみると日本人だという。

卒業旅行で途中友達と合流するけれどとりあえずは一人とのこと。日本人があまり使わないようなホテルの紹介サイトから予約したホテルだったのでまさか日本人に合うとは思っておらずびっくり。どうやってこのホテルをとったのか聞いてみると、別のホテルをとっていたのにオーヴァーブッキングでこちらに回されたとのこと。あらまあ、そういうこともあるんだね。こわやこわや。

彼女は無事バルセロナに着け、楽しい経験をして日本に戻れたかなぁ。いい経験ができているとよいけれど。


で、街に出るとあいにくの大雨。仕方なく露店の兄ちゃんから値切って傘を買う。そして教会があるごとに中に入って建築見学をし一呼吸整えてまた雨の中に出ていくということを繰り返した。


ミラノの中心はやはりドゥオモ。そしてガレリア。どちらも日本人のツアー客が多い。
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まさにゴシックとしか言いようのないミラノ大聖堂。圧倒的。


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ガレリアは美しい。内部空間になったことで風雨から守られることとなった外壁のフレスコ画も、建物の中に入る高級ブティックのショーウィンドウも床に敷かれた石もそして鉄とガラスのアーチもすべてがミラノにふさわしい雰囲気をまとっている。ファッショナブルという言葉が似合うと感じた。こういう空間がおしゃれな街ミラノを作り、そこに住む人々がこういう空間、空気感を作り上げている。


この日はたくさんの建築を見たけれど、面白かったのはサン・サティーロ聖堂。ブラマンテの手による小さな聖堂。

正面から見ると身廊と翼廊を持ついたって普通(といってもやはりブラマンテはバランス感覚がすごくいい)の聖堂なのだけれど
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翼廊側へ少し角度を振ってみると、祭壇後部がだまし絵のようになっていることが分かる。
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そしてトーレ・ヴェラスカ。近くで見てみると想像以上にかっこいいし、細かいところが丁寧だなと感じた。足元のベース(正確にはベースではないのだけれど)の存在が面白い。内部も1Fエントランスのみ見学させてくれた。

使われているマテリアルがよい。ただ、写真を見て想像していたのと違い(周りには結構ビルが多く)アイコンとしての役割は果たしていない。
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予約していなかったので最後の晩餐は見られなかったけれども、サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ聖堂なども素晴らしかった。

くたくたに疲れて夜ケバブを食べる。フランスよりもうまい。




11日目、この日は天気も回復し、太陽が顔を出した。ミラノをスフォルツァ城など少しだけ見てから念願のコモへ。


コモの駅に着く少し手前で電車の中からカサ・デル・ファッショが見える。世界で一番見たい建築はこれかもしれない。心臓がドキドキと高鳴った。


カサ・デル・ファッショが駅から一番近いのだけれど、焦らすように先に戦没者慰霊碑に向かう。

これはまあ、まあまあかなと。ただ、コモ湖に面して建ち、青い湖に照りつける太陽と鮮やかに晴れ渡る空のコンビネーション、それを受けてすっと立つ白い慰霊碑というのはよいもの。


そして、いよいよカサ・デル・ファッショへ。周りからじっくりと、細かいディテールまで舐めるように見ていく。俺ちょっと気持ち悪いなと思いながら。 そして大聖堂、線路、カサ・デル・ファッショという並びの関係性とか周辺のコンテクストまで含めて写真を撮りまくる。

正面にはイタリアの旗とEUの旗が。これってちゃんとした機関なんじゃないの?中見れるのか?と思いながら入ってみると、やっぱり警備員に止められる。NO VISIT!と。 でも、そこを何とかと必死にお願いしてみる。

少しでいいから、これ見るために来たんだからって。すると、警備員のお兄さん「じゃあ少しだけ、このフロアだけね。それから俺がちゃんと仕事していないことになっちゃうから誰か来客が来たら出てくれよ」と言って中に入らせてくれた。写真はもちろん撮れなかったけれど夢みたいな体験。

その夢みたいな時間はたぶん3分くらいだったと思う。結構すぐに来客が来てしまい僕は来客の対応をするお兄ちゃんの横へ。来客の対応が終わったらもう一回見せてくれないかなって思ったけれど、それは叶わず。

でも、ほんと親切な警備員のお兄ちゃんありがとう。普通は絶対中入れないらしいからね。カサ・デル・ファッショに対する愛が伝わったのかな。

時間が経った今思い返してみるとあれは夢だったんじゃないかとも思われる。

それぐらい俺は舞い上がっていて鮮明でありながら淡くもある記憶。1Fホワイエからの見上げはめちゃくちゃかっこ良かった。
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で、サンテリア幼稚園へ。ここは平日なら内覧できたようなのだけれど、あいにくこの日は土曜で職員は誰もいなかった。

ただ、こちらは割とすけすけの空間なので外から注意深く眺めたのでもだいぶ内部の雰囲気もつかめたと思う。
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そしてテラーニの集合住宅もいくつか廻った。その中でもかっこよかったのがこのジュリアーニ・フリジェーリオ集合住宅(これはテラーニの中では複雑、ヴィラ・ビアンカのようでもある)と
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カサ・ぺドラグリオ。こちらはオーダーの原理にのっとったロースのようでもあるし、かっこいい。テラーニはある部分では非常にロースとも近いものがあるのではないかとも感じた。

ロース、テラーニ、アアルト、シザと僕が好きな建築家には何となく共通性があるね。
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で、コモから帰りサン・シーロへと赴く。当日券を買うためだ。ダフ屋とも交渉するけれど条件が良くないから買わない。
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当日券は18:30から売り出されることが分かり、それまでの間ジオ・ポンティのサン・カルロ病院の付属礼拝堂を見に行く。病院の付属施設なので入れるのだろうかと思ったがあっさりと内部に入ることができた。
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祭壇に対して右側の六角形の窓と左側のランダムに開けられた細長い長方形のスリットの開口のバランスや

コンクリートの柱・梁などが面白い。なかなか心地よく穏やかな空間。

誰もいなかったので写真をバンバン撮ったけれど、誰かいたらそれは憚られただろうな。

当人にしても家族にしても病気が治るようにと必死に祈っている人たちを前に写真を撮ることは出来ない。


で、無事チケットも取れ、サン・シーロでインテル対サンプドリアの試合を観戦。チケットは23ユーロであった。たまたま一緒にチケット売り場に並んだ日本人と一緒に観戦した。


試合自体はサムエルが全く意味のわからない理由(一枚目のイエローはつぶしに行ったので仕方ないが2枚目のは完全に相手のシュミレーション。インテルのホームでああいうジャッジは意味がわからない)で早い時間に退場になり、すぐさまルッシオを入れて対応したのにコルドバまでが前半のうちにイエロー2枚で退場になってしまいインテルにとっては厳しい展開に。

サンプドリアがもう少しいいサッカーを見せてくれたらよかったのだけれど、全然崩せる気配がなくて試合自体は退屈なものに。

結局サンプドリアにも一人退場者が出てインテルも少し息を吹き返したけれど、どちらも決定機すらつかめずスコアレスドローに終わった。

ただ、劣勢の中でも光るミリートとスナイデルのうまさ。特にミリートの体の使い方、キープ力、そして味方も使えてと半端ないなと思った。すごい。まあ、総じて見ればすごいいい経験。楽しかった。

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12日目、ミラノを発ち、ヴェローナ・ヴィツェンツァに立ち寄りヴェネチアへ


ヴェローナでは基本的にスカルパを見る。ヴェローナ銀行(日曜のため外観しか見られなかったが)とカステルヴェッキオである。

スカルパの建築を見て頭に浮かんだ言葉は日本語の「所作」という言葉。

たとえばダンスで体全体で何かを表現するときに指の先、足のつま先まで神経が行きとどいていることがすごく大事でそういう指先の所作の美しさが体全体の美しさを決めるわけだけれど、スカルパの建築はその指先、つま先まで配慮が行きとどいているというか所作が本当にきれいだなと感じた。
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で、この日のヴェローナは日曜で大賑わい。街中ではヴェローナマラソンが行われており、トップ選手から市民ランナーまで大勢の選手が街中を走っていた。
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カステルヴェッキオ。ある意味で非常に端正な建築。美術品の配置の仕方もうまいなと。それこそ指先までの配慮。

2セメの僕らの一つの大きなテーマは立体をどうやって美しく展示するかということだと思う。だからこそ、こういう展示の仕方一つ一つが気になる。

そして、展示品にふさわしい空間のマテリアルというものがあるなと。馬車には何がふさわしいんだろうって考えていた。
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エントランスもかっこいいよね。すべてが心地よいスケールだしスカルパのすごさを思い知る。
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電車に乗りヴィツェンツァへ。

ここはパラーディオの街なんだけれど、ここで一番感動したのはやっぱりテアトロ・オリンピコ。一見劇場とは思えないエントランス(多分劇場として使われていた当時は別の面がエントランスになっていたのだろうと思う)を入り、内部に入ると当時のままのクロークやトイレが残る。
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そして内部に入った瞬間の感動と言ったら。鳥肌が立った。よい建築に説明入らない。ただただすごい。圧倒的。これはパラーディオもだけれどスカモッティのすごさじゃないかな。ここで演劇が見てみたいと思った。何度も客席を行ったり来たりして舞台上の見え方を検証した。
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そして、パラーディオのバシリカ。昨日書いたブログのサッカーの写真はこの中のギャラリーに展示してあった。
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パラーディオのすごさは一目見て「これパラーディオじゃない?」ってわかるところ。


この後くたくたに疲れていたけれど、遠くのほうに「あれラ・ロトンダだろっ」っていうシルエットを見つけてしまったため延々とそこまで歩く。

たどりついてみるとそこはロトンダでは無かったい。ただ、そこは高台だったのでヴィツェンツァの街を見下ろすことができた。で、今度こそあれロトンダだろっっていうのを見つけて、暗いなか延々と歩く。今度はそうだったのだけれど、もうとっくに開館時間は過ぎている。そりゃそうだよ冷静に考えれば。

この日は移動日ですんごく重い荷物持っているしほんとに疲れたし無駄足になってしまったけれど、でも見つけてしまったら行くしかないだろって辛い体に鞭打ってそこまで行ってみる俺は本当に建築バカなんだってことを実感できた。

この日はヴェネチアで安ホテルに泊まる。同部屋は日本人。やっぱりイタリアは日本人観光客が多いな。


13日目。マルセイユで別れた後、先にヴェネチアに来てずっとここに滞在していた東大生と合流。スカルパのブリオン・ヴェガを見にカステル・フランコという駅へ。そしてそこからバス。

ブリオン・ヴェガもまた素晴らしい。スカルパってすごいよ。そしてどうしてもスカルパからは日本的なにおいを感じざるを得ない。所作が美しい。

見学途中で曇っていた空が晴れて光が差し込むと、また別の表情を見せた。

この日は活動開始が遅かったせいもあり、ブリオン・ヴェガ一つ見るので精いっぱい。
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14日目。この日はヴェネチアをひたすら攻める。細い路地や住居の中庭まで攻め込んでみる。中庭には必ず細い路地が続いており、その路地は建物の裏側の運河へと続く。

建築としてはパラーディオや安藤忠雄の美術館、サンマルコやヴィエンナーレなど。

特にヴィエンナーレは面白かった。現在修復中という感じのところも多かったし、建物内には入れないので閑散としていたが、外観と内部を窓からのぞき見るだけでも十分に楽しめた。世界中の建築家の作品があるし。

その中でもかっこよかったのはツヴェール・フェーン。生きている木をとりこんだ非常にミニマムな空間。天井のコンクリートの薄さと言いかっこいい。
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パラッツォ・ドゥカーレとサンマルコ。パラッツォ・ドゥカーレは唸らされるけれど、隅のディテールがあまり好きではなかった。まあ、あれしか納めようはないんだろうけど。
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サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂。これはパラーディオではないしやっぱり建築としてはパラーディオがかっこいいんだけれど、ちょっとこの写真がかっこ良かったからあえてこれを選んでみた。集中堂形式というのはやっぱりどうも落ち着かないな。
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そして夕日に染まるヴェネチアの空と運河。こういう何げない街の表情が一番美しいのかもしれない。
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とりあえず前半戦はここまで。これだけ書くのにいったいどれだけかかったことか。

後半戦はボローニャ、フィレンツェ、ローマでっせ。

春休みの休暇を利用してフランス・イタリアへ20日間かけての建築巡礼の旅に出てきた。

ブログにも書いたとおり昨日やっと帰ってきて、来週の頭からはもう新セメスターが始まる(クラスの時間割の都合で来週月曜からだが人によっては明日からもう始まる)。


旅程は

1日目 リスボン→リヨン 飛行機が5時間近くの遅延 (冬パリに一緒に行った友達と二人で)

2日目 リヨン→ブザンソン ブザンソン観光とレンタカーのリサーチ

3日目 レンタカーでロンシャンとショーの製塩工場へ(ブザンソン泊)

4日目 リヨンへ戻り荷物だけホテルへ預けそのままフィルミニへ

5日目 リヨン拠点でラ・トゥーレットへ

6日目 アヴィニョンへ アヴィニョン観光とレンタカーのリサーチ (ここでポルトガル組5人が集合)

7日目 レンタカーでル・トロネへ エクス・アン・プロバンス泊

8日目 マルセイユのユニテ セナンク レンタカーを返したのちふたたびマルセイユへ(東大生と2人 他の3人とは別れる。マルセイユ泊)

9日目 マルセイユからミラノへ電車移動 途中ヴェンティミリアというイタリアのフランス国境沿いの町を観光

10日目 ミラノ中心部

11日目 コモ 念願のカサ・デル・ファッショなどテラーニ建築 夜サン・シーロでインテルvsサンプドリア

12日目 ヴェローナ (カステルヴェッキオなど) ヴィツェンツァ(テアトロ・オリンピコなどパッラーディオ)を経てヴェネチアへ(ヴェネチア泊)

13日目 先にヴェネチアへ来ていた東大生と合流しブリオン・ヴェガへ 夜ホステルでどんちゃん騒ぎ

14日目 ヴェネチア ビエンナーレ館など 夜ホステルでどんちゃん騒ぎpart2

15日目 ヴェネチアからボローニャを経由してフィレンツェへ

16日目 フィレンツェ 夜考古学を勉強していて修論のリサーチのためにフィレンツェに来ているというフランス人、職探しのために来ているというスペイン人、よくわからないイギリス人と飲む

17日目 フィレンツェ→ローマ 夜のサン・ピエトロに感動

18日目 ローマ サン・ピエトロ ボッロミー二のいくつかの教会 パンテオン ベルニーニの教会&彫刻巡り 夜スタディオ・オリンピコ(ラツィオvsフィオレンティーナ)

19日目 ヴァチカン美術館 システィーナ礼拝堂 コロッセオ フォロ・ロマーノ EUR

20日目 ヴィラ・アドリアーナ テンピエット

21日目 ローマ→リスボン


というもの。いやはや、全くハードですな。

ヨーロッパ全域を襲っていた寒波によってリヨンについてみるとすごい量の積雪が。

あまりの寒さでフィルミニに行った日の夜に完全に体調を崩した(基本的にタフなので体調を崩したと言ったらとことんやばい状態になったということ、このときはフィルミニから帰ってきて何も食べられずに、吐いてしまいすぐ寝た)のに次の日にはなんとか持ち直した自分にちょっと感動したりと、いろいろ問題はあったけれど、基本的には全工程を楽しく元気に過ごすことができた。


一気に全部の日記を書くのは無理なので、とりあえずフランス分を。


初日、リヨンへの飛行機遅延のせいでリヨンの街に到着したのが夜11時を過ぎる。宿を現地調達するつもりだったので宿泊先が無く、いくつかのホテルをあたったがどこもフルだと言われる。なんとか一つあいていたホテルに泊まることができたけれど、2人で一部屋100ユーロ近くもかかってしまう。幸先の悪いスタート。


2日目、うまくいけばこの日から車を借りて建築巡りを始める予定だったけれど、予想以上にブザンソンまでの移動に時間がかかったため(下調べをしていなかったことが理由、お互い別れてからの旅程が長かったのでそちらはちゃんと調べていたけれどフランスのリサーチが甘くなっていた)、この日はブザンソン観光とブザンソンでのレンタカーの予約、ネットでのいろいろな調べ作業の日とする。もう2日目なのにこれまでに見た建築が飛行場の最寄り駅であるカラトラバのサトラス駅のみという状況。思った以上にうまく進んでいないけれど、僕たちは全然焦ってもいなかったしブザンソンの街を結構楽しんだりもした。


3日目、この日は朝一でレンタカーをピックアップしロンシャンへ向かう。保険の関係でドライバーの数は減らしたほうが安く済むので運転はずっと僕がすることに。運転するのは好きなのでノープロブレム。

ロンシャンにはオープン時間の10時ちょうどくらいにつく。するとすでに日本人の家族連れと大学生くらいの若者二人連れがいる。電車の本数が少ないから彼らは来た時間も帰る時間も同じ。こういう時に車は良い。好きな時に来て好きなだけ建築を味わうことができるし、電車の時間に合わせて他の人々が帰った後に空間を独占することができる。ロンシャンに日本人がいることは予測できていたけれど、やっぱり興ざめではある。

ちなみにレンタカーがノーマルタイヤで、ロンシャンへの最後の坂道は朝早くだったこともあり雪が積もっていて怖かったな。だいぶハンドルが持って行かれた。


断片の集積
写真はたくさん載せたいのだけれど、UPするのも大変だし、なるべく一建築一写真でと考えている。ロンシャンは外観は想像通りの大きさだったけれど、内部空間は写真よりもだいぶ小さいものだった。つまりそれだけ壁が厚いって言うこと。それから、内部はもっと鮮やかな光が注ぎこんでいるイメージだったけれど、色彩数は意外と少ない。光の取り方はさすがうまいなあという感じ。思っていた以上に削ぎ落とされているという感じ。思っていた以上にミニマム。


続いてショーの製塩工場へ。車でなければ一日でこの二つを回るのは困難だろう。


断片の集積
ショーについて感じたことは細かいディテールはいろいろと気持ち悪いすごいことをしているのに、全体でみるときれいだなということ。バランスがいいんだよね。ショーでは日本人には会わなかったけれど、こういうとこにこそ来るべきだと思うね。建築やってなかったら興味ないのかもしれないけれど。それから建物の一つがルドゥー博物館のようになっていてその展示も面白かった。


4日目、リヨンへ戻り荷物をホテルに預け、フィルミニへ。フィルミニ行の電車まで少し時間があったのでジャン・ヌーベルのオペラハウスまで歩いて行く。内部は入れないので何とも言えないけれど、覗きこんだ感じだと本当にただファサードだけ残したということなんだろうか。悪くないけれど、屋根形状とかそこまでかっこいいとは思えなかった。

それから、リヨンでは泉が凍っていた。なんだか馬が魔法にかけられて凍らされてしまって身悶えしているようにも見えた。この時は特に何の問題もなく元気だったのだけれど。まあ、旅行に出る前日くらいから咳は出ていたが。
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さて、フィルミニ。フィルミニにはコルビュジエのいくつかの建築が密集して建っている。一番の注目は2006年に完成したばかりの教会であろうか。フィルミニついて書いていたブログ(リサーチの時に行き方などを参考にさせていただきました)の主はユニテを見なければフィルミニに来た意味はないとまで書いていたけれど、僕らが訪れた日には「雪だから」という理由でユニテ見学ツアーは行われず。残念。

下は青年会館。壁にはコルビュジエのドローイングが彫られ、信じられない長さのつららが下がる。
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フィルミニの教会。この教会が寒かったせいで具合が悪くなったと思われるが、この教会、正直そこまで期待していなかった分、とても素晴らしかった。
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5日目、気力で体調を戻し、ラ・トゥーレットへ。着いてみると建築の周りには柵がされており、工事中という表示が。だが、そこに工事関係者は誰もいない。僕らのほかに一人で柵の外から建築の写真を撮っている紳士がいたので話しかけてみると、フランス語で「工事中につき立ち入り禁止」という張り紙と「内部は15時からのツアーでのみ見学できます」という張り紙の両方がなされているとのこと。とりあえず15時まで待って様子を見るしかないねと彼。僕たちも寒い中雪の上を滑って遊んだりと体を動かしながら待っていることにする。

15時を少し過ぎてようやくガイド到着。せっかく来たと思ったのに建物の前で話し始める。しかもフランス語だから何を話しているのか全く分からない。早く中入ろうよ、寒いよ。ガイドじゃなくて建築がすべてを語るんだよ。などと悪口を言い合っているとようやく内部に入れることに。でも、昨日のように内部に入ってもやっぱり寒いのではという心配もあったが、内部は温水ヒーターの管が建物中に行きわたっていて暖かい。とりあえず一安心で落ち着いて建築を見ることができた。修道士の部屋は(工事期間中である現在は違うが)ホテルのような宿泊施設として使われているよう。

この建築は修道院の持ついわゆる回廊のような空間はないが中庭に面した光の差し込む廊下の空間は心地よいものであった。しかし、それ以上に建物に囲われた内側の外部(中庭と表現するのは適切ではない空間。何の為でもない空間とでも言えば良いのか)から見る窓のデザインやディーテイルの処理が面白かった。下はその写真。
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こちらは礼拝堂。コルビュジエの教会建築を3日連続で見て、それもどんどん空間はミニマムなものへなっていくと見る前は思っていたのだけれど、ラ・トゥーレットは想像以上に色彩をまとった面が多く、意外と濃いなという印象であった。
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この礼拝堂は方向性というか、人々はどのように座りどこにむかって祈りをささげるのかがちょっと良くわからなかった。
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コルビュジエの良い建築を3日連続で見たわけだけれど、マテリアルにしても空間の方向性にしても光の取り入れ方にしてもそれぞれに特徴があって素晴らしい。個人的には全然期待していなかった分、フィルミニに一番感動したかな。


この日の夜はオランダ、ベルギー、パリと回ってきた東大生とリヨンで合流し、川を渡りリヨンの旧市街へと足を踏み入れてみる。そして旧市街で豪華な(でもそこまで高くはない)食事。僕は本調子ではなかったのであまり食べられなかったけれど、本場フランスで初めてクレーム・ブリュレを食べた。かなりうまかった。


さて、6日目。この日は朝のうちにリヨンからアヴィニョンへ向かう。

一足先に昨日の晩にアヴィニョンに来ていたほかの二人とも合流し、アヴィニョンを観光する。

アヴィニョンは法王庁宮殿(要塞のよう)と洪水に流され一部だけ残った橋が観光ポイント。5人集まると大勢の良さ、無駄なばか騒ぎの楽しさがある。
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7日目、レンタカーを借りてこの旅の大きな目的の一つであるル・トロネへ。ル・トロネ、セナンク、シルヴァカンヌというシトー派の修道院を訪ねるためにわざわざ5人集まったのだ(ここはいずれも車でないと訪れることは困難、シルヴァカンヌは時間的な都合で今回は残念ながら訪れることは出来なかった)。

また、レンタカーを借りる際のデポジットの関係(僕のクレジットカードを使った)で結局こちらも全工程僕が運転することに。


ル・トロネを形容するのは難しいが、一番印象に残ったのはやはり礼拝堂。非常に単純で装飾のない空間にステンドグラスから淡い色合いの光が差し込んでくる。ステンドグラスは各々が単色の違った色をまとっていたのだけれど、その色はどれもゴシックのステンドグラスに使われるようなヴィヴィッドなものではなく、日本のサクラソウのような淡い色をしていた。 この差し込む光が美しい。空間の純粋さもまた素晴らしい。
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この夜はエクス・アン・プロバンスに泊まる。セザンヌが生まれた町。そこにあった泉が苔に覆われてすごいことになっていた。最初誰かのアートかと思ったのだけれど、近くの泉はこうなる途中段階でそれを見る限りどうやら苔が勝手に侵食しているようだ。
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8日目、朝一でマルセイユへ。マルセイユへ向かうのはユニテを見るため。ユニテへたどりつくのはなかなか困難でマルセイユ旧市街の細い大渋滞の坂道に迷い込んでしまったり、別方向へ結構遠くまで走って行ったりしまったけれど、結局ほどよい時間にたどりつくことができた。
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ユニテは屋上が工事していたり、部屋の中までは見られなかったりと残念な部分もあったが、現在もちゃんと市民の住居として使われていることと、中廊下は非常に暗いということを確認することができた。また妻側の部屋の取り方の処理とか来てみなければわからないことももちろんあった。エントランス近くの一階中央部壁にはモジュロールの実寸大と思われるものが彫り込んであり、その人間と背比べもしてきた。
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そして、午後からはシトー派修道院3姉妹の一つセナンクへ。
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こちらのほうがル・トロネよりもさらに純粋でミニマム
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この写真からもわかるように礼拝堂の内部は素晴らしい。ただし、ここは現役の修道院ということでツアーでしか見ることができず、そのツアーが全然自由じゃなくて残念だ。全然これらの空間を楽しむ時間がない。


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この日はレンタカーを返したのちイタリアへと旅行を続ける東大生とマルセイユにまでまた戻り(レンタカーはアヴィニョンで返し、アヴィニョンで他3人とも別れた)夜を越す。この日のうちにもっとイタリアよりのどこか(あわよくばイタリアに侵入しジェノバあたりまで)行くつもりだったけれど、そう甘くないな。マルセイユからイタリアは意外と遠い。


9日目、いよいよこの日、フランスを後にしてイタリアへ。マルセイユからミラノまではほぼ半日、乗り換えは2回。

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フランス最後の景色はマルセイユの独特の格好をした港に止まる大量のレジャーボートで。


イタリア編に続く。はあしんどい。もう夜の4時だ。眠っ。