米国株が急落、為替市場で円高が進んだことを嫌気され東京株式市場は、換金売りが急がれ大幅安の展開、日経平均は17000円を大きく下回り大幅反落して取引を終えました。

東証1部の値下がり銘柄が1445銘柄と83%の銘柄が下落しほぼ全面安となりました。


また、各市場とも新安値銘柄が続出し
 東証1部市場の新安値銘柄は464銘柄(26%)
 東証2部市場の新安値銘柄は104銘柄(25%)
 マザーズ市場の新安値銘柄は61銘柄(30%)
 ヘラクレス市場の新安値銘柄は57銘柄(34%)
 ジャスダック市場の新安値銘柄は202銘柄(20%)


テクニカル指標では売られ過ぎを示す指標が多く見受けられますが、新安値の銘柄数も完全に異常値を示しています。

また、本日はSQという特殊事情もありますが売買代金4兆7156億円と大商いとなっておりセリングクライマックスといってもよい相場展開でした。


来週の日経平均は本日のSQ値の16669円を下値として意識して切り返す動きが期待できそうです。


ただ、本日の●三越(2779)の荒い動きに象徴される小売株、電鉄株はヘッジファンドがショートポジションを大量に保有しており来週も荒い値動きとなりそうですので注意が必要かと思われます。また、資源関連株はヘッジファンドが買いポジションを大量に持っているといわれており、解消売りの懸念がありますので値ごろで押し目を買わないようにしたいものです。来週はお盆に入り本格的な夏休みとなるため市場参加者が少なく閑散相場が予想され、ヘッジファンドなどの売り買いで個別銘柄が大きくブレる可能性があると思われますので慌てないようにしたいと思っております。


今週は波乱相場が続き緊張の連続だった投資家が多かったのではないでしょうか?
週末はゆっくり休んで、来週またがんばりましょう・・・


証券会社が格付け変更・目標株価変更した銘柄は、


【野村証券】
●日本たばこ産業(2914) 4→3 引上げ
 英たばこ大手ガラハーの統合でシナジー効果を生み出すことを評価。
●伊藤忠テクノソリューションズ(4739) 2→3 引下げ
 システム事業の利益率低下や受注回復が弱いことで同証券の予想を下方修正したことから。
 
【UBS証券】
●ブリヂストン(5108) Neutral→Buy。引上げ
目標株価2700円→3000円
 収益環境は一段と明るい。北米中心とした需要回復のほか、価格転嫁も浸透していることを評価。
●ミネベア(6479) Buy継続。
目標株価850円→1000円
 コストダウンにより、機械加工品、電子機器ともに前四半期との比較で増益を確保。
●日本電波工業(6779) Buy継続。
目標株価7200円→9000円
 テレビやモバイルの高機能化で水晶部品のセット当り搭載点数は増加傾向。


【ゴールドマンサックス証券】 
●セイコーエプソン(6724) 「強い買い推奨リスト」から削除、「買い推奨」は継続。
 現在のボラティリティの高い市場環境を考慮して、強い買い推奨リストから外す


【クレディスイス証券】
●三菱地所(8802) Underperform→NEUTRAL 引上げ
●住友不動産(8830) Underperform→NEUTRAL 引上げ
●東急不動産(8815) Neutral→OUTPERFORM 引上げ
●東京建物(8804) Neutral→OUTPERFORM  引上げ
●ケネディスク(4321) OUTPERFORM〔V〕継続、
目標株価360000円→275000円
 銀行のファンド向け貸出残高の減少が加速。
●クリード(8888) OUTPERFORM〔V〕継続、
目標株価497000→375000円
 銀行のファンド向け貸出残高の減少が加速。
●パシフィックマネジメント(8902) OUTPERFORM〔V〕継続、
目標株価310000円→230000円
 銀行のファンド向け貸出残高の減少が加速。
●日本郵船(9101) OUTPERFORM継続、
目標株価1400円→1360円
●川崎汽船(9107) Neutral→OUTPERFORM、引上げ
目標株価1800円→1780円

東証1部市場の売買代金が、5兆2673億円と過去最高、出来高も38億1044万株と今年最高の出来高となるなど夏休みで市場参加者が少ないなか大商いとなりました。
市場では原油先物など商品先物で多額の損失をかかえた大手のヘッジファンドが利益の出ているポジションを解消して損失を穴埋めする動きから日本株のポジションを減らしているとの見方が出ていました。


確かに本日の個別銘柄の動きを見ると、売りポジションの解消、買いポジションの解消で大口の売り買いが出ていたのでは思われる銘柄が散見されました。


 ●小森コーポ(6349)寄付き2645円、10:04に安値2330円(前日比360円安)まで売られ引けは2675円(前日比15円安)まで戻しています。
 ●日立電線(5812)寄付き681円、10:00に安値610円(前日比81円安)まで売られ引けは665円(前日比26円安)まで戻しています。
逆の動きでは●キッセイ薬品(4547)寄付き2250円、10:02に高値2610円(前日比385円高)まで買われ引けは2270円(前日比45円高)まで売られて取引を終えています。

3銘柄ともザラ場に好悪材料が出たわけでもなく、ここまで大きく売られたり、買われたりする要因はなさそうですが大きく上下にフレています。


これは、大量の買いポジションを売ったり、売りポジションを買い戻したり下のではないかと推測されます。需給関係が崩れた寄付き後急落し大口の売り注文がなくなった後は本来の株価に戻ったものと考えられます。


今回、米サブプライム住宅ローンでも多額の損失をかかえたヘッジファンドがあるといわれており、本日のような波乱相場が起こる可能性はまだ残っている感じがします。

このフレをうまく利用して収益をえていくのはひとつの投資戦術と思われますが、この荒いに動きに翻弄されて安値を売り高値を買うことのないように注意したいところです。


証券会社が格付け変更・目標株価変更した銘柄は、


【三菱UFJ証券】
●アサヒビール(2502)  3→2 引上げ
 上期連結決算は1.2%増収、19.3%営業減益。昨年8月以来の飲酒運転取り締まり強化の影響し、また上期決算期末に流通在庫の調整を行ったことが主な要因。下期は飲酒運転取り締まり強化の一巡、上期末の出荷調整の影響がポジティブに働き、業績回復局面へ。

●住友商事(8053) 新規1
 今来期の中期経営計画で質の向上を追求期待。


【ゴールドマンサックス証券】
●スカパーJSAT(9412) 「強い買い推奨リスト」に新規採用。
目標株価74000円継続。
 合併後初の決算で公表されたBPS 49905円を下回っていることからバリュー株としての魅力は更に強まったものと判断。


【みずほ証券】
●山九(9065) 2→1。目標株価740円
 修正後通期会社予想にはなお、上振れ余地が残る。


【クレディスイス証券】
●アルプス電気(6770) 「Underperform」→「NEUTRAL」 引上げ
目標株価1100円→1240円
 コンポーネント事業拡大は継続性があると判断。

●船井電機(6839) 「Neutral」→「UNDERPERFORM」 引下げ
目標株価6540円→6000円
 
●HOYA(7741) 「OUTPERFORM」継続。
目標株価5300円→4600円
 第2四半期は上振れする公算が高く、株価は短期的なファンダメンタルズの回復を織り込みに行くと判断。

寄り付き前に発表された6月の機械受注が前月比10.4%減少と市場予想の1.1%減少を大きく下回ったことから利益確定売りに下落する展開が想定されましたが、機械受注の大幅減少の要因が電気機械が前月比29.0%減少したことによる部分が大きく、前月の23.1%増の反動減という面が強いことから実態は数字ほど弱くはないとの見方が広がったことで底堅い展開となりました。


日経平均は、52週移動平均線を上回る場面があったものの押し戻され、なんとか17000円を回復して取引を終えたという感じでした。


売買代金上位10銘柄を見てみると、
値上がり銘柄では売買代金1位の●みずほFG(8411)712000円△25000円、8位の●三菱UFJFG(8306)1200000円△40000円、10位の●三井住友FG(8316)1000000円△30000円などメガバンクや、自社株買いを好感されている●キャノン(7751)6420円△70円高、好決算を発表した●ダイキン(6367)4950円△370円。


値下がり銘柄は、売買代金3位の●新日鉄(5401)858円▼26円、6位の●JFEHD(5411)7910円▼350円、7位の●丸紅(8002)976円▼59円となっています。


先日のこのブログにも掲載しましたが、ここまで強い上昇トレンドを描いていた商社株、素材関連株の調整ムードが強まり、売り込まれていた銀行株などに資金がシフトしてきた感じです。


本日の、銀行株、不動産株、小売株などの動きを見ると明らかにこれまでの動きとは違ってきている感じがします。銀行株などが本格的な戻りに入るのかは、もう暫く見てみないとはっきりしませんが、ここからの動きは要注目です。


証券会社が格付け変更・目標株価変更した銘柄は、


【野村証券】
●ダイキン工業(6367) 3→2 引上げ
 欧州空調の普及率上昇と環境規制強化の恩恵を享受。


【大和総研】
●ジャフコ(8595) 新規2
 IPOが厳しい環境となっているが、投資基盤の厚さを背景に増益基調を続けていることから。
●東レ(3402) 3→4 引下げ
 カーボンファイバーと情報通信材料・機器の収益が伸び悩みしていることから。

●国際石油開発帝石(1605)  「強い買い推奨リスト」強調。
目標株価130万円継続。 
 ここ2日間で13.8%下落したが、ファンダメンタルズを逸脱したものであり、押し目買いの好機。

●ダイキン工業(6367) 「中立」継続。
目標株価4700円→5000円。
 第1四半期の営業利益は、前年同期比138%増の449億円と当社予想250億円を大きく上回るポジティブ・サプライズ。例年第1四半期決算で好材料出尽くしとなることが多い。また、ファイナンスに伴う発行済株式数の増加約9%もあり、特段割安感はない。

【クレディスイス証券】
●日本板硝子(5202) Neutral→OUTPERFORM。引上げ
目標株価530円→850円
 欧州板ガラス事業が好調で、23日に発表する第1四半期決算の際に上方修正が期待される。


日本板硝子が急伸しています。



米国市場でNYダウが286ドル高と急反発し先週末の下落幅を1日で埋める急伸となったものの東京株式市場は寄り付きこそ堅調な動きとなりましたが、先物の買い戻しが中心で実需買いが乏しく終日上値の重い展開となりました。商いも盛り上がらず売買代金はやっと3兆円にのせる低調な商いに留まりました。


寄り付き前の外国人投資家が連日大幅売り越しとなっていることに加え、個人投資家の信用取引の預託状況が悪化(松井証券の信用取引の評価損率は13%まで悪化)しており買い手不在の状況が続いている感じです。


本日引け後に8月3日申込現在の3市場信用取引現在高が発表されましたが、金額ベースで
 売り残 1兆3830億2700万円(前週比509億600万円減
 買い残 4兆3805億3800万円(前週比493億2900万円増

貸借倍率は3.09倍と前週から悪化しています。


3市場の信用取引残高をみると先週の下落局面で買い残が増加、売り残が減少しておりあまりよい状況とはいえない感じです。


下落局面で短期資金が早めに見切売りをすることによって、買い残が減少すると信用取引の買い方の整理が早くつくことで株式相場の反転も早いのですが今回は、買い方が保有したままの状況で、戻りが悪いともう一段売ってくる可能性もありそうです。


信用取引の買い方の動きには注意しておきたいところです。
(日々の状況は日証金が発表していますので、ご参考まで)

証券会社が格付け変更・目標株価変更した銘柄は、


【野村証券】
●丸文(7537) 3→2 引上げ
 大口商談の縮小を他の幅広い商談で補完。
 
【UBS証券】 
●伊藤園(2593) Buy→Neutral 引下げ
目標株価4700円→3700円
 同証券では07年度業績は会社計画未達を予想。

●船井財産コンサルタンツ(8929) Buy→Neutral。引下げ
目標株価67万円→76万円。
 不動産好調、コンサルティングは不調。予想超過収益率は6%を下回り、投資判断をNeutralに変更。

●トヨタ紡織(3116) Buy継続。
目標株価3500円→3800円
 中国ビジネスがいよいよ開花期。

●東海理化(6995) Neutral継続。
目標株価3000円→3600円
 円安、アジア好調で、原料高と子会社不振を吸収。


【ゴールドマンサックス証券】
●東宝(9602) 新規に買い推奨。
目標株価2840円
 映画事業の収益性向上と更なるシェアアップに加え、建て替えが進む不動産事業の収益拡大余地は大きい。

●アルバック(6728) 強い買い推奨リストから削除、更に買い推奨→中立へ引下げ。
目標株価を5200円→4800円
 目標株価5200円に到達、前2007年6月期の会社計画下方修正の内容が、当社従来想定よりネガティブな内容。


【みずほ証券】
●タムロン(7740) 1継続。
目標株価4000円→5500円
 上期決算は交換レンズの好調で会社計画を上回り、同時に会社側も通期計画を上方修正しておりポジティブと判断。

●ファナック(6954) 1継続。
目標株価13000円→14800円
 サイクルは拡大基調を持続している模様。

●国際石油開発帝石ホールディングス(1605) 1→2 引下げ
 各報道によると、カザフスタンの大統領及びエネルギー相が北カスピ海鉱区(当社が8.33%の権益を保有)の契約条件を変更する可能性があると言及した模様。


【メリルリンチ証券】
●電通(4324) 中立→買い。引上げ
目標株価37万円 
 株価はW杯、五輪に向けて2年毎に上昇するサイクル性がある。

米国市場でNYダウが急落したことや、外為市場で117円台まで円高が進むなど東京株式市場にとって強い逆風が吹き荒れるなか日経平均は下げ渋る展開となり一時先週末比28円安まで戻す底堅い動きとなりました。



NYダウが2%を超える大幅安のなか、日経平均は一時的には200円を超える下落となったものの急速に下げ渋る展開となり悪材料に打たれ強い動きとなってきた感じです。

大幅な下落も覚悟していただけに、東京市場の強さを感じる一日となりました。


新興市場は3市場とも終日軟調な展開となり、戻りの鈍さは気がかりですが、ここまでマザーズ、ヘラクレスは5月の安値を上回って推移しており同水準を下値として底堅い動きとなりそうです。


個別銘柄の動きを見ると太陽電池関連銘柄の動きが際立っている感じです。


本日●アルバック(6728)一時ストップ高、●エヌピーシー(6255)も引けにかけて買われストップ高で取引を終えました

●エヌピーシーは当投資顧問では取材をしてよく内容を確認し継続して注目している銘柄ですが、朝方10800円まで売られる場面がありましたが、すかさず切り返し買いを推奨する前に戻ってしまい、あまりの強さに買いのタイミングをはかりかねるくらいの動きとなりました。


太陽電池関連は、ここからテーマとなりそうですので、●エヌピーシー以外にも会社訪問し注目銘柄を発掘しご紹介したいと思っています。


あらためてご紹介しますので、ご期待ください・・・



証券会社が格付け変更・目標株価変更した銘柄は、


【ゴールドマンサックス証券】
●アサヒ飲料(2598) 中立→買い。引上げ
強い買い推奨リストへ新規採用。
目標株価1920円
 会社側が来期以降のコスト削減の前倒しの進捗を示唆したため、同証券では2008年12月期の業績予想を上方修正したことから。


【みずほ証券】
●日本電気硝子(5214) 2→1。引上げ
目標株価2350円
 第1四半期決算発表以降、大幅に調整している現状の株価水準には割安感があると判断したため。


【クレディスイス証券】

●大日本印刷(7912) Underperform→NEUTRAL。引上げ
目標株価1550→1700円
 季節的に上昇基調に入る7-9月のエレキの回復で短期的には株価は上昇する可能性が高い。しかしながら、フォトマスク、光学フィルム、インクリボンの収益性悪化の長期的リスクが下期以降に顕在化する可能性があり、過剰な評価は時期尚早と評価。