・・・・・・・っということで、ウクライナがモスクワ近くの石油施設を攻撃したことで、ロシア軍の脆弱さが露見してしまいましたね。
(彼らが開発した巡航ミサイルの能力については過去に書きました。)
4月27日から5月13日にかけNATOの演習が行われました。
この演習にはウクライナがレッドチーム(すなわち敵役)で参加したそうです。
ウクライナがドローン戦術を高度に進化させたため、実際に戦ったらどちらが勝つか実験するのが目的でした。
結果はウクライナドローン部隊の「圧勝」だったそうです。
しかもウクライナは二軍レベルだったというから驚きです。
もちろん一軍は戦場で戦いの真っ最中ですから。
もし、NATOが本気でウクライナを制圧(侵略?)しようとしたら、ロシアのようなヘマをしないでしょう。(^^ゞ
この演習はあくまで「戦術レベル」での評価ですから、「戦略レベル」ではウクライナが劣っていると見ていいのでしょうか。
ウクライナは巡航ミサイルを独自に開発し、しかもその能力はトマホークミサイルやストームシャドウを凌駕するくらいの性能を持っているのです。
COTS製品で作り上げた安物兵器が、高価な巡航ミサイルと同等の能力を発揮するなど誰が予想したでしょう?
ウクライナは安い兵器でも戦略レベルで戦えるとを証明して見せたのです。
一番困るのは、高額な兵器を売りつけていたアメリカのはずです。
ペンタゴンはこの辺の情報には敏感で、すでに今までの戦略体系を根本から見直していると聞いています。
例えば、ステルス戦闘機、空母打撃群など予算を大食いする戦略が、安いドローンによる非対称攻撃に対して無力になる事態が想定されるのです。
ウクライナは今までの戦場を無数のドローンが飛び回る戦場に一変させました。
もちろんぼくは、日本の防衛が取り残されることを危惧しています。
しかし、「ドローン戦争に備えよ」という単純な話ではありません。
日本がウクライナ戦争から学ぶべきは、「戦争の主役は兵器ではなく、適応力である」という教訓でしょう。
説明の必要がないと思いますが、ウクライナが4年以上も超大国相手に犠牲を払いながら耐え抜き、同時にドローンを独自に進化させ反撃能力を身に付けるに至った事実です。
裏には優れた技術力があるのは確かですが、何が大切か見抜く能力があるとともに状況の変化に柔軟に対応できる「適応能力」が彼らの最大の武器であることです。
ロシアの「硬直化した組織」とは正反対です。
硬直した組織においては、日本はロシアに負けないでしょう。(ーー゛)
これがウクライナ戦争から学ぶべき最大の教訓です。
「生き残る種とは、最も強いものでも、最も知的なものでもない。最も変化に適応できるものである」というダーウィンの指摘を今こそ噛み締めるべきじゃないでしょうか。
