・・・・・・・っということで、ウクライナが前線から900km以上離れた目標にフラミンゴミサイルで攻撃したというニュース、このミサイルについて興味を持ちました。
↓形を見ると巡航ミサイルですね。
後方上部のジェットエンジン(ターボファン)で推進します。
お腹の下にあるのが発射用の固体燃料ロケットブースターです。
陸上の発射装置(トラックなど)からブースターに点火して加速します。
十分な速度に達したら、使い終わったブースターは切り離され、主翼が展開して、その後はジェットエンジンで飛行します。
開戦初期にウクライナはロシア国内を攻撃する能力のある米国のトマホークミサイルやイギリスのストームシャドウミサイルを供給するよう求めましたが、戦争がエスカレートするとして断られていたことを思い出します。
なんとウクライナは自力で巡航ミサイルを開発してしまったのです。
その桁外れのスペックを見て驚きました。
最大射程は約3,000km(約1,600km)に達し、弾頭重量は約1,150kg(454kg)と非常に大型で、アメリカの巡航ミサイル「トマホーク」と比較しても、射程・威力ともに倍近いスペックを持っているのです。()内はトマホーク。
しかも格安なのです。
一発当たりの値段:
トマホーク: 約150万〜250万ドル (約2億3,000万〜3億8,000万円)
英仏製 ストームシャドウ: 約300万ドル (約4億6,000万円)
フラミンゴ: 約50万ドル (約7,500万円)
安さの理由は1960年代に開発された旧ソ連のジェットエンジンのストックを流用しているからです。
ストックは数千基あるらしく、数が尽きる前に新規に製造する計画とのこと。
ウクライナはソ連時代から軍需産業の中心だったから製造能力を保有しているのです。
さらに驚くことに、この巡航ミサイルを開戦後にゼロから開発しているのです。(それも経験のないゲーム会社が。)
驚異的なスピードです。
もちろん弱点はあり、誘導装置が簡略化されています。
さらに、重量が大きいので、比較的低速です。
そのためロシアに迎撃される確率が高くなります。
それでも多数のドローンでカモフラージュするなどの工夫で、ロシアは多くのフラミンゴを撃ち漏らしています。
前線からモスクワまでおおよそ500km〜800kmですから余裕で射程範囲内です。
3000kmというとウラル山脈のはるか先のオムスクというシベリアの都市まで届きます。(日本列島の南北の長さと同じ。)
ウクライナは現在月産200〜210発の生産能力を持っているようです。
ドローンの開発といい、ウクライナはロシアに勝利するという話も現実味を帯びてきますね。
日本人が見習う点は多いでしょう。


