営業は難しいけど面白い | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
金と暇はあるけど体力と気力がない。
そんなお年頃。
62カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、我が家のリフォームの話が出てから、かれこれ2ヶ月半経ちます。

 

 

最初は床の張り替えの話だったのだけど、どんどん進んで1階部分のリフォームまで拡大してしまいました。

 

この家を建てた〇〇林業の営業マン君は、去年大学を出たての新人です。

 

結局は2ヶ月半も引っ張って、お断りとなりました。

 

何度も我が家に足を運んでもらい(こちらも先方に足を運んだのだけど)、専門家が測量調査し、何度も打ち合わせをして条件をすり合わせ、こちらの希望を聞き、相手の提案を聞き、CGによる予想図を見せられ、詳しい内訳込みの見積もりを作ってもらい

 

・・・なのに、アッサリとメールで断りました。

 

ゴメンねぇ〜お金を使わせてしまい。

 

・・・・・・・

 

ぼくはサラリーマン時代ずっと営業畑でした。

 

自分に一番向いていない、且つ一番やりたくない営業を36年も続ける結果となりました。

 

いろいろありました。

 

その記憶するところのほとんどが失敗の記憶です。

 

いまだに思い出すたびに、叫び声をあげてしまいます。

 

・・・・・・・

 

そこで、〇〇林業の営業マン君。

 

いろいろと教えてやりたい気持ちがあります。

 

例えば、やたら親切なジジイはほとんど役に立たないとか。(単に話し相手が欲しいだけ。)

 

やたら自分を褒めてくれる客は疑ってかかれ。(誉め殺しと見るべき。)

 

自分は決定権がないよという客。(ホント〜は持っている。)

 

ボケをかます客。(ホントーにボケていても、油断させようとする魂胆あり。)

 

それでも、良心的な客は所々にヒントをばら撒いてくれているのです。

 

そのヒントを見過ごすか、相手は見ているのです。

 

今回は、ずいぶんヒントを与えました。

 

一般には知られない専門用語がチラっと出てくる。

 

相手は自分が思っている以上にこの業界に詳しいと疑うべき。

 

これに気付かないのは致命的。

 

・・・・・・・

 

新人君はこのほとんどに気づかず、何で断られたか理解できていない筈。

 

見積もり担当の彼の上司は気付いていたのは間違いありません。

 

そうなんです。

 

営業は難しいのです。

 

カミさんを籠絡できたから一丁上がりではなかったのです。

 

いろいろ教えてやりたい。

 

でも、断ったいちばんの理由は、ぼくは彼が嫌いだったからです。

 

一言で言えば、「小賢しい」です。

 

ぼくは小賢しいヤツが大っ嫌いです

 

意匠系の設計屋に多いのですが、自分を芸術家だと勘違いしている。

 

未熟なくせに値段を言ってしまう。

 

営業マンにとって値段は最後の砦です。

 

顧客のいちばんこだわる点は、結局のところ価格です。

 

それを自信を持って公開してしまえば、営業のキモである値段の駆け引き材料を放棄したことになるのです。

 

どうです?

 

営業ってオモシロイでしょう?^m^