・・・・・・・っということで、日本の家は40年〜50年持てばいいように設計されているらしい。
カミさんの両親が建てたこの2世帯住宅も、はや35年が経過し、アチコチ不具合が出てきています。
義理の両親は教員でしたので、世間知らず。
住◯林業が勧めるままの間取りで、良い材料を使っています。
しかし、使い勝手は最悪。
動線の悪いこと悪いこと。
浴室は金をかけて天井までタイル張り、無駄に広いです。
ですからすぐ冷えるし、カビが発生しやすい。
二人の退職金を注ぎ込んだ豪邸(?)は、業者のいいカモにされた結果でしょう。
フローリングの板張りが沈んで、アチコチ抜けそう。
所々捲れ上がっています。
この家はカミさんが遺産相続して、カミさんの持ち物です。
だからぼくに対して威張った態度を取るんです。
床下から湿気が上がっていてくるのが原因だろうと思うけど、最悪、シロアリかもしれない。
そうなったら、床どころか建物全体が危ない。
早く住◯林業に調べさせろと言っているのに、動きが鈍い。
ようやく先日業者を呼んだ。
来たのは大学出たての新人くん。
営業マニュアル通り、床を交換するついでに間取りや、サッシの二重化、段差の解消、畳のフローリング化、ついでにキッチン周りやユニットバスへの変更を熱心に勧める始末。
この家の間取りに不満を抱いていたカミさんは、そりゃ〜目の色が変わりますわな。
ぼくはヨーロッパのように、コツコツ修繕しながら100年持たせる考え。
だって骨組みの木材は高級材なんだから。
しかし、業者はどんなに持っても65年以上は想定していないとのこと。
耐震基準も変わったし・・・などとマニュアル通り。
まあ、金を出すのはカミさんだし、ぼくは発言権なし。
フルリフォームすれば4,000万円を超えるとのこと。
これを聞いて、カミさん固まる。
ついでに建て替えたらいくらと聞くと、8,000万円は超えるでしょうだと。
だから言ったでしょう、とりあえず問題の床だけ張り替えて、あとは娘たちに考えさせればいいじゃん。
こっちとら、もうすぐ死ぬんだし。
娘たちが建て替えるほど資金がないのは分かっているから、売るなり貸すなり判断させればいいじゃん。
ここは世田谷の一等地だから、高く貸せるし、売れますよ。
ぼくが持っているアパートかマンションに移れるし。
二人が独身のままでもなんとか生きていけますって。
・・・・・・・
子に美田を残すなと言われますが、娘たちが結婚しないのは、この辺まで計算済みなのかもね。(ーー゛)