・・・・・・・っということで、戦争真っ最中のガザ地区って?
地中海に面し長細い形をしていて、西側の短い辺をエジプトに接し、ほぼ周辺をイスラエルに囲まれています。
面積は365平方キロメートルで、福岡市(340㎢)よりやや広いとされています。
正確な人口は分かりませんが、おおよそ222万人とされています。
福岡市の人口が154万人ですから、ずいぶん密度が高いですね。
ニュースでよく聞くラファとか、ハーンユーニスとか、ガザとかは、結構な人口密集地です。
ガザの航空写真を見れば、建物が密集していますね。↓
いくらピンポイントはいえ、こんな人口密集地に爆弾を落とすなど、正気の沙汰でないことは分かりますね。
福岡市に爆弾を落とすことを想像してみてください。
ネタニヤフは開戦当初から「ハマス」の壊滅が最終目的だと宣言しています。
ぼくは、不可能だと書きました。
なぜなら、「ハマス的」なものは残るからです。
ハマスはまあ、テロリスト集団と言っていいでしょう。
じゃあ、テロリスト集団を殲滅することはできるでしょうか?
マスコミは遠慮してはっきり言いませんが、ガザ戦争は「宗教戦争」なのです。
そこを理解しておかないと本質を見誤ります。
イスラム教vsユダヤ教の戦いなのです。
テロリストvsイスラエルの戦いではないのです。
ハマスの背後にあるのはイスラム諸国。
ネタニヤフがハマスの殲滅を目的とするならば、それはイスラム教の殲滅なのです。
出来っこないですよね。
ガザという狭い地域で、ユダヤ教とイスラム教が激突しているのです。
イスラエルをバックアップするのが米国。
ということは、ガザでキリスト教がユダヤ教と結託してイスラム教と戦っているのです。
要するに、ガザ戦争の本質は「代理戦争」なのです。
そこんところを見誤っちゃいけません。