・・・・・・・っということで、時間潰しになんの期待もなく見ました。
予想に反して面白かった。
女の子が、元軍人の父親に戦闘術を叩き込まれ・・・ってキャッチフレーズですが、実際は気弱で非力な女の子です。
派手なアクションを期待したら外れます。
アメリカではお馴染みのSchool Shooting(学校銃撃事件)です。
在校生のグループが犯人なんですが、動機も目的も不明で、揃いも揃って頭悪過ぎてガッカリです。
なんといっても、主演の女の子が頑張ってくれて、作品を救ってくれています。
危険を乗り越える毎に、彼女が逞しくなっていきます。
プロムで頭を悩ませる時期の設定で、最初は本当の事件だと教員たちが信じてくれないところなんか、それなりに上手いです。
同じく学校銃乱射事件を扱った、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の【静かなる叫び(Polytechnique)】は考えさせれられましたが、こちらはハラハラドキドキ色が強いです。
本来は安全であるはずの学校が襲撃目標になる現実に、虚しさを感じずにいられません。
★★★★☆