・・・・・・・っということで、なぜ物価が高いのにフィンランド人はやっていけるのかについて考えました。
理屈としては、AI君の説明の通りです。
しかし、最も重要な観点が欠けています。
それは、フィンランド人の国民性です。
フィンランド人の国民性を表す言葉に、「SISU」があります。
ご覧になられていないと思いますが、映画の題名にもなっています。
主人公はずいぶんデフォルメされていますが、当然フィンランド人を表しています。
何しろ打たれ強い。
決して諦めない。
こういう気質はどこからくるのでしょうか?
フィン人は、元々はトナカイを飼っていた遊牧民が移り住んできたものです。
ですから、スウェーデン、ノルウェー、デンマークのような(攻撃的な)ヴァイキングとは異なるのです。
(かつて)大国であるスウェーデンとロシアに挟まれています。
地政学的に見て、この地で独立国家を維持するのは並大抵のことではありません。
それでも(ロシアとの)冬戦争を勝ち抜きました。(ずいぶん譲歩させられたけど)
その後ナチスドイツとも手を組みました。
シベリウスの交響詩【フィンランディア】をご存知ですよね。
作曲されたのは19世紀末です。
ロシアによる圧政下でした。
フィンランドの独立が1917年です。
独立にこの曲が果たした影響力は絶大でした。
第2の国歌ともいわれ、フィンランド人は涙なしにこの曲を聴けないそうです。
ぼくの好きなフィンランド人はシベリウス、シモヘイヘ、カウリスマキ。
何か共通したものを感じます。
AI君との対話に戻りますが、何度か誘導尋問した後、彼が出した結論は以下の通りです。
「要するに、物価が高い国で高収入の生活が可能な理由の一部は、質素な生活様式を採用することで、生活費をコントロールし、将来に備えることができるという点にあります。」
図書館を見て感動したのはこういう意味だったのです。

