物価が高いのになぜフィンランド人は生きていけるのか | so what(だから何なんだ)

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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、最大の疑問はなぜこんなに物価が高いのに、フィンランド人は生活していけるのかです。

 

1)単純に考えれば、給料が高いのだろう。

 

2)それだけ資源に恵まれているだろう。

 

調べるのが面倒なので、チャットGPTに聞いてみました。

  1. 高い平均収入→なぜ?
  2. 社会的な福祉制度→その分税金取られるよね
  3. 教育とスキル→高収入につながるとの理屈
  4. 豊かな自然資源→具体的には?
  5. 質の高い生活環境→犯罪が少ない分、安全のコストは下がるね

AI君の返事はいつもこんな調子で食い足らない。

 

フィンランド人の年収を調べてみました。(2023年10月値)

 

平均給与/年 998万円  最も典型的な給与/年 705万円 総収入

      667万円             480万円 税引後

 

いっぽう日本は

平均給与/年 962万円  最も典型的な給与/年 596万円 総収入

 

      740万円            596万円 税引後

 

確かに総収入はフィンランドの方が高い。

 

しかし、税金で取られる額が多い。

 

税引後の手取り額は、日本の方が多くなります。

 

少ない手取りで、この高い物価で生活していることになるんです。

 

教育費、医療代はタダですから、この出費は心配ありません。

 

とはいえ、フィンランド人の方が日本人より金持ちだとは言えませんね。

 

ここでハタと気がついたのですが、学費と医療費が安心であることは、生きる上でものすごく効果があるということです。

 

ぼくも二人の娘を育てて、学費がこんなにかかるものとは予想できていませんでした。

 

学費のために行きたい大学を諦めることが頻繁に日本では起きます。

 

しかし、学費がタダなら自分の能力に合った大学に行けるのです。

 

国家にとって、この差はものすごく大きい。

 

そして医療費。

 

カミさんもぼくも両親を亡くしましたが、老後にかかる費用が莫大なんです。

 

これも経験してみなければ分からないものなんです。

 

長寿命で喜んでいますが、問題はその老後の質なんです。

 

自分の夢にチャレンジできて、その結果がどうであろうとも、老後の医療費は心配ない。

 

チャットGPTが挙げた順に話を進めていますが、次は教育。

 

フィンランドほど教育に力を注いでいる国はないそうです。

 

あの図書館を見れば、その熱意が感じられます。

 

子供を大切にしていることが分かるのです。

 

教育の内容は知りませんが、型にハマった教育はしていないはずです。

 

常識にとらわれない、その子の個性を引き出す教育をしているはずです。

 

その教育の成果の一端を英語で知ることができます。

 

いままで何人ものフィンランド人と英語で話しましたが、話せなかった人は誰一人いませんでした。

 

下手な英語で聞くと、パッと英語で返ってくるんです。(ある専門家に言わせればフィン訛りがあって可愛いそうです。)

 

英語教育一つをとっても、日本の教育との差は歴然です。

 

しかも、フィンランドは最先端の高度な教育に力を注いでいるそうです。

 

医者、弁護士、パイロット、コンピュータプログラマー、マネージャーなどの高収入の職種に就く割合が多いそうです。

 

医療と教育を見ただけで、フィンランドがどういう国を目指すか、しっかりとしたグランドデザインが確立していることが分かります。

 

そして、国の方針を国民が理解し、信用しているからこそ高い税金を払うのです。

 

もちろん人口が少ないので、日本と簡単に比較できません。

 

しかし、国の在り方が全く違うことに驚かされます。

 

あと、資源の多さは調べませんが、石油が出ないのでそれほど豊かではないでしょう。

 

・・・・・・・

 

ここまで調べてナンとなく分かった気分になりますが、それでもこの高物価の中で生きていけるかの疑問は残ったままです。

 

次にその理由を探ってみます。