・・・・・・・っということで、イラン映画です。
正確には、イランの監督がイランの俳優を使って、フランスで撮った映画です。
ですから、フランス映画でもあるのです。
この監督、アスガル・ファルハーディーは、若いのに既に巨匠の風格です。
調べたら、3年前にこの監督の作品を見ていました。(^^ゞ
流石に本作は、イラン政府の目を気にせずに撮ったので、いらぬ深読みは不要です。
セリフは少なめで、俳優の表情で多くを語らせる手法です。
テンポはゆっくりで、131分の上映時間です。
セリフは少ないのに、一つ一つが刃物のような切れ味で、無駄がありません。
ペルシャ人の知性、恐るべし。
基本的に男女の物語ですが、夫婦の在り方、親子の在り方、家族の在り方を重層的に描いています。
気を抜いて見ていると、置いていかれるので、緊張を強いられます。
浮気、離婚、自殺、嘘、誤解、思い込み、すれ違い、再婚、妊娠、子育て、愛・・・何しろ盛り込みすぎです。
途中からサスペンス調になり、謎解きの理解力も試されます。
子役も含めた俳優たちの演技も良い。
上手すぎる。
変な言い方ですが、金を払って見るに値する映画です。
★★★★★
