ロンメル将軍 | so what(だから何なんだ)

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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、エルウィン・ロンメルという人物をご存知でしょうか?

 

 

ドイツ帝国の将軍で、敗戦の間際の1944年10月に国葬に付されました。

 

敵である連合軍からも尊敬された、稀有な名将でした。

 

52歳という若さで亡くなりましたが、死因は服毒自殺です。

 

それは自らの意思ではなく、ヒトラーに強要されたものでした。

 

理由は、ヒトラー暗殺未遂事件に名を連ねたからです。

 

家族の安全保証と引き換えに、応じたとされています。

 

国民にはそんな背景は知らされず、英雄として盛大な「国葬」が執り行われました。

 

(大砲の台車に載せられていますね。)

 

国民から人気の高かった彼の名声を利用して、敗戦色が濃くなった中、人心の引き締めを狙ったのです。

 

ヒトラーは国葬を政治的に利用したのです。

 

誰かの国葬を重ねるつもりはありませんが、国葬は政治的な思惑と結びつきやすいとだけ指摘しておきます。

 

・・・・・・・

 

ロンメルは有能な軍人でした。

 

ぼくは彼の大ファンで、何冊か伝記を読んだことがあります。

 

ゲームチェンジャーとしての戦車を世に知らしめた人物です。

 

敵からも一目を置かれたこと。

 

ナチス党に断固入党しなかったこと。

 

ヒトラー暗殺に関与したこと。

 

それらによって、戦後彼は「英雄視」されています。

 

(貴族ではなく)民間出身の軍人で、いわゆる「戦(いくさ)上手」であることは間違いありません。

 

しかし、彼は「戦上手であること以上でも以下でもなかった」と、ぼくは考えています。

 

戦上手だけで英雄は仕立て上げられません。

 

英雄の周囲には神話に近い「フリル」がつきまとって、初めて英雄となるのです。

 

かくして、本人の実像とは関係なく、英雄はそれぞれの思惑によって利用されるのです。

 

・・・・・・・

 

歴史というのは面白いもので、本人への評価は時代によって様々に変化するものです。

 

ひどい時は、英雄が国賊になったり、国賊が英雄になったり。

 

ロンメルに対しても、最近になって批判的な評価(ネオナチに利用されるのですが)も出てきているのです。

 

そこで教訓。

 

国葬は王族以外、民間人を対象には行わないこと。

 

これに尽きます。