・・・・・・・っということで、ヘンテコな邦題ですが原題は【Womb】です。
意味は「子宮」です。
ドイツ映画ですので、超が付くくらい真面目です。
主演はエヴァ・グリーンで、ぼくの好きな女優です。
実験的な映画です。
愛する男性が目の前で事故死した女性の物語。
未練たっぷりの彼女は、何と男性のクローンを産むことにするのです。
子供は徐々に成長して立派な(?)青年になる。
青年は母親と一緒に生活しているのですが、当然カノジョもできる。
母親はそんな息子を黙って見守る。
息子は、何か異質な感情を母から受けていることに気づく。
自分も母に対して持っている感情に当惑する。
そしてある日、当惑しつつも感情が赴くまま、母子は肉体関係を持ってしまう。
タブーな領域のテーマですが、クローンが現実になる未来を「真面目に」描いてみせるところがドイツ映画の真骨頂なのです。
エヴァ・グリーン、現在42歳。
もう少し歳をとって経験を積めば、シャーロット・ランプリングのような女優になるような気がしています。
★★★☆☆