これは地震による津波ではなくて、火山が噴火したことにより地殻変動が起きたか、山の一部が崩れて海に落ち込んで生じたものだそうです。
実は島原を旅行したときに初めて知ったのですが、1792年に雲仙岳が大噴火し、山の形が変わってしまう「山体崩壊」が生じたのです。
現在もその形跡をはっきり見ることができます。
崩れた土砂は、一気に海に流れ込みました。
そのため巨大な波が発生して対岸の熊本を襲ったのです。
これを島原大変肥後迷惑といいます。
対岸の熊本を襲ったあと、跳ね返ってきた波で島原側も再度襲われたそうです。
この結果、島原側で10,000人、熊本側で5,000人もの死者が出たそうです。
ぼくらは東日本大震災のように、津波は地震によってだけ発生するものと思いがちですが、このように火山の噴火によっても生ずることを知らなくてはなりません。
地震なら揺れを伴うから、津波の襲来を予想できますが、このケースでは不意打ちを食らってしまうのです。
怖いですねぇ。
ちなみに、1792年というと、杉田玄白や伊能忠敬が活躍していた時代です。
