ポーランド | so what(だから何なんだ)

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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、ポーランドが次の日本代表の対戦相手としてクローズアップされていますね。

 

ぼくにとってのポーランドはたぶん、皆さんとは若干違うと思いますよ。

 

なぜなら、5年前訪問したからです。

 

ぼくにとってのポーランドは「悲しい」です。

 

先ず思い出すのはナチスによるポーランド侵攻です。

 

第二次世界大戦の記録映画では必ず出てくるシーンが、ドイツ軍がポーランドの国境のバーを押しのける場面です。

 

当時、ポーランド軍はドイツ軍戦車をブリキだと侮っていました。

 

ポーランドの主力は「騎兵」です。

 

騎兵は貴族が担う名誉ある部隊です。

 

ドイツ軍戦車部隊目がけてに突撃を敢行したポーランド騎兵が、どういう運命を辿ったかは説明の余地がないでしょう。

 

 

ポーランドの首都のワルシャワには行きませんでした。

 

主にクラクフを中心に観光をしました。

 

そんなポーランドで一番印象に残ったのは、クラクフの市場でもなく城でもなく、オシフェンチウムでもなく、ふらっとランチに立ち寄ったレストランです。

 

そこは観光客はゼロで、地元のお金持ちだけが利用するレストランでした。

 

この時代に、古き良きポーランドがそこにあったのです。

 

ああ、ポーランドって古い貴族文化が底辺に流れている国なんだと知りました。

 

最新の戦車を知らずに突っ込んでいった騎兵と同じ精神がまだ生きているのだと。

 

その後、「ワルシャワ蜂起」という悲しい歴史を経験しました。

 

ソビエト軍による「カティンの森事件」という悲劇をご存知の人も多いはずです。

 

そして長く続いたソ連による共産党支配。

 

誇り高い貴族精神はずっと過酷な運命を耐え続けていたのです。

 

・・・・・・ってなことで、ぼくの心の中のポーランドは悲しいんです。

 

明日のポーランド戦で、彼らは絶対に汚い戦いはしないはずです。

 

騎士道精神と武士道精神で、お互いが堂々と戦う試合になることを期待しています。(^O^)/

 

 

(追記)

当時も同じ事を書いていました。