続・功夫電影専科 -71ページ目

続・功夫電影専科

香港映画を始めとした古今東西のアクション映画の感想などを書き連ねています。


禿鷹[木當]案
英題:Mission of Condor/Mission Kill/Aasvogel File
製作:1991年

●昨年、ようやく私は『Top Fighter 2: Deadly Fighting Dolls』なるドキュメンタリーを視聴できました。この作品は呼んで字のごとく『死闘伝説TURBO!』の姉妹作で、様々な角度から女性功夫スターに迫った秀作となっています。
例によって『死闘伝説TURBO!』と同じくレアな映像が沢山盛り込まれていますが、やはりこの作品のキモは女性功夫スターたち本人へのインタビュー映像でしょう。茅瑛や嘉凌といったベテランから、楊麗青やソフィア・クロフォードなどの90年代に活躍した女ドラゴン、大島由加利や西脇美智子ら日本人アクター等々…『Top Fighter 2』では、そんな彼女たちのプライベートな表情を見ることが出来るのです。
 もちろん、このメンバーの中には『天使行動』でお馴染みの李賽鳳(ムーン・リー)も含まれていて、インタビューでは『群狼大戦』のアクシデントについて語っています。出演作品も色々な物が紹介されており、オープニングでは『天使特警』でのVS高城富士美とのバトルが、中盤では『天使行動』3部作と見知らぬ作品が引用されていました。この見知らぬ作品というのが本日紹介する『禿鷹[木當]案』で、90年代に流行した女闘美アクション系列の流れを組む作品なのです。
また、本作はあの莫少聰(マックス・モク)が出演しているのもポイントです。かのショウ・ブラザーズで映画人生をスタートさせた彼は、ショウブラ崩壊後もコンスタントに映画出演を続け、『ワンチャイ/天地大乱』の梁寛役で人気を確立。日本ではドジな梁寛のイメージで定着している莫少聰ですが、出演するジャンルはドラマから三級片まで多岐に渡り、本作のような動作片にも幾つか主演しているようです。

 刑事の李賽鳳とその仲間たちは、協力者の手引きでマフィアの取り引き現場を押さえ、大量の麻薬を押収した。これにマフィアの親分は激怒し、殺し屋組織の任達華(サイモン・ヤム)に協力者の暗殺を依頼。彼の命令で高城富士美&慮恵光(ケン・ロー)が動き、協力者たちは次々と殺されてしまう。最後の1人・關海山を警護するため、李賽鳳とFBI捜査官の莫少聰はヒットマンとの壮絶な闘いを展開するが、この事件の裏には巨大な企みが渦巻いていた……というのが本作の大まかな粗筋です。
ストーリーは裏切りと陰謀が交錯する複雑なものだけど、作品のテイストは明らかに『天使行動』を意識していました。李賽鳳と男性俳優がダブル主演、コメディリリーフの相棒が途中で戦線離脱する、クライマックスは倉庫を舞台にした決戦、病室でのおかしな一幕で終劇…といった具合に、似通った場面が幾つか見られます。ただし本作は単に模倣しただけの作品ではなく、ちゃんとオリジナリティのある作りになっているので悪くはありません。

 功夫アクションも『天使行動』までとはいかないものの、それなりにパワフルな殺陣に仕上がっていました。見せ場はやはり莫少聰より李賽鳳の方に集中していて、序盤からいきなりブルース・フォンティンを一蹴!続いて、中盤の重要キャラ・高雄(エディ・コー)と手合わせしたかと思えば、彼を狙ってきた高城とも闘い、クライマックス直前に慮恵光とも対戦します。
最後は一番の悪党だった任達華に立ち向かい、功夫映画ファンには懐かしい孫國明(ソン・コクミン)を退けることになるのですが、ここが『Top Fighter 2』で引用されていたシーンになります。この後、彼女は任達華を角材で打ちすえるものの、逆にフォークリフトで追いかけられるのですが、このへんも『天使行動』に似たようなシーンがあったような無かったような…(笑
 一方、莫少聰も銃撃戦や肉弾戦に頑張っていて、先述の李賽鳳と戦う前の慮恵光と激しいバトルを演じ、ラストでは序盤から出ている割に大したことの無いケン・グッドマンを倒し、李賽鳳に退けられた孫國明を撃破しています。もちろん李賽鳳VS任達華のバトルにも参戦しますが、本作の任達華はやたらめったら強いので(端折ってますが高城も彼に始末されてます)途中でダウンしてしまうのが残念。ここは最後まで李賽鳳と一緒に闘って欲しかったなぁ…。
作品としてはストーリーもアクションもしっかりしているけど、李賽鳳と莫少聰の活躍している比率は少々不均等かも。これといって本作ならではという要素も無いので、ここはもうちょい莫少聰を目立たせても良かったのでは?


「真説 タイガーマスク」
製作:2005年

▼今月は映画以外の映像作品を追ってきましたが、ここにきてVシネマの登場です。若干反則気味なチョイスかもしれませんが、そこはまぁ例の話題に便乗ということで(爆
 本作はタイトルにもあるとおり、呼んで字のごとくタイガーマスクの物語です。プロデュースは当ブログお馴染みの真樹日佐夫氏で、ある記者を主人公に失踪したタイガーが復活するまでを描いています。
ちなみに本作は劇場公開を予定していたのですが、諸々の事情によりVシネでの販売に至ったという複雑な経緯があります。また、監督の那須博之は清水宏次朗の『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズを筆頭に、『ろくでなしBLUES』や『新宿純愛物語』などのツッパリ系格闘映画を多数排出したベテランで、残念ながら本作が遺作となってしまいました(『デビルマン』が遺作とされていますが、これは誤り)。

■ストーリーは新聞記者の哀川翔が、タイガーマスクこと船木誠勝の素顔を激写したところから始まる。素顔を写された船木は哀川に詰め寄るも、特に暴力に訴える事もなく哀川を放免した。この一件で彼のファンになった哀川は、記者としてファンとして船木を応援していく事を決意するのだった。
そんな時、プロレス協会の真樹センセイから「覆面世界一決定戦という大会に出場してくれんか?」との要請が船木に下った。ジムに美人秘書を迎えて準備も万端、船木はいざ鎌倉と大会へ挑んだ…のだが、そこで大変な事件が起きてしまう。強敵ライオンマンと一進一退の攻防の最中、突然フラフラしだした船木は会場から立ち去り、なんとそのままタクシーに乗って失踪!試合中のドタキャンを重く見た真樹センセイは、彼をプロレス界から永久追放処分にしてしまったのだ。
 この事件にきな臭いものを感じた哀川は、船木が何者かに陥れられたのだと察知する。だが、取材を進めていくうちに妻が殺害され、親権を剥奪されて息子も失う羽目に…しかし哀川はそれでも挫けず、とうとう行方不明になっていた船木を港町で発見することに成功した。
哀川に問われた船木は、事の真相をひとつひとつ語りだした。ライオンマンが所属している事務所の会長・新藤力也と通じていた美人秘書が薬を盛った事、その美人秘書はかつての船木の元カノだった事、そして彼女が船木に復讐しようとやって来た事…。全てを明かした船木はプロレスから足を洗うと言うが、哀川は彼がプロレスでしか生きられない体であることを見抜いていた。そして事件の決着をつけるべく、記者仲間の永倉大輔と共に方々へ奔走するのだが…?

▲本作はあくまでタイガーマスクの復活を描いたものなので、全編に渡ってアクションが満載という作品ではありません。
演じる船木の動きは悪くないのですが、いかんせん主な見せ場が最初と最後しか無いので非常に物足りなく、対戦相手もライオンマンしかいない(そもそも世界一決定戦には船木たち2人しか出てこない)ので代わり映えがしないというのも致命的でした。一応、中盤に漁師と乱闘したりする場面がありますが、実はこれが作中で一番良いアクションシーンだったりします(涙
 また、ストーリーはアクションが無くてもそこそこ楽しめたのですが、哀川の立場を考えるとあまりスカッとしませんでした。哀川は大切な家族を失っており、上記の流れなら船木と一緒に新藤の事務所へ殴り込み、仇を討つという展開になるのかと思いましたが……これで最後に義父(演じるはオオヤマキャップこと中山仁!)と仲直りするカットがあればまだ救われていたかもしれませんが、現状のまま放置されては哀川が悲惨すぎます。
マキ印のプロレス作品といえば『無比人』を思い出しますが、アクションとストーリーはこちらの方が勝っています。とはいえ、痒いところに手が届かない的なもどかしさを延々と感じてしまうので、あまり本作に期待するのは禁物かと。ちなみにジョニー大倉は『K1を目指した男』に続いて再び刑事役、初代タイガーマスクこと佐山聡は船木の師匠役として出演。ジョニーはワンシーンだけのゲスト出演でしたが、佐山は全編出ずっぱりで船木タイガーを指導するという美味しいキャスティングでした。


「おしゃれイズム」
製作:2010年

●(※画像は『エクスペンダブルズ』のものです)
 昨年、『エクスペンダブルズ』の公開に合わせてシルベスター・スタローンとドルフ・ラングレンが来日を果たしましたが、今回はそのとき2人が出演した番組からこちらをピックアップ致します。この『おしゃれイズム』というのは『おしゃれカンケイ』の後番組で、司会進行はくりぃむしちゅーの上田と森泉&藤木直人。前回に続いて再びくりぃむしちゅーが出ているのは偶然でしょうか(笑
とはいえこの番組、『ズバリ言うわよ!』のようにゲストへ無茶振りをするようなことも無く、ごくごく普通のトーク番組であるため、これまで紹介してきた作品と違って興味深い内容は殆ど見受けられません。しかしスタローンとドルフによる掛け合いはかなり面白く、爆笑必至の場面が次々と繰り広げられていました。こないだのジャッキーがずっとマイペースで通していたのに対し、本番組の2人は実にフランクでとても好感が持てます(ちなみに通訳は翻訳家の戸田奈津子女史)。

 まず最初はレギュラーの前にスタローンとドルフが姿を見せるのですが…で、デカい!スタローンはそうでもないのですが、ドルフが頭ひとつ違います。当初、私は日本のテレビ番組にドルフが出演する事を楽しみにしていましたが、同時にドルフそっちのけで番組が進んでしまうのでは…とも懸念していました。しかしドルフはギャグを飛ばしたり積極的にトークへ絡んできたりと、スタローンにも負けず劣らずのフリーダムっぷりを発揮!さながらコンビ漫才のようでドルフ自身も実に楽しそうでした。
さて、森泉に胸を触られてスタローンが「アォ!」と喘ぐ一幕を挟みつつ(笑)、いきなりスタローンが上田に「李連杰の代わりに続編へ出ない?」と言い出します。もちろんこれはシャレなのですが、有田に続いて上田まで大スターからオファーを受けるとは、何だか不思議な縁を感じます。また、ドルフが極心空手の演舞を見せるという場面もあり、「コォォ…」と低い呼吸をする横でスタローンがわざと吐きマネをするなど、始まって間もないのに2人の暴走が止まりません(爆
なんとか落ち着いてトークになりますが、スタローン曰く「(『エクスペンダブルズ』の撮影は)ランボーの時よりも疲れた」とのこと。スティーブ・オースティンとの絡みで骨折した事にも触れていて、怪我繋がりで話題は『ロッキー4』へと移ります。この作品でもスタローンは大怪我をしたそうですが、現金な彼は「4日間入院したけどヒットしたからいいや」と発言(苦笑)。また、同作へドルフが出演した経緯について、ドルフ本人は「もう覚えてない」と言う一方でスタローンが「彼は僕に泣いて頼んできたよ」と返すなど、もう完全にコンビ芸人状態です。

 若干スタローンが突っ走り気味ですが、ドルフだって負けてはいませんでした。『エクスペンダブルズ』の役柄についての質問で、「俺はクレイジーなスウェーデン人の役で…」と言いかけたところで、上田が「つまり素で出たんですね」と毒のある返しをしますが、その発言をちゃっかり戸田女史が翻訳(たぶん確信犯)。そこでドルフは上田…ではなく近くにいた藤木に襲い掛かったりするなど、終始和やかなムードで進みます。
ですが、終盤に突然何の脈絡も無くケン玉の達人という少女が登場し、トークそっちのけで彼女の独壇場になってしまいました。個人的にはもっと2人のユニークな絡みが見たかっただけに、これはちょっと残念です。スタローンも何とか合わせてくれていましたが、明らかにドルフはつまらなそうでしたし…(苦笑
 そんなわけで最後は尻すぼみでしたが、スタローンとドルフのバラエティに富んだトークで十分お釣りが来る内容でした。なお、番組中に続編の話題が出てきましたが、imdbによるとキャストが少しずつ固まってきたようです。主要メンバーは前作とほぼ同じで、今のところ噂されているセガールやヴァンダムの名前は無し。それより驚くべきは出演予定に楊斯(ボロ・ヤン)が名を連ねている事でしょう。
楊斯といえば、最近では『鉄拳』の三島平八役をオファーされていた事もありましたが(後にケリー・ヒロユキ・タガワに変更)、これが実現したら映画出演は実に5年ぶりとなります。果たして楊斯は出るのか否か?出るとしたら李連杰やジェイソン・スティサムとの絡みはあるのか?また今回もゴネているらしいヴァンダムやセガールは出演するのか?今から来年公開の『The Expendables 2』が楽しみでなりません!


「ズバリ言うわよ!」
制作:2006年

●(※画像は『The Myth 神話』のものです)
 TV長編・ドキュメンタリーときましたので、続いては功夫スターがテレビ番組に出演した時の様子を振り返ってみたいと思います。この『ズパリ言うわよ!』は星占術の細木数子が担当する番組で、今回取り上げるのは当時『神話』のプロモーションで来日していたジャッキーがゲスト出演した際の物になります(ちなみにジャッキーの吹替えはもちろん石丸博也)。
番組の流れとしては、毎回登場するゲストのプロフィールを総括しながら、ご意見番の細木がズバズバ突っ込みまくるという感じで進みます。しかしそれでもジャッキーは相変わらずマイペースな様子で、『酔拳』の話題では細木のリクエストで酔拳を軽~く披露してみせています…っていうか細木さん、注文贅沢すぎ!(爆
 続いてジャッキー作品のプレビューに移り、『プロジェクトA』の時計台落下について「落ちるのに踏ん切りがつかず自然に落下するのを待った」という生々しい裏話がジャッキー本人から明かされます。
くりぃむ有田の質問コーナーでは、幾つもの別荘を所有している件で「日本の別荘も欲しいけど見つからない」、またカーキチっぷりについては「ちょっとおかしかった(笑)」とコメントし、現在はチャリティーに従事していると語っています(ジャッキーの女性の好みは?という質問に対して「大人しくて髪が長くて化粧の薄い人」との発言も!)。

 そして次の質問がとても気になるところで、当時共演するとされていたタッキーとの話題になります。このタッキーとの共演作である『新宿事件』は、しばらくして『新宿インシデント』として日の目を見ることになるのですが、残念ながらタッキーの出演はお流れとなってしまいました。
この番組では、ジャッキーは「タッキーの役は日本のヤクザの愛人の息子役」と言っています。現在の『新宿インシデント』には、加藤雅也&徐静蕾という"ヤクザとその愛人"というキャラクターがいて子供も存在するのですが、その役がタッキーだとするとちょっと無理があるような…。
また、『新宿事件』にはジャニーズ事務所も関与していたらしいですが、果たしてジャッキー側とジャニーズの間で何が起こったのか?何故タッキーは降板してしまう事となったのか?そのへんの事情が非常に気になります。ちなみにこの後、ジャッキーはくりぃむ有田に対しても「キミは殺されて海に浮かぶヤクザ役を」と提案していますが、これはこれで実現していたら見たかったかも(笑

 続いて次長課長が本人の前でジャッキーネタを見せるというサプライズの後、当時の最新作『神話』の宣伝と細木の運命鑑定となります。正直言って細木さんのキャラはあまり好きじゃないのですが、ここで予測された出来事がかなりの確立で的中していて驚かされました。
彼女曰く「来年は無理をしないで、再来年は物凄く良い。4年後からは色々な面で素晴らしい物が出来る」と予測しています。確かに2007年はかなり微妙な『ラッシュ・アワー3』があり(スタントマン使用疑惑が囁かれたのもこの頃)、2008年には李連杰と共演した『ドラゴン・キングダム』が好評を得ます。そして番組から4年後の2010年、『ベスト・キッド』でジャッキーは役者として新たな境地に達しました。
更に細木は「何の心配も無い、ここから本当のジャッキー・チェンになって育っていく」とも語っており、実際にジャッキーは積極的に新たなスタイルを模索し、現在も役者としての魅力に磨きをかけています。う~ん…ここまでピタリと当ててしまうとは、星占術恐るべし。ところで細木はジャッキーに「浮気したことある?」とも聞いてますが………ちょ、細木さん!ジャッキーにその話題はマズいって!(爆


「超・人」10分の1秒の真髄 姜國華
製作:2005年

●(※画像は『ポリス・ストーリー2/九龍の眼』のものです)
 これまでTVスペシャルやドラマを見てきましたが、今回はちょっと変った作品の登場です。この『超・人』とは、BS-i(現・BS-TBS)にて放送されていたドキュメンタリー番組で、「様々な分野で活躍する"超人"たちにスポットを当て、映像による検証を通して彼らの技に迫る!」という主旨で製作されていました。番組自体は2008年に放送を終了していますが、今も再放送という形で継続中です。
今回取り上げる『10分の1秒の真髄 姜國華』は同番組の第1回にあたり、ジャッキーアクションチームこと成家班の一員である姜國華とスタントの裏側について考察されています。成家班による新作のアクションテストを通して(撮影場所は『新警察故事』で警官たちが吊るされていた倉庫!)、撮影技術やスタントマンたちの絆などが描かれています。しかし内容は特に凄いものではなく、紹介されるのは短い立ち回りとワイヤーを使ったスタントのみ。スタントの内幕を知りたいなら、本作よりも『マイスタント』の方が良いかもしれません。
ですが、この作品が放送されたのは6年前。比較的最近の成家班はどんな感じになっているのか、成家班のプライベートはどんな風なのか…そのへんの事情が本作で何となく垣間見ることが出来ます。そういう意味では、これはこれで貴重な映像資料とも言える作品でした。

 さて本作でメインとなっている姜國華ですが、彼はジャッキーのプロダクションのマネージャーを経て成家班入りし、長きに渡って同メンバーとして活躍した方です。本作ではそんな彼の私生活が見られるほか、その他の成家班メンバーも登場。賈仕峰・陳達廣・黄偉亮ら古参組や、蘇東・宋仔などの新メンバー?などが顔を見せています。
また、姜國華はジャッキーとの交流についても語っていますが、中でも『ポリス・ストーリー2/九龍の眼』のエピソードは実に興味深い内容でした。クレジットにこそ名前は無いものの、当時から姜國華はスタントマンとしてジャッキー映画に携わっていて、『九龍の眼』でも端役としてチラッと登場しています(張華が尾行されて地下鉄から出るシーンで交信をしている警官がこの人…上記画像参照)。
ところが、ラストの大爆発でジャッキーと姜國華は火に巻き込まれそうになり、なんとか互いに庇いあいながら窮地を脱したとか。この様子は本編にも僅かながら映っていて、ジャッキーが階段を駆け下りるシーンの下で動いている人が姜國華なのだそうです。この人物について「直前に落ちた黎強權(ベニー・ライ)では?」という説もあり、私も昔から気になっていたのですが、まさか姜國華だったとは……。
アクション的な見どころはボチボチだけど、大物スターではなく一般のスタントマン達による動作設計が拝見できる本作。再放送の方はまだ途中なので視聴は難しいと思いますが、公式サイトに詳細が詳しく書かれているので、興味のある方は是非ご一読を!