続・功夫電影専科 -34ページ目

続・功夫電影専科

香港映画を始めとした古今東西のアクション映画の感想などを書き連ねています。


「洪家拳対詠春拳」
原題:洪拳與詠春
英題:Shaolin Martial Arts
製作:1974年

▼功夫映画の華といえばアクションですが、特訓や修行の描写も欠かせません。前にも書きましたが修行シーンには大きな利便性があり、これを丹念に描くことで主人公の強さに説得力を持たせ、同時に心身の成長を表すこともできるのです。
香港を代表する名監督・張徹(チャン・チェ)もたびたびこの手法を用いており、本作では傅聲(フー・シェン)と戚冠軍(チー・クワンチュン)、劉家輝(ゴードン・リュウ)と唐炎燦の計4人に修行を施しています。
これらの修行シーンはその後の戦いにちゃんと生かされ、数々の勝負をよりドラマチックに演出しているのですが…詳しくは後述にて。

■漢人が中心の林氏武館と、満州族が中心の八旗武館は犬猿の仲。関帝を祭る儀式の最中にもトラブルが起き、林氏武館の劉家榮(リュー・チャーヨン)が刺し殺されてしまう。
朝廷の将軍・李允中は、これを機に目障りな少林派の林氏武館を潰そうと画策し、八旗武館に強力な2人の助っ人を貸し与えた。1人は鐵布杉の使い手・梁家仁(リャン・カーヤン)、もう1人は気功の名手・王龍威(ワン・ロンウェイ)だ。
 2人の実力は桁違いで、挑戦を受けた林氏武館は壊滅状態に。門下生の傅聲・戚冠軍・劉家輝・唐炎燦は、どうにか師匠である盧迪のもとへ逃げ延びた。
盧迪は劉家輝と唐炎燦に「鷹爪功を習え」と指示し、短期特訓で技を身に付けた2人はリベンジを敢行した。が、梁家仁と王龍威の技は鷹爪功でも破れず、2人はあえなく討ち死にする。
 そこで盧迪は傅聲と戚冠軍に望みを託し、修行のために彼らを出奔させた。しかし、その直後に盧迪の隠れ家が敵に見つかってしまい、死を覚悟した彼は娘の陳依齡とその友人・袁曼姿を逃がすと、自刃して壮絶な最期を遂げた。
傅聲は洪拳の虎鶴雙形、戚冠軍は詠春拳の修行をこなす中でWヒロインと合流。死んでいった師匠と仲間たちに報いるため、八旗武館との最終決戦に臨む!

▲本作のように修行シーンのある作品は無数に存在しますが、場合によっては修行で培った技術がまったく使われないという、本末転倒なケースも少なからずあります。
コメディ功夫片の全盛期にはこうした事例が多発し、目先のインパクトにとらわれて極端な誇張表現が横行。修行シーンから合理性が失われ、アクションがグダグダになる作品が増加したのです。
 こうした問題の原因は、監督と武術指導の力量不足によるものが大きいと考えられます。しかし本作には一流のスタッフとキャストが集結しており、とても良い出来栄えの作品に仕上がっていました。
まず劇中で使用される拳法ですが、きちんと「なぜこの拳法を修行しないといけないのか?」という理由が説明され、単純に見栄えのいい拳法を選んだわけではないことが解ります(できれば本作の視聴前に『嵐を呼ぶドラゴン』と『少林虎鶴拳』を見ておいたほうが良いかも)。
 修行の方法も4人ごとに違い、パターンの重複を避けているのも◎。ラストでは修行で身に付けた技が火を噴き、豪快かつ衝撃的な決着に至っていました。修行を生かす殺陣を構築し、それを最後まで徹底した劉家良(ラウ・カーリョン)と唐佳の手腕、そして張徹の丁寧な演出はやはり素晴らしいと言わざるを得ません。
デビュー間もない梁家仁と王龍威の堂々たる悪役っぷりもナイスだし、張徹作品にしては珍しくWヒロインとのラブコメがあるのも見逃せない本作。欲を言えば、事件の発端となった黄哈の始末はきっちり付けて欲しかった…かな?


「ドラゴン・プロジェクト」
原題:精武家庭
英題:House of Fury
製作:2005年

●かつて凄腕の特殊工作員だったという黄秋生(アンソニー・ウォン)は、息子の馮倫(スティーブン・フォン)と娘の鍾欣桐(ジリアン・チョン)の3人で静かに暮していた。
しかし家族の仲はギクシャクしていて、黄秋生が語るおかしな昔話には2人ともウンザリ。兄と妹もことあるごとにケンカを繰り広げ、これには鍾欣桐のボーイフレンドである呉彦祖(ダニエル・ウー)も困惑するばかりだ。
 ところがある日、突然現れた王敏(マイケル・ウォン)とその一味によって、黄秋生が誘拐されてしまう。実は彼の昔話は本当のことで、現在も元諜報員の護衛を務めていたのである。
自分に深手を負わせた元諜報員への復讐を目論む王敏に対し、真実を知った馮倫たちは敢然と立ち向かっていく。果たして黄秋生の運命は?そして戦いの結末は?…今、最後の戦いが始まる!

 ずいぶんとご無沙汰をしていました、龍争こ門です。Windows XPのサポート終了に伴い、7年近く愛用していたPCのデータを新しい機器に移し替えていたのですが、数日前にようやく完了しました。
私のPCはネットに接続しておらず、ブログへ掲載する文章の作成などに使っています(更新作業は別のPCを使用)。今回の移し替えではデータの整理を改めて行いましたが、やたらと量が多いので大変な大仕事でした(苦笑
 さて、本作は俳優の馮倫が監督した成龍(ジャッキー・チェン)プロデュースの作品です。明るいタッチの映画で、崩壊しかけていた家族が事件の中で絆を取り戻していく姿を描いています。
さりげない伏線の使い方、登場人物の意外な正体も悪くないし、この手の作品にありがちな”オレ様映画”になっていないのも好印象。世紀の傑作!というわけではありませんが、とても楽しい作品だったと思います。

 アクションもテンポよく繰り広げられ、袁和平(ユエン・ウーピン)らしい丁々発止のバトルが展開されていました。さすがに黄秋生と鍾欣桐の動きはぎこちなさが目立ったものの、馮倫はかなり健闘しています。
しかし本作で注目すべきなのは、敵に扮している2人の猛者でしょう。まず1人は、実際に数々の格闘大会で優勝した経験を持ち、キアヌ・リーブスと『太極侠』で戦った陳虎(タイガー・チェン)です。
本作では他の3人と共に馮倫たちを襲いますが、放たれる蹴りの速さはメンバーの中でもピカイチ!ラストでは鍾欣桐と立ち会い、華麗な連続蹴りを見せていました。
 そしてもう1人が、『トム・ヤム・クン!』でトニー・ジャーと死闘を演じ、『鉄拳 TEKKEN』では主役を担当したジョン・フーです。本作では伍允龍と一緒に学校を襲撃し、アクロバティックなファイトを披露しています。
ただ、残念ながら今回のジョンは”一番強い雑魚”程度の役柄であり、ラストバトルでは馮倫の前にあっさりと撃沈(涙)。この後のVS伍允龍やVSカンフー少年もイイ感じですが、個人的にはジョンに大暴れして欲しかったなぁ…。
笑いあり・功夫あり・ついでに午馬(ウー・マ)のアクションあり(爆)という、盛りだくさんな内容の本作。現在も馮倫は『太極 -ゼロ-』等でメガホンを取っているので、監督としての彼の今後に期待したいですね。


「キル・オール!! 殺し屋頂上決戦」
原題:Kill 'em All
製作:2012年

▼『SAW』の大ヒット以降、閉鎖された空間で極限状態に置かれる人々の恐怖を描いた、いわゆる”ソリッド・シチュエーション・スリラー”というジャンルが流行りました。本作はその流れに乗った格闘映画ですが、非常に充実したキャストを誇っています。
現役スタントマンにして本作のファイト・コレオグラファーを兼任するティム・マン、『チョコレート・ファイター』でジージャー・ヤーニンの母を演じたアマラー・シリポン『NO RULES』で主演を張ったジョニー・メスナーなどなど…。
 さらに『ジャガーNo.1』のジョー・ルイス、元祖少林寺スターの劉家輝(リュー・チャーフィー)まで出演しているのですから、これで期待するなと言う方が無理というものです(笑
ただ、格闘映画では有名スターの共演を生かせないケースが多く、しかも本作の監督はあの『バンコック・アドレナリン!!!』と同じ人。これらの条件を踏まえたうえで、覚悟しながら視聴に至ったのですが…。

■ある日突然、8人の殺し屋たちが”殺戮ルーム”と呼ばれる場所に監禁された。そこに窓はなく、固く閉じられたドアと毒ガスの排出口があるだけだ。彼らは謎の男の命令によって、最後の1人になるまで殺しあう羽目になってしまう。
次々と殺し屋たちが死んでいく中、ティム・ジョニー・アマラーの3人は毒ガスの排出口を塞ぎ、どうにか脱出に成功する。しかし、外の部屋では大勢の狂人や刺客たちが待ち構えていた。果たして彼らは生き残る事が出来るのか?そして謎の男の目的とは!?

▲ストーリーは大したものでもないし、途中でソリッド・シチュエーションという枠から外れてしまっている本作ですが、その欠点を補って余りあるのが格闘アクションの濃密さです。
本作は登場人物の物語を最低限に省略し、アクションを詰め込めるだけ詰め込みまくっています。そうなると殺陣のレベルが問題になってきますが、ティムの振り付けたアクションはスピード感に富み、出演者たちも大いに張り切っていました。
 アクロバットな動作から武器戦闘までこなすティム、体当たりのファイトを見せるアマラーの動きは実に素晴らしく、他の殺し屋たちも負けていません。個人的には本作が遺作となったジョー・ルイスの荒々しい立ち回りが印象的でした。
ラストバトルとなるティム&アマラーVS劉家輝も迫力満点で、圧倒的な実力を誇る劉家輝に翻弄される2人が、一瞬の隙を突いて逆転に転じるシークエンスはとても爽快です(欲を言えば、もうちょっと各々のファイトスタイルを差別化して欲しかったかな?)。
 『バンコック~』では主人公に感情移入ができなかったのですが、本作は徹底的にアクション押しの展開で攻めてくるため、そうしたフラストレーションは感じません。適当気味なストーリーさえ気にしなければ、本作は至高の格闘映画だと言えるでしょう。
ところで本作はタイでロケーションが行われており、出演者やスタッフもタイに縁のある人が多いように思えます。ひょっとしてこの作品、アメリカ映画じゃなくてタイ映画なんでしょうか?


八代醉拳/八大醉拳
英題:Revenge of Drunken Master/Paldaechi Fighting Skill/Drunken Frenzy
製作:1982年(1981年、1984年説あり)

▼香港はもとより、台湾や日本でも爆発的なヒットを記録した『酔拳』ですが、韓国でも同様のムーブメントは起こっていました。もともと韓国は香港映画界と親密な関係にあり、当時は人材交流やロケ地の提供が盛んだったそうです。
かの成龍(ジャッキー・チェン)もブレイク前は何度も韓国ロケを行っていて、『蛇鶴八拳』『成龍拳』では多くのシーンが韓国で撮影されています。(ブレイク後に撮った『龍拳』はさらに多め)。
 そんなジャッキーにゆかりのある韓国映画界も、『酔拳』が大評判になると便乗作の製作を開始。香港や台湾映画とは違った、独特の雰囲気を持つコメディ功夫片を世に送り出しました。
鄭真化(エルトン・チョン)や徐丙憲(ベニー・ツイ)といったフォロワー俳優の奮闘、本家に出演した黄正利(ウォン・チェン・リー)の凱旋なども印象的ですが、今回はジョニー・チャンという謎の俳優が主演した珍作を紹介してみましょう。

■ストーリーは酔拳の使い手であるジョニーが盗賊団?に襲われている場面からスタート。どういう訳か盗賊団はジョニーを狙っているようで、抵抗した師匠の鍼灸師が殺されてしまう。
彼は復讐を誓うが盗賊団はとても強く、さらには何故かジョニーを追っている賞金稼ぎ・韓鷹(イーグル・ハン)までもが介入してきた。恋人と逃避行を図るジョニーだが、盗賊団の罠によって彼女が捕まってしまい、自身も韓鷹にパクられる羽目に…。
 なんとか逃げ出したジョニーは、森の中で浮浪者のような達人と遭遇。この男に師事して腕を上げようとするが、盗賊団は彼の恋人を処刑しようとしていた。愛する者の叫びを聞きつけたジョニーは1人で敵地に突入していく。
だが恋人はボスの張莽(チャン・マン)に殺害され、激怒したジョニーは大勢の手下をあっという間に打ち倒した。残るは空とぶシンバルを操る張莽だけとなり、ここに韓鷹も参戦して死闘が展開されるのだが…!?

主人公の格好が『酔拳』のジャッキーそのまんまという潔い本作ですが(笑)、作品そのものは微妙な出来でした。まず主役を演じるジョニーに華がなく、助演であるはずの韓鷹に存在感で完敗しています。
さらに重大な問題として、この手の作品には欠かせない修行シーンが”圧倒的に足りない”という点が挙げられます。ストーリー後半、ジョニーは酔いどれ師匠的な人物(ちょっと金珠に似てる)に弟子入りするのですが、なんと修行シーンが崖の上で演舞をする数秒のカットしかありません。
恋人が敵に捕まっている以上、何ヶ月も修行に没頭しているわけにはいかないのでしょうが…いくらなんでもこれは省きすぎ。この他にも『酔拳』にはありえない濡れ場の挿入や、ニンジャやキョンシーを出してくる無節操な演出など、疑問符の浮かぶ場面が幾つも存在します。
 しかし功夫アクションの描写は意外と頑張っているし、やたらとカッコいい韓鷹の勇姿には目を惹かれました。本作の韓鷹は白い衣装に身を包んだ賞金稼ぎで、行きずりの女を抱いたせいで逆に追い回されたりと、ちょいワル風味のキャラを好演しています。
最後の戦いではジョニーを足蹴にしつつも加勢し、華麗な足技で空とぶシンバルを撃破!しまいにはジョニーに自らの気を注入したりと、八面六臂の活躍を見せているのです。…いっその事、韓鷹が主役でも良かったんじゃないかなぁ?(爆

 ――今回の特集において、『酔拳』に便乗した作品をタイプ別に検証してみましたが、その多様さに改めて気付かされました。役者の起用という一点に絞っても、バッタもん・本家の出演者・京劇系の若手・ベテラン俳優など、作品ごとに着眼点が分かれています。
しかし流行に乗った映画というものは、えてして作りが雑な傾向にあるものです。これまでに紹介した作品は大半がコメディとして微妙なタイプばかりで、ジャンル全体を見渡しても傑作と呼べる作品はそう多くありません。
 ですが、これらの作品からは製作者たちがどんな工夫を凝らしたかが窺えます。たとえ出来上がったのが微妙な代物であっても、製作に際して不純な動機が込められていたとしても、そこには作り手なりの情熱が秘められているのです。
まだまだ『酔拳』の便乗作は数限りなく存在します。今後も当ブログではこうした作品を紹介するとともに、各々に込められた意図…「いかにして『酔拳』に挑戦したか?」を考察していきたいと思っています。(特集、終)


豬肉榮
英題:Butcher Wing/Death Stroke
製作:1979年

▼(※画像は本作を収録したDVDセットの物です)
 皆さんもご存知のように、『酔拳』は実在した英雄である黄飛鴻を主人公としています。昔から黄飛鴻は映画の世界で親しまれてきましたが、『酔拳』では従来の老成した人格者というイメージを廃し、ヤンチャでお調子者の現代っ子として描写しました。
この思い切った試みは香港の観客たちを爆笑の渦に叩き込み、映画を大ヒットに導く一因となったのです。当然、2匹目のドジョウを狙った作品も数多く製作され、少林英雄を扱ったコメディ功夫片が続々と誕生していくことになります。
 代表的なところでは、広東十虎の1人である鐵橋三を扱った『廣東鐵橋三』、同じく広東十虎の1人・王隠林に梁小龍が扮した『鶴拳』、あの蘇乞兒の青年期をモチーフにした『少年蘇乞兒』なんてのもありましたね(笑
この手の作品で最も有名なのは、黄飛鴻の高弟・林世榮が主役の『燃えよデブゴン7』でしょう。洪家班と袁家班が手を組んだ奇跡的な作品であり、黄飛鴻俳優の祖である關徳興の出演も見逃せません。
本作は同じ林世榮をテーマにした作品で、主演は七小福のメンバーだった呉明才(ウ・ミンサイ)が担当。『燃えよデブゴン7』から李海生(リー・ホイサン)も参加しているため、どちらかというと『酔拳』よりデブゴン映画の匂いを感じさせる一本です。

■肉屋を経営する呉明才は、友人の韓國材(ハン・クォツァイ)とともに悪どい武勝館の連中をこらしめた。一味のボスである李海生は、手下の宋金來を向かわせて2人に報復を実行する。
案の定ボコボコにされる呉明才と韓國材だが、その窮地を救ったのは医師の白彪(バイ・ピョウ)だった。2人は彼に弟子入りを志願するも、「功夫は復讐の道具ではない」と諭されてあしらわれた。
 その後、再び現れた宋金來を退けたまでは良かったが、続いて現れた唐炎燦(トン・ウェンチャイ)の前に呉明才たちは完敗。住んでいた豚小屋を放火された2人は、願いを聞き入れてくれた白彪のもとで修行を開始する。
そんなある日、呉明才は森の中で大量のアヘンを発見した。このアヘンは李海生たちが密売している品物で、さっそく2人は警察に通報した。が、回収したはずのアヘンは手違いで見つからず、商品を奪われた武勝館は攻勢に転じていく。
その最中に呉明才と一緒に住んでいた少年が殺され、李海生の罠によって白彪も重傷を負った。仇討ちを誓った呉明才と韓國材は、大草原で最後の戦いを挑む!

▲『燃えよデブゴン7』はアクションこそ芸術の域に達していたものの、復讐が復讐を呼ぶ陰惨なストーリーで著しく評価を落としていました。本作にもその気があり、全体的に笑える作りになっているのですが、話が進むにつれて血生臭さが増していきます。
最後の戦いは明るいものになってはいますが、よくよく考えると宋金來や他の手下たちはまだ健在だし、アヘンがどうなったのかも不明のまま。私としては最後まで楽しい作風を徹底して欲しかったので、この結末は残念に思えました。
 その反面、功夫アクションは腕に覚えのある俳優が揃っているため、動作自体は充実したものとなっています。実を言うと、私は呉明才の主演した作品を見るのは今回が初めてなのですが、ルックスはともかくキビキビした動きは目を見張るものがあり、さすがは七小福!と思うに足るものがありました。
また、本作の呉明才と韓國材は大した実力を持っていないため、苦戦に陥ると機転を利かせて状況を打破していくという点もユニークでした。この演出は最後のVS李海生でも生かされ、笑いとスリルが混じったファイトに仕上がっています。欲を言えば、今回とても面白いキャラだった鄭富雄にも活躍して欲しかったなぁ…。
さてさて、6回にわたって『酔拳』の便乗作を追ってきた本シリーズも、次回でようやくファイナルを迎えます。当初のキャスティングに関する考察から離れ、なんだか迷走気味になっているような気もしますが(苦笑)、そんな特集の最後を飾るのは…ずばり、韓国の『酔拳』フォロワーです!