いつも自分に言い聞かせてる事がある。
「止まってちゃダメだ。風を起こそう!」って。
物事は良かった事でさえ、時間と共に朽ち始める。
人間関係もそうだ。
相手に頼り切り、安心し切っていると、
小さな摩擦が亀裂へと育ってしまう。
良し悪しでさえも気にせず、
揺さぶり、動かし、いつも風を吹かせるべきだ。
無風状態が一番怖い。「凪」は人を腐らせる。
何も起きず、ただ煮詰まって行くのを見過ごしてはいけない。
もちろん物事は、どちらに転ぶか分からない。
それを恐れて身動きせず好機を逃していては、
人生は一層煮詰まってしまう。
そして「好機」は自分で作れる。
風を起こす事だ。
小さな石ころを池に投げ込むように、
何らかのアクションを起こせば、必ず波紋は広がる。
結果は予想もつかない、が当たり前だ。
予想し、検証し、石橋を叩いてるうちに、
物事は止まってしまう。腐ってしまう。
主眼は「動かす事」。ただそれだけで良いんだ。
悪い事ならいくらでも起きるだろう。
ラッキーな事なんて、本当に稀だ。
だが、起きるのなら、悪い事でさえウェルカムだ。
そう思おう。
マイナスの向こう側には、必ず別の要素が潜む。
それを見つけるんだ。
例えば、家族が急病で入院したとする。
バタバタと親戚などが集まる。
そこには日頃疎遠だった人同士に交流が生まれる。
近況を報告し合い、新しい展開もあり得る。
「こんな事でもなきゃ、無かったね」って事だ。
例えば、私の父は早くに、突然事故で亡くなった。
山石家は一瞬でどん底に突き落とされた。
母は専業主婦だったが、元々才気溢れる人だった。
その後苦労したが、仕事で活躍し、自分自身を活かした人生を送った。
不幸が無ければ、成し遂げられなかった人生だ。
不幸は跳ね返すパワーを求める。
自分の新しい面を発見させる。発掘させる。
そして不幸が原因で、新しい道を模索せざるを得ず、
必要に迫られ、自然と風は起こる。
もちろん何も不幸を望む必要などないが、
どんな事にも様々な面があり、そこに着眼すれば、
良い方向へと舵は切れる、という事だ。
「バタフライ・エフェクト」という概念がある。
羽ばたく蝶が起こした風が、「何か」を引き起こす。連れて来る。
もちろん困った事態も考えられるが、
それでも「動き」は必ず「未来」へと繋がる。
巻き起こる様々な事態にアタフタと対処するウチに、
気がつけば別の場所に立っているだろう。
対処は道を探し、切り開く作業だ。
「もしあの時何もしなかったら、今の自分は無い」
というエピソードは、よく耳にするだろう。
全ては偶然の産物だとしても、その偶然を呼び込むのは、
風を起こそう、という君の意思だ。決意だ。
全てはそこから始まる。
今回は実に観念的な話しになってしまったが、
言いたいのは、
「煮詰まった時」「迷走してしまった時」「最悪な時」
そこにはチャンスが潜んでいる、と考えて欲しい。
そのためには「風を起こす」事だ。
何らかのアクションを起こし、物事を、人生を「揺さぶる」事だ。
「やっても無駄かな?」は禁句だ。
予想も要らない。(どうせ当たらない)
失う物など無い、と開き直れれば大概の事は出来る。
停滞して腐るくらいなら、動いて何が出て来るのかを見つめよう。
人生は、面白がるべきだ。
そして実際、面白い。