アナログでフィギュアの作り方を学ぶことのメリット | 女の子フィギュアの作り方☆超初心者向け講座

アナログでフィギュアの作り方を学ぶことのメリット

「アナログ、デジタルどちらから始めるか?」という記事を以前書きました。今回はアナログならではの良い面だけを書いてみます。

 

モノを直接触って実感することができる。デジタルは3Dプリンターで出力してみなければ判らないときもあるが、アナログはそれ自体がすでに具現化されたモノである。

 

アナログで作っても3Dスキャナーで取り込めば、デジタルデータとして保存できる。デジタルデータにすればそこからさらにデジタルで追加パーツを作ることも、サイズを変えて3Dプリンターで出力することもできる。

 

強度と重心の知識が身につく。とくに強度は重要で「ここまでの厚みがないと簡単に壊れてしまう」「一見すると薄いようだが実は錯覚を利用し厚みを持たせてある」という感覚が身につく。

 

工具と素材は無限というくらいあるので自分だけの工具や素材を探す愉しさがある。百円ショップ、ホームセンターや手芸用品店に行き「この工具やこの素材の特性を利用すれば、こういう形状のパーツ、こういう特性をもったパーツを作るとが出来る」と考えるだけでおもしろい。

 

塗料と顔料についての知識や組み合わせを学ぶことができる。「フェラーリレッドは下地にピンクを塗ればきれいに仕上がる」「下地をシルバーにしてクリヤーイエローを塗ると金色になる」など。

 

ものすごく繊細で細かいパーツを作ることが出来れば満足感が大きく自慢できる。

 

初期費用は形作りだけなら二千円程度で始められる。そこから自分に合った素材、工具を買い足していくことができる。

 

自然と刃物の扱いに長けてくるようになる。

 

作りかけの作品を眺めていると「これが自分ががんばった結果だ」と実感できる。

 

既成の商品を改造する技術も身につく。似ているキャラクターを改造すれば、手軽に欲しいキャラのフィギュアが手に入る。アクションフィギュアにも応用可能。

 

基本技術と素材、工具は二十世紀の時点でほぼ成熟しているため、一度学んだことは生涯有効かもしれない。現在でも1990年代の模型雑誌に書かれた記事とそれほど大きく変わっていない。「光硬化パテ」などたまに新しい素材が数年に一度出てくる程度。

 

「超一流の造形師」になったとき、仏師やミケランジェロのように「自分は素材の塊に埋もれている仏や神を彫っただけだ」という心境になれる・・・かもしれない。

 

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