一条工務店さんに建てて頂いた我が家ですが、梅雨の室温や湿度はどうだったのか?という話です。
なお、こちらの話を読まれていることが前提になっています。
一つ前の話はこちらで、更に前には冬季の温湿度の話もあります。
我が家の室温
前回の松尾さんの記事によると、健康で快適な室温は20~27度という話でした。
そして我が家の、6月の結果はこちらです。
【室温のグラフ】
このグラフは赤色で室温を表していて、ついでに青色が外気温です。
1ヶ月で外気温が10度近く上がっているのですが、上がり過ぎでは・・・?
そんな6月ですが、上旬はエアコンの設定を色々と試行錯誤していました。
その後、中旬ぐらいからは一貫して、再熱除湿モードを使用しています。
エアコンは、妻に合わせて28度ぐらいになるように色々と調節したのですが、まぁまぁ上手くいったようです
なお、20~27度の範囲には残念ながら当てはまっていないので、アウトですね。
我が家の相対湿度
前回の松尾さんの記事によると、相対湿度は40~60%に収めましょうという話でした。
そして我が家の結果はこちらです。
【相対湿度のグラフ】
先程のグラフも含めて、本グラフは日毎ではなく1時間毎にプロットしています。
さて、湿度はおおむね、50~60%で推移してくれていました。
セーフです!
・・・というか、我が家のエアコンは残念ながら湿度の手動設定ができません。
強制で50~60%になるように動作するので、その設定がそのまま反映されたような形になっているだけですね
※ なお、外気に関しては気象庁さんのデータを参照していますので、我が家の外気とはイコールではなく多少差異があると思います。
我が家の重量絶対湿度
前回の松尾さんの記事によると、健康で快適な絶対湿度は6~12gという話でした。
そして我が家の結果はこちらです。
【絶対湿度のグラフ】
絶対湿度は概ね12~14gといった感じでしょうか?
かなりオーバーしていますね、アウトです。
というか今グラフを見て気がついたのですが、外気の湿度の高低に関わらず一定に収まっていました。
全熱交換式の換気装置を使用しているので、外気の影響をそこまで受けていないのだと思います。
意外と外の方が乾燥している日もあるようなので、そういった時は積極的に外気を取り込んだ方が良かったのかもしれません
そもそも、エアコンの湿度の設定をもう少し下げることができたら、もうちょっと良い結果になったとは思うのですが、仕方がないですね。
※ 外気の観測地点は街中ですが、我が家は川の近くに位置していますので、ひょっとしたら悪条件かも・・・
消費電力について
我が家では、部屋を暖めながら除湿が可能な、いわゆる再熱除湿モードを搭載したエアコンを導入しています。
この再熱除湿モードは消費電力が高いことで有名(?)ですが、結果はこちらです。
上旬あたりは試行錯誤していた頃だと思いますので無視して頂くとして、おおよそ1日あたり7kWhぐらいでしょうか。
日によって少し消費電力が上下していますが、部屋の室温のグラフと見比べてみると比例しているような・・・?
原理を考えると当たり前ですが、設定温度を上げるほど、消費電力が高くなっているんだと思います
さて、6月の光熱費の話でも少し触れましたが、1か月の消費電力のうち半分近くがエアコンでした。
そう考えるとなかなかの大食漢ですね。
太陽光発電がなければ、使用を躊躇(ためら)うところでした。
エアコンについて
我が家で採用したエアコンは、日立グローバルライフソリューションズさんのVシリーズのエアコンです
再熱除湿モードの搭載を前提とすると、下位機種は選択肢から外れます。
中位機種は悪名高い(?)お掃除機能がついているのですが、再熱除湿のために泣く泣く採用しました(笑)
ただし、先ほども触れましたとおり、この機種は湿度を設定する機能が残念ながらありません。
購入後に気が付いたのですが、後の祭りでした
他の機種では湿度を設定できるものもありますので、この辺りよく確認して購入されることをお勧めしたいです。
能力としては一番小さい6畳用を選んだのですが、梅雨の間はこれ1台で64畳(106㎡)の空間を賄えていたようですので、満足しています
終わりに
ということで、梅雨(6月)の温湿度の話でした。
室温は仕方ないとしても、湿度に関してはどうせならもう少し良いところを目指したかったです
ところで、エアコンの再熱除湿って残念ながらあまり一般的な機能ではありません。
うちは再熱除湿なんてないよ、っていうご家庭も、ご安心ください!
エアコンが2つあれば、1台は暖房、1台は冷房で動作させれば原理的には同じ状態が再現できます(笑)
梅雨の時期でも部屋を冷やさず、温めながら除湿も可能なので快適です。
・・・手軽な方法なので誰か試しているのでは?と思っているのですが、案外見かけませんね。
終わり。
次回は夏季の結果の話です。