「梅雨」…梅
「梅雨」には梅の熟す季節に降る雨という語源があります。
この季節の数ある植物の中で、梅が私たちの生活に浸透していたことがこの語源からもうかがえます。
春の訪れを告げてくれた小さな梅の花が、ここまで大きく実りました。その姿をみると「梅雨」は自然の喜びの雨とさえ感じmasu
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梅の収穫が始まり、店頭にも並び始めました。
梅干し、梅酒、梅シロップ、梅ジャム…今年は何を作りましょうか?
いずれも保存食で、少し手をかけ、それぞれの家庭の味に仕上がり、家庭のエッセンスとなるものばかり。
梅酒には青梅を使用します。一粒一粒、手に取って、へその部分をとり除いていく作業を、そこに作り手の愛情がこもるのでしょうね。
梅干しは今から夏にかけて紫蘇を付け込んだり、干したりのお世話をしていきます。
「手」を加える、「手」をかける
便利になった世の中でも、続けていきたいこと。
さぁ、今年はどのように梅に「手」をかけてあげましょうか?
自分の「手の力」を知るいいチャンス、毎年続けることで「手加減」を覚えていきましょう!
「梅雨」…アマチャ
ヤマアジサイによく似た花を咲かせる「アマチャ」
4月8日の灌仏会に、釈迦像に注ぐことで知られています。
「アマチャ」は文字通り「甘いお茶」からきており、日本固有の生薬でもあります。
葉を使用しますが、生の葉は甘くなく、発酵させることで甘みが出てきます。
この甘みの成分ははフィロズルチンといい、砂糖の約1000倍の甘みを持っており、人の体内では消化吸収されない成分です。
糖尿病患者の方の甘味料としてや、ダイエット目的でも使用することができます。
今の時期に花を咲かせますが、お茶目的になりますと花は咲かせず、蕾のうちに摘み取ってしまい、葉を育て8月に採取します。
また、アマチャは茶席に飾る「お茶花」に用いられま。
そう考えると、蕾を摘み取ってしまうのもなんだか惜しいものです。
挿し木も簡単にできますので、葉を楽しむ「甘茶」用と花を楽しむ「茶花」用に2株育てたいものですね。
生活に役立つ日本固有の生薬、ぜひ生活に取り入れてみてください。
時の記念日
今日は時の記念日
時計の音で目ざめ、登校時間、出勤時間、休憩時間、など私たちの生活は時刻があることにより
規則正しく営むことができます。
人が「忙しい」と感じたり、口にしたりするときは、時間に追われ、心のゆとりがなくなってる時です。
そのとおり、「忙しい」は「こころがない」という漢字を書きます。
こういったときは、きっと時間に振り回されてしまっている時でしょう。
それでは、そこから生産されるものにも「こころ」がなくなり、時間をかけた割には残念な結果に終わってしまったということにもなりかねません。
逆に、他からみたら「忙しそう」と見える人でも、笑顔を見せることができる人はこころにゆとりがあり、仕事のこなし方も順調です。
その違いは、時間に対する主導権を自分が持っているかどうかにより違ってくるのです。
時間を支配するか、支配されるか、それはあなたのこころ次第です。
あなたは今、周りに笑顔を見せるゆとりがありますか?
もし、そんなゆとりがないとしても笑顔をしてみましょう。
「忙しい」という表現も控えてみましょう。
きっと、あなたにゆとりが生まれるでしょう。

