９月の香り

９月は五感が高まる季節

実りの季節に近づいてきたからでしょうか

特に嗅覚は本能に働きかけますので

香りの力をかり、心磨きをしてみましょう

自分自身を信頼する香り「ローズウッド」

過去を断ち切り、自分の本質と出会う「サンダルウッド」

不安や混乱を浄化し、心を整理する「ジュニパー」

のブレンドはいかがでしょうか？

秋は自分を見つめ、今年得た小さな輝きを見つけ出す時。

宝石が研磨されて輝くように、自分をそぎ落としていくことが、輝くことなのです。

きっと香りたちがその手助けをしてくれますよ。

９月の色

夜が長くなるにしたがって、自分と向き合う時間も長くなります。

自分と向き合う色は「紫」

ぶどうの収穫が盛んになるこの時期にピッタリな色ですね。

紫色は赤色と青色が合わさった色。陽と陰併せ持つ色です。

その二つを融合することはとても労力のいることですが

それが一つになった時、とても大きなものが生まれます。

それが今年あなたが得た、あなたならではの哲学なのです。

自分の軸つくりには自分なりの哲学が必要です。

その作業から目を背けることは簡単かもしれませんが、

そうするといつになっても自信が育ちません。

そんなあなたを紫色は手助けしてくれます。

紫をそっと身にまとってみましょう。

あなたらしい考え方にきっと出会えるでしょう。

「長月」…秋の虫

秋の虫といったら何を思い浮かべますか？

秋の虫たちの声は癒しそのものです。

それぞれの虫たちの声が美しいハーモニーを奏で、

それらが私たちの心の隅々に働きかけ、こころに安らぎを与え、浄化します。

唱歌「むしのこえ」に登場する虫たちは

マツムシ、スズムシ、クツワムシ、ウマオイともう一匹

キリギリスとコオロギどちらでしょう？

どちらも正解なんです。

キリキリと鳴く虫は今でいう「こおろぎ」

「キリギリス」は「コオロギ」の古語になり、現在の「キリギリス」とはちがっていました。

「キリギリス」は昼間鳴き、夕刻は鳴かない虫なのです。

私たち日本人は平安時代の頃から虫を愛でてきました。

その頃と変わらぬ虫の音

私たちの音の根本がそこにあるかもしれません。