二百十日
9月1日は二百十日 イネの開花時期にあたります。
早稲の穂が実る八朔、、成熟の遅いイネの開花時期である二百二十日と並んで
稲作にとっては大切な時期でありながらも、台風のきやすい時期となります。
八朔は旧暦でいくと二百十日と二百二十日の中間の辺りです。
今ではカレンダーをみて、台風の多い時期だなと感じたり、
発達した情報網で何日も前から動きを把握し、準備をすることができます。
そんな情報網を持っていなかった先人たちはどんな思いで台風を迎えていたのでしょう。
雲の流れが速くなり、いつもとは違う風、たたきつけるように降る雨
一瞬にして健やかに育ってきた稲たちを倒してしまいます。
今でも年に何回か訪れる台風、
何度体験しても、手出しできないもどかしさが
二百十日、八朔、二百二十日に表れているのかもしれないですね。
先人たちは私たちに暦や、それぞれの土地の豊作の祈り方を残してくれました。
そういった思いを後世に引き継いでいくことも、自然と共存することなのでしょうね。
大切にしていきたいです。
自然の脅威…植物たち
私たちが体に取り入れている多くの植物。
私たちの体に有効なものもあればそうでないものもあります。
薬は植物由来のものが多くあります。私たちの体に必要な有効成分を凝縮したものが「くすり」、
凝縮されている分、副作用というリスクも高くなります。
「コカイン」は薬物の代表的なもので大変怖いものです。
脳の中枢神経に影響を及ぼし、依存をうみ、人間らしささえ奪ってしまいます。
この「コカイン」はコカという植物から取り出され、麻酔薬として使用もされているのです。
命を助けるものにもなれば、命を奪うものにもなるのです。
また、清泉飲料水として知られる「コカコーラ」は、このコカの葉の入った薬がきかっけとなってできた飲み物なのです。発売当初は少なからずコカインが入っていたといわれています。
私たちが食物を口にする目的は「生きる」ためです。
その食物たちも様々なプラスとマイナスを持っています。
中には「生きる」目的を達成できないようなマイナス要素を含むものが入っているかもしれません。
様々な視点からそのものを理解し、選択していくのは自分だということを忘れてはなりません。


