処暑
今日は処暑
気づくと秋の気配がずいぶんと深まりました。
朝晩の空気が少しひんやりと心地よく感じられます。
明け方近くまでコオロギたちの柔らかな声が鳴き始めました。
朝一番の空気は、純粋にその季節を感じさせてくれます。
夏の間、暑さに耐えていた植物たちも若干の余裕が出てきたのでしょう、蕾を付け始めました。
花が咲いた時点から実りは始まっているのでしょうが、実ったなと感じる瞬間、そして実りとして実感するにはかなりの時間がかかること。
夏が過ぎ、今は「実ったかな」と感じるくらいの状態でしょうか?
そんな自分と向き合いゆっくりじっくり実りを育んでいきたいですね。
早起きして、朝の空気に包まれてみましょう。
日中の暑さとは違った、秋の空気があなたを豊かな実りへと導いてくれるでしょう。
「残暑」…夏の夜を癒す香り
夜風が吹いて、気持ちよく眠りに入ることができる日が増えてきました。
エアコンではなく扇風機をうまく活用したいですね。
そんな時、植物の香りをうまく利用してみましょう。
コットンやティッシュを小さく折りただんだものに、精油をたらし、
扇風機の前面に張り付けてみてください。
扇風機の涼やかな風にのって、香りが部屋中に広がります。
眠りを誘う定番のラベンダーに、夏の思い出を感じちょっと楽しくなるようなマンダリンと
少し涼しさをプラスするためにペパーミントを加えて見てはいかがでしょう
よい夢を見るために、あなたオリジナルの香りをブレンドしてみてくださいね。
「残暑」…ゴッホのひまわり
(i-weve76.5FM 「自然の宝箱」で13時45分に放送)
夏の間に私たちを見守ってくれたひまわり
暑さの中で体がだらけそうになった時も、ひまわりのまっすぐな姿が背筋をピンとさせてくれました。
少し頭をもたげた姿を目にすると、夏との別れに少しせつなさを感じます。
ひまわりを描いた作品で知られるゴッホ
どんな思いで彼はひまわりを描いていたのでしょう?
ひまわりは太陽が地上に降りた姿
その光を放つ花は、希望や命そのものといえます。
彼はひまわりだけではなく、黄色の作品を多く残しています。
黄色は明るく、開放的な印象を与える反面、孤独感を表現しています。
彼の人生は孤独感との戦いだったといわれていますが、その中でのひまわりは彼の支えだったのでしょう。
そんなことを思いながらひまわりをみていると、自分の中にある、孤独と向き合う力強さを感じます。
自分の心の中にでもある孤独感から目をそらさないことが、まっすぐに立つことかもしれませんね。

