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「残暑」…草木の色



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今の時期の植物は葉の色も花の色も濃いめの色をしている感じがしませんか?

それは、強い紫外線に打ち勝つために植物たちが身に着けた知恵

その色をいただいて染物をしてみましょう。

今の時期に旺盛に生えている「アイ」

「藍染め」として私たちの生活に浸透しています。

本来の藍染めは発酵させ、手間のかかるものですが、

発酵がなくても十分に染めを楽しむことができます。

タデアイの葉を摘み取って、水の中で手もみをすると緑色の色素が出てきます。

その中に30分ほどつけ、取り出して15分ほど乾燥させ、水洗いします。

綿ですと前処理が必要となってきますので若干の手間がかかりますが、絹は簡単に染まりますので初心者には挑戦しやすいです。

酸素のふれると緑色から青色に変化するのが不思議。

その時々で植物の色も若干変わります。あなたが一番いいなと思うタイミングが一番

その時に摘み取った植物は、きっとあなたの支えになるでしょう。

その色を側において、色からの力を味方にしましょう!

残暑

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ほんのり秋を感じる風が横切りますが

蝉の合唱の声をきくと、夏が継続してくれていることにホッとするものです。

季節が移り変わっていくのは徐々に変化していても、なんとなくさみしいもの。

特に夏の終わりは、子どもの頃の夏休みの名残か、

このまま開放的な時間にしがみつきたくなるものです。


花が大きく開くほど虫たちが集まり、受粉しやすいように、

開放感に十分にひたることも、自分を大きく実らせることにつながるのです。

ほんの少し立ち止まって、夏に忘れ物がないか確認してみましょう。

今年の夏はこうだったと思える夏を過ごせましたか?

そう思えることが次へのスッテップとなるのです。


今年の夏はまだ待ってくれています。

蝉たちが全力で鳴いているように、今からでも大丈夫。




「生きていること」…花火


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夜空に打ちあがる花火

様々な色・模様、響き渡る音、火薬の香り、その時々の空気と調和して、

夏の思い出として心に大きく刻まれます。


鉄砲の伝来とともに火薬が持ち込まれ、花火の歴史は始まりますが、現在のような形になったのは1733年、八代将軍吉宗が大飢餓や疫病で亡くなった人々の慰霊と悪病退散を祈り、隅田川で水神祭を行ったことが始まりといわれています。

そのようなことからか、大玉の花火の音は、体の芯に響き渡り、私たちの細胞ひとつひとつを調整し、クリアな気持ちを導いてくれます、また、花火を見ている間は時を忘れ、雑念を取り払ってくれます。


花火が美しく、人の心に響くのは背景に闇があるからなのです。明るい昼間に花火を打ち上げても、ここまで人を引き付けることはできないでしょう。私たちの背景には見ることができないものがたくさんあります。それらがあって私たちは美しく生きていられるのです。

どこから見ても同じ形を見ることができる花火

今は会えなくなってしまった人もきっとどこかで同じ思いで見ていることでしょう。