次世代を担う子供たちの現在そして未来 -51ページ目

内申書記載ミスは他人事じゃない

 先生方も人間だから,ミスしないはずがないことはわかるけど・・・。


千葉内申書ミス、新たに5人 合否再判定へ
産経新聞 2013.3.20 13:29
 千葉県教育委員会などは20日、100人以上の内申書記載ミスがあった同県我孫子市立白山中を含む県内三つの公立中で、計5人の記載ミスが新たに判明したと明らかにした。5人は公立高を不合格となっており、県教委は私立高進学を決めた1人を除く4人の合否再判定を高校に指示した。

 記載ミスは白山中が3人。我孫子市にある別の公立中と、他市の公立中が1人ずつ。学校によっては内申点に加わる英語検定や漢字検定の記載がなかったり、教科の成績が実際より低く記入されたりしていた。

 白山中の生徒は、ミスを受けて学校が3年生全員の保護者に配布した内申書のコピーで、他の2人は高校に内申書の開示を請求して分かった。


「自分たちのミスが生徒の人生に影響を及ぼすかも」という緊張感を持っていたとは思えないような人数の多さ。ハッキリいってたるんでる。


しかも,アチコチでおこってる。 


人間なんだからミスはあるもの


と思って,無作為に抽出して点検するとか,複数の教員で再点検するとかやりようはあるだろうに。



こんな大事な書類作成でさえ,やっつけ仕事になってしまうのか・・・


と,呆れと怒りが半々というところかな。



ちなみに,わが家でもかつて「通知表の表記ミス」の当事者になったことがある。


その顛末は,その1その2  として残してあるので,興味のある方はクリックしてみてください。


この手のミスは,決して他人事ではない


ことを,保護者の方々は強く強く意識しておいて損はない・・・と思う。




時刻表2万キロ

 先週会津若松へ行く際,郡山~会津若松間の移動に磐越西線を使いました。

普段都市部の通勤電車しか利用しない者にとっては,車窓にひろがる風景がとても新鮮で・・・。


こんな感じです。


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ここで思い出したのが『時刻表2万キロ』。帰宅後Amazonでポチしてしまいました。

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私は鉄ちゃんではありませんが,このくらいの有名な本なら知っていますw


もう何十年も前,高1の夏休みに「青春18きっぷ」を使って貧乏旅行を計画した際に「予習と思って読んでおけ」と勧められた本です。急に思い出しました!


その時の日程は・・・


初日

博多(朝一番)・・・・大阪(夜)・・・和歌山市(鈍行夜行)・・・


2日目

(紀伊半島を一周して)・・・名古屋(親戚宅泊)


3日目

名古屋・・・東京・・・上野(鈍行夜行)・・・


4日目

長岡・・・(日本海側をひたすら)・・・京都(鈍行夜行)・・・


5日目

出雲市・・・(山陰をひたすら)・・・下関・・・博多



という強行軍。都市部を走る通勤型電車はともかく,夜行はほとんどが「非冷房」「喫煙可」の旧式客車。


窓を開ければ虫が入ってくるし,体はべたつくし,たばこくさいし・・・。


今なら絶対に無理です。



さて,この本を手にして思い出したことが。

この本には,「九州のローカル線」の話が出てきます。それまで福岡に住んでいても筑豊のことはよく知らなかったけれど,香春岳の描写に強く衝撃を受けたっけ。


 その後,鉄ちゃんに「途中下りず,一筆かきで移動するのなら,隣駅までの往復きっぷで筑豊まで行ける」ということを教えてもらい,学校をさぼったときに香春岳を見に行ったのでした。


時刻表2万キロ (河出文庫 み 4-1)/河出書房新社
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WBCが終わってシーズンが始まる

 WBCはドミニカ共和国の優勝で終わったようですね。


今回日本が優勝できなかったことは残念ですが,参加するorしないでゴタゴタしていたスタートだったことを思い返すと,けっして選手を責めることはできません。


お疲れ様でした。


 メジャー組が参加しなかったとはいえ,現在のプロ野球選手だけでベストメンバーを組んでいたらどうなっていたのか,私の関心はここにあります。故障の影響で参加できなかった主な選手は,


投手 吉見(中日),吉川(日本ハム),金子(オリックス)

野手 中村(西武),新井兄(阪神),栗原(広島)


といったところでしょうか。先発投手と4番候補を欠いて,それでもよく戦ったと思います。



ほっとしたのは,派遣された選手に大きな怪我がなかったこと。

彼らのメインの仕事は,WBCではなくてこれから始まるシーズンですから。


 ホークスでは過去に,川崎が故障して開幕から1か月欠場しました(第1回)。第2回では当時横浜の村田が途中離脱しました。今回は,森福が肩の張りを訴えて登板回避したと聞いていますけど・・・。



 最後に,過去2回のWBCでは,派遣された選手の中に「その年のシーズン成績を大きく落としてしまう」ケースがありました。調整の難しさを感じさせます。


第1回では,ホークスだけでも

松中(ホークス)・・・シーズン中に故障。46本塁打→19本塁打

杉内(当時ホークス)・・・調整失敗。18勝→7勝


第2回は,思いつくだけで

川崎(ホークス)・・・控えに回って打席に立てず。打率が.321→.259へ。

小松(オリックス)・・・調整失敗。15勝→1勝


という具合です。今回出場機会に恵まれなかった本多や,先発調整できていない攝津のことは,ホークスファンとしてかなり心配しています。



だから・・・,

 先発投手を中継待機させるくらいであれば(涌井など),選手を名前で選ばすにその道のスペシャリストを連れていったほうがよいと思うのです(オリックス平野,日本ハム増井)。

 代走要員ならば,本多じゃなくて鈴木(巨人)でもウチの城所でもよかっただろうに。


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まだあったか,やらせ受験

 いくつかの私立高校で,何人かの優秀生にひたすらセンター利用で受験をさせて「合格実績の水増し」を行っていたとの報道がなされたのが,もう5年ほど前。


その時に書いた記事がここに残っている。


教育の現場からvol.6 (←クリックするとPDFファイルが見られます)



その騒ぎから数年もたたないうちに,まだこんなことをやっていた高校があるんだね。



大阪産業大学:やらせ受験 内部からも批判

毎日新聞 2013年03月17日 09時38分(最終更新 03月17日 10時29分)


 大阪産業大学(大阪府大東市)の2009年度入試を巡り、付属高への不透明な受験依頼と、生徒への謝礼が発覚した。大学と付属高校は入学する意思の乏しい生徒をあえて受験させ、多くは合格していた。こうした操作で門戸が狭まり、不合格になった一般受験生がいる可能性もある。「事実なら受験生への裏切りだ」と内部からも批判が出ている。

 

09年1月ごろ、付属高の教諭は成績優秀な生徒数人を教室に集め、こう切り出したという。「偏差値を上げるために受けてくれ。なるべく多く受けてほしい」。大産大経営学部への受験依頼だった。その時期、生徒の多くは推薦入試などで進学先が決まっており、経営学部を受ける必要はなかった。「どうせ暇やろ。勉強がてらに受けてほしい」。教諭は、合格すれば試験1回につき5000円を謝礼として渡すことも約束し、生徒らは承諾。3回ある一般前期の入試を全て受験した生徒もいたという。入試が終わった後の4月ごろ、教諭は既に卒業していた生徒らを学校に呼び出し、謝礼を現金で渡した。(以下略)



ここまで読めば充分。何の反省も自戒もなかったわけですね。

高校を選ぶ際に,「偏差値」「大学合格実績」が指標の一つになることはわかります。ただし,それを盲信するのはちょっと待ったほうがよい。高校を選ぶ側にも「真偽を見極める眼力」が要求されていることを忘れずに。


何も考えず,何も疑わずにHPやパンフレットだけで「楽しい高校生活」のイメージだけをふくらませてしまうと,大切な何かを見落としてしまうかもしれません。


 

東大推薦入試「やってみなはれ」

 この週末はモノポリー日本選手権のことで頭がいっぱいだったので,ニュースなどのチェックができていなかった。実はその間に,東大の推薦入試について発表が行われていたのだった。


東大推薦入試、3年後から 計100人、後期廃止 浪人生も対象
2013.3.15 20:32 MSN産経ニュース


 東大は15日、2016年度入試から2次試験の後期日程を廃止し、一般推薦入試を導入すると発表した。前期日程より早い時期に実施し、計100人程度を募集する。高校の校長の推薦が必要で、浪人生も対象とする。筆記試験以外の方法で選抜する枠を設けることで、多様な学生の確保につなげるのが狙い。記者会見した佐藤慎一副学長は「単に成績が良い学生でなく、前期試験とは違うタイプの学生を受け入れる」と話した。

 東大によると、対象は、物理学や数学、文学など特定の学問分野に強い関心や学習意欲を持つ人。文科1~3類、理科1~3類の各科類に推薦入試枠を設ける。学生全員が1年目から大学院などの授業を受ける。



 今年度の前期合格者が3009人。これを頭に入れた上で「推薦入試の募集枠100人」を読み直せば,前期合格者に対する割合が3%程度しかないことがわかる。


簡単に言えば 実験


なんだよね。推薦入試といえば「ゆとり教育」を象徴するキーワードで,一時期の公立高校入試で定員の25%だとか50%だとかを合格させていたことを思い出す人も多いでしょう。


しかし近年では,高校入試でも推薦は縮小傾向。大学入試(特に私立)ではAO・推薦入試が市民権を得ているとはいえ,導入後発なんだから推薦入試のメリット・デメリットは百も承知のはず。


この程度の実験に大騒ぎする必要を私は感じない。


 だって,大騒ぎするのはこれを「商売のチャンス!」と考える教育産業だけですよ。「大改革!」といって煽り立てるのは,昨年のこの時期に話題になった「秋入学 」の扱いと同じ。話題にするのはかまわないし,議論が活発になるのはいいことだけど,その中に混じっている「即,商売に結び付けようとする動き」との違いだけは,見抜く目をもっておかないとね。



 どんな組織だって時代にあわせた改革は必要だから,こうした実験だって避けて通れるはずはない。


やってみなはれ


こんな感覚なんだろうな,と思う。ダメならやめればいいし,全体に影響を及ぼすような割合でもない。ちゃんと保険はかけてあるw



センター試験で最低限の学力も担保するみたいだし,どうしても東大に行きたい・行かせたいという人や保護者の方には,推薦入試は宝くじみたいなもの思って準備することを薦めます。