数学力パワーアップセミナー開催のお知らせ
来る11月19日(水)に行われる,
「数学力パワーアップセミナー」
(株)エデュケーショナルネットワーク様主催
において講師を務めます。
昨年までは5月または6月に開催していたセミナーですが,学習塾の新年度集客戦略の一助となるよう時期をずらし,より実践的な内容をご紹介させていただきます。
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11月19日(水)
10:30~13:00
TKP市ヶ谷カンファレンスセンター カンファレンスルーム6B
【定員】 40名(定員になり次第、受付終了となります)
【参加費】お1人様 7,000 円(税込:7,560 円)
複数人数でご参加の場合、2 人目以降の方より2,000 円(税込:2,160 円)引きとさせていただきます。
数学力パワーアップセミナー
~学習塾だからこそ伸ばせる数学力とは~
①「求められる数学力」の明らかな変化とは
・高校入試問題から読み解く時代の変化
・子どもたちの「数学力の現実」との乖離から何を読み取るか
②新年度集客に向けた算数・数学の切り口
・「数学力」の必要性をどのようにして保護者に説明するか
・「数学力」を伸ばすための子どもへの向き合い方・指導の方法
詳細は http://www.edu-network.jp/solve/?solve=1 (下段)をご確認の上,このホームページ上にある申込書(PDF)をご利用ください。
代々木ゼミナール校舎閉鎖に思うこと
塾予備校に勤務する方,受験生の子どもをお持ちの保護者の方々,怒涛の夏期講習がようやく終わり,元の生活ペースを取り戻せるようになったところでしょうか。
私も,「夏期講習終了!」と言いたいところですが,来週から大学での授業が始まる(大学生はまだ夏休みなので,夏期講座なのです)ため,まだまだ生活ペースは戻りません。
そんな慌ただしい毎日の中,我々の業界を大きく騒がせるニュースが飛び込んできましたね。
代ゼミなぜ一人負け 強みが弱みに…窮余の大リストラ
(8月29日 朝日新聞デジタル)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140830-00000002-asahi-bus_all
わが家の次男はこの春高校を卒業して大学生になりましたが,彼の高校生活中、予備校選びの選択肢に代ゼミが一度も入ることはありませんでした。我々の生活圏(大宮)のあんなによい場所に,大きな建物
が目立つように建てられているにもかかわらず,です。
次男は「国立理系」を目指していましたが,その仲間たちの視野に代ゼミが全く入っていなかったことが理由の一つ(好きの反対は嫌いではなく無視,ってやつです。口コミの話題にさえ上がらない)。
もう一つは,私の記憶にこんなことがあったからです。
それはもう20年も前の話。その当時は代ゼミも中学生を受け入れていて高校受験のコースがあった。
残念ながらその事業から代ゼミが撤退することになったとき,こんな話を聞いたことがある。
「いやー残念です。まだまだ100人教室を一杯にできるのに」
と。あの当時は個別が今ほど市民権を得ていない時代。でも,世の中の流れは確実に「少人数制で細かく生徒個々をケアする」ことを求め始めていた。中学生を100人とか200人とかの大教室にいれて一斉授業というモデルはとっくに崩壊していたわけで。
にもかかわらず,この発言。世の中のニーズ、変化を読み取ろうとせず、いつまでも自分たちの経営モデルに生徒や保護者をあてはめようとする感覚そのものが,中学生部門撤退の要因だったことを最後まで気づいていなかったわけです。当時の彼らは。
そりゃ,傾きますって。
それから10年以上が経過し,少人数制+きめ細かいケアの流れは大学入試部門(高校生)にとっても当たり前のことになってきたのは,皆さんご存知の通り。おそらく代ゼミの経営部門の方々は,相変わらず時代の変化を正しく読み取れていないだろうな,と当然ながら父親としては思うわけです。
代ゼミのシェアを喰ったといわれる東進が,映像授業を武器に「徹底した個々のペース重視+個別の面倒見」の戦略をとっているところに,時代の流れを読み間違えた悲劇がすべて象徴的に現れているのです。
今回の代ゼミの業務縮小は,間違っても少子化のせいじゃない。少子化なんて何年も前から予測ができていたこと。それに指導要領の改訂が重なって,打ち出した戦略が世の中に評価されなかっただけ。
国立志向+理系志向+きめ細かいケア
これが求められる時代が来ることは,業界人であれば「脱ゆとり」の議論が始まっていたときからわかっていたはず。この流れに対応しそこなった塾予備校は,自己責任で「市場から退場」となるだけ。
13歳からのことば事典
かつて一緒に仕事をした畏友矢野耕平氏(スタジオキャンパス代表)が,新刊を上梓されました。
「きもい」「うざい」「やばい」「むかつく」・・・といった言葉が飛び交う小中学生の日常において,完全に忘れられているのが,日本語本来の美しさを持つ「心情語」です。この書籍からは,子どもたちの「心情表現」の貧しさに対する危機感を憂う著者の想いが,ヒシヒシと伝わってきます。
著者は前書きで,小中学生に向けて
皆さんには「フィーリングプア」にならないでほしい
と強くメッセージを発しています。
前書きには,このよう記載もあります。
語彙が貧しければ貧しいほど,その思考回路は単純なものになってしまいます。さらにいえば,手持ちの心情語が少なければ少ないほど,感情そのものが貧しくなる可能性もあるのです。
本来は細やかな心の持ち主であっても,他者から見たときに,無表情な,感情が乏しい人間と思われてしまうのは,とっても残念なことです。
メールやSNSの普及によって,我々が子どもの頃にはなかった「話し言葉を書く習慣」を今の子どもたちは持っています。話し言葉と書き言葉を区別する意識が薄く,「きもい」「うざい」といったいくつかの定型ワードだけで会話が成立してしまう環境に身を置くことは,中学生の成長にとって好ましいことではありません。
「もう,マジへこむよ」を「正直,心が折れる思いです」と変換できるようになることは,中学生にとっては,高校・大学・社会人と自分の世界が広がっていく過程においてmustのはずです。
中学生の国語力低下の一因がはっきり視覚化できる1冊です。
学校や塾の教室に1冊置いておくとよいかもしれません。
矢野さん,献本していただきありとうございました。
- 13歳からのことば事典「まじ、ヤバい!」気もちを正しく伝えるには?―語彙力&表現力をのばす心情.../メイツ出版
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- 中学生の成績が上がる!教科別「勉強のルール」最強のポイント65 (メイツ出版のコツがわかる本 .../メイツ出版
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対談記事を紹介します
「学習塾が取り組むべき算数・数学指導とは」というテーマで,エデュケーショナルネットワーク様発行の「ENジャーナル」編集長上野伸二様と対談させていただきました。
その内容が記事になっています。2か月に分割で掲載されます(今回は前篇)
時代の変遷
先日「アドレス帳」をなくした夢を見た。
今の若い人は携帯電話にすべて記録を残すのでピンとこないだろうが,昔は知り合いの電話番号や住所を記録するための「アドレス帳」を持ち歩いていたものだった。
こんな感じのもの。
今でもシステム手帳などには「住所録」という欄が残っていることがあるが,要するにあの欄だけを常に携帯していたということ。
昭和の遺物,ともいえるものを,どうしてこの時代になくした夢を見たんだか。
その話を嫁としていたら,けっこう盛り上がった。
嫁:昔は,どこの家にも「電話の前にこんなのがあったよね」
そうそう,あったあった。
私:昔のドラマを見ていると,今ではありえないシーンもよく出てくるね。
* * *
そんな中,塾業界はそれほど形態を変化させることなく,よく頑張っているということなのか。いよいよ時代の流れに巻き込まれ,大きな転換を求められるような気もするけれど,まだまだこのままで乗り切れるような気もする。見究めがものすごく難しいなぁ。
塾・予備校として,何か新しいことをやろうとする場合に一つだけ問題点がある。
とくに中学・高校生を対象としているところでは,他塾との差別化を考えれば考えるほど,あるいは塾・予備校の枠の中で新しいことを考えると,たいがい今どきの私立中学がやっていることにかぶるのだ。
しかも,いわゆる難関校の取組みではなく,これから実績を積み上げていこうとする新設校・リニューアル校(偏差値はけっして高くない)ところにかぶることが多い。
たとえばグル―バル化を見据えた「英語表現」だったり,学習習慣をつけるための「天声人語の書き写し」だったり,職業観を考えさせるキャリア教育だったり。
公立中生であれば学校での取り組みと違って見えるかもしれないが,忙しい日常にこれらを付加する余裕がない人がほとんどだ。私立中生であればどのような形であれ「学校と同じことをまたやらされる」ことになる人が多く,これらを売りにすればするほど前述の理由によってイメージが重なる私立中学・高校と同一視されるので,「この塾は大したことがないぞ」と思われることが多い。
ここまで成熟してくると,自分が考えた「新しいこと」なんて,業界を見渡せば誰かが先に考え形にしているだろうな,という前提でちょうどいい。特に学校が先行していたり追随してくる場合には,さすがに勝てないから。
だから一歩を踏み出せない場合が多いのだろう。


