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釣りのプロセスを考える Pert2

釣りのプロセスを考える・・・Pert2です。

今回は、ワカサギ釣りの方には極当たり前のツール、魚探の紹介です。

チヌ釣りで魚探ってのは、基本的に聞いた事がありません。
うみなかみるぞう君って水中カメラはありますが・・・
たぶん、基本的に魚探とは違いますよね。

魚探。一般的なイメージだと、漁船で漁師が漁をする時に使うものって感じでしょうか?
ワカサギ釣りで使うのはポータブルタイプの魚探です。

ちなみに吾輩が持ってるのはコレ↓↓↓
多くの方も使用されているホンデックスのPS-500Cって機種。
4諭吉なりwww



一口に魚探っつっても、魚がいるかどうかを単純に見る道具じゃないんですよね・・・
で、この画像に分かりやすく矢印入れますた。

カラフルに映ってるのは魚です。おそらくワカサギ。
でも、映ってるからといって、単純にこの層まで仕掛けを落とせば
釣れるかっていうと実はそうじゃない。

1~3まで番号を振ってありますが、1は底から少し上の層を泳いでる群れ。
3は、底を泳いでいる群れ。で、2は上の群れと下の群れの隙間です。

こういう隙間があって上下に群れがいるってのは、群れの種類が違う。
単純に魚の層に仕掛けを落とせば良いって訳じゃなくって、
この2つに割れてる群れを合流させるのか、上を狙うか、下を狙うか。
また、群れを狙う場合にも、泳層を直撃すると魚が散る可能性があるので、
泳層の少し上から仕掛けを見させて誘導するってアプローチもあります。
この見させ方も色々あって、大きくアクションした方が良い場合、
小刻みなアクションが良い場合、その時々によって違うんですね。

これってチヌ釣りも一緒で、特に春先など、軽い団子でチヌに
見させた方が良い場合がある事をご存じの方も多いでしょう。

こういう風に魚探ってのは単に魚がいるかどうかを見る道具では
なくって、その先にある戦略を練る為の道具だと自分は理解してます。

釣りのプロセスを考える Pert1

 今週は仕事で釣りに行けないので、ちょっと違う視点から釣りに
ついて考えてみたいと思います。テーマはプロセス。

私は、3年程前から紀州釣りのシーズンオフ(11月~4月)の
期間にワカサギ釣りをしています。仲間内では周知の事実ですけど。

で、このワカサギ釣り、魚はちっちゃい癖に釣趣はスーパービッグで、
紀州釣りに負けず劣らず奥の深い釣りです。

ワカサギ釣りを考える上で、紀州釣りの考え方を取り込む事も多く、
またその逆もしかりで、紀州釣りを考える上でワカサギ釣りから
学ぶ事も多く、計り知れない相乗効果をもたらしています。

例えば、プレッシャーなんかもその一つ。
堤防の紀州釣りでは、岸から近い距離ではプレッシャーが強く作用
する為、大変繊細な釣りが必要となります。

ワカサギ釣りも同様で、ホームの山中湖のドーム船では
当然お客さんが沢山乗船している訳で、その全員が仕掛けを入れて
いるとワカサギも警戒する訳です。

自分達は電動リール2丁(2本竿)で釣りをする訳ですが、
2本仕掛けを入れると警戒されたりする時期もあり、凄く繊細さが
要求されます。

で、チヌ釣りと圧倒的に違う点は、パターンの移行の早さ。
チヌ釣りはどっちかというとその年、その日のパターンが
決まってしまえば、ほぼ釣りを動かす事がありませんが、
ワカサギの場合、極端に言うと群れ毎にパターンが違って、
1時間に3回位変化する事もあります。そういう状況を瞬時に
察知してすぐに状況に対応していく。
かなり難しいんですが、これが出来ないと思い通りに釣る事が出来ません。

また、チヌと同じで、ヤル気の有る奴と無い奴がいます。
ヤル気の無い奴をいかにして釣るかによって、釣果に圧倒的な差が生まれます。

チヌ釣りをされる方の中にも、他の釣りをなさる方も多いかと
思います。私の場合には、他の釣りはワカサギ釣りになりますが、
もし壁にぶつかってらっしゃる方がいましたら、同じ釣り一辺倒よりも、
いったん現在の釣りを外側から見てみるのも打開策の一つになるかも
しれません。

ワカサギ釣りでのプロセスについて、また後日触れたいと思います。

紀州釣り in 沼津

5月22日日曜日、またまた沼津に釣行しました。

今回は3人での釣行。メンツは超ディープな永易流。
黙ってても団子をガッチリ締め上げる方々です。

当日の結果は自分はボーズでした。
相当に難しい状況だったので、自分が感じた状況判断を綴ります。

◎エサ取り
 今回の場所は、エサ取りは沼津にしては大した事ありません。
これは昔から一緒。ただ、自分が知っているこの場所は、
釣り開始時はエサ取りなんて全くおらず、オキアミすら満足に取られないハズ。
が、今回はなぜか最初からエサ取りが結構いました。
エサ取りの種類は主にベラ(磯ベラ&キュウセン)。他にカンダイの幼魚や
トラギス。紀州釣りにとってはかなりやりやすい状況。
ただし、団子の割れは思った以上に早く、しっかり握る必要がありました。

◎潮
 多少は左右に流れる場所ですが、今回に至っては潮目が10m程度
先まで迫ってきたり、護岸なのに当て潮になったり、激流になったり、
午後はデタラメな状況が続きました。こういう時は魚を散らすだけ
なので、団子を入れるべきではなく休憩時間が多かったですね。

◎サシエサ
 今回も感じましたが、コーンまで必要ない状況かな?
もちろんネリエサやサナギなんかも必要ないです。
エサトリは他の場所でも団子の締めでかわせる状況なので、
現状では、オキアミ(生と加工品)、丸エビ、ボケがあれば十分ですね。

まあ、こんな状況かな。団子はパサ目でやってましたが、
途中少しエサトリ多くなった状況で割と水分多めにチェンジ。
水分多めって言っても、砂とサナギのバランスで団子のキレは良くしてました。

この場所は沼津の王道のパターンで釣れるはずなので、毎投同じ
タイミングで割れる団子で、じっと変化を待つ釣り。

ほんのちょっと団子を握る圧力を調整しただけで、もうアタリなく
エサが取られる。それよりもちょっと圧力を掛けただけで団子アタリが
出る様になる。この微妙な差を感じるとニヤニヤしちゃう。

夕方、あまりヤル気のない雰囲気があり、何とか食わせようと
試行錯誤しましたが、結局食わせられず。

後から考えたら一つだけやってなかった事があったのに気づきました。
それは「ほったらかし。」パターンではないものの、居着きチヌなんかは
このほったらかしで釣れたりするんですよね。まあ、これで釣れても
パターンでもなんでもないですけど。

うーん、あとから試してない事があった事に気付くなんてそれにしても
やるせない。もうちょい釣りの展開を早くせねば・・・反省。