山の青さを知る人よ
大学生時代に所属していた部活の仲間とパーティを組み、山に登ってきました。食料やテントを背負って山に入り、長い時は10日くらい野外生活をする部活だったのですが、若い時のように重い荷物は背負えないし、何日も仕事の休みを取ることも難しいので、日帰りで登れ、その上アルペンムードを味わえる山はないかと探し見つけたのが木曽駒ケ岳。標高2,956mの山ですが、ロープウェイを使えば一気に2,612mの地点まで行けてしまうのだ。大学卒業後はほとんど連絡を取っていなかった状態だったのに、ふとしたことで再会して、また山に登りたいねなんて社交辞令かと思ってたら、2か月後には本当に山に登っていてびっくり。部活の仲間と言っても自分が大学1年生で入部した時の2年生と3年生の先輩たち。体育会連合会所属の部活ということもあって、2学年上の先輩なんて雲の上の存在だったので、その当時の上下関係を思い出し昔に戻ったような懐かしい気持ちに。でも確実に時間は流れていて、ちょっと登っただけで息切れしてしまい、もう若くはないという悲しい現実も。「しんどい」、「疲れた」というような言葉が常に口からでそうになったので、ネガティブな言葉を言った人は罰金を払うというルールを急遽導入。そこからは「余裕」「楽勝」「ずっと登りが続けばいいのに」など、から元気のはったり合戦。でも不思議なもので、言葉が未来を創るじゃないけど、辛いのに辛くないみたいなことを言っていると笑けてきてなんとか乗り越えられちゃうのね。山に登ることの醍醐味とは。人それぞれ味わい方はあるだろけど、一歩ずつ高みに登っていくと普段抱えている要らない感情などが自然とそぎ落とされて、無心になれる感じだろうか。いつもは頭の中にお酒とかラーメンとかケーキとかがぐるぐる渦巻いているのに、まったくそういうのが無くなって。便利だけれど、どこか息苦しい都会の生活に飽きたら、ザックを背負って山に出かけよう。