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三菱電機、GPSで産廃処理を監視

三菱電機はアースデザインインターナショナル(東京都港区)と共同で、全地球測位システム(GPS)などを活用することで産業廃棄物の不法投棄を防止するシステムを実用化した。GPSと通信機能を内蔵しており、デジタルカメラで撮影した画像の位置や時間を特定できる。運搬や処理を行う業者には適正処理の証拠写真としてシステムに送信してもらう。これにより廃棄物を排出する側の企業は、現場に立ち会わなくても適正処理を確認できる。
 実用化したシステムは、三菱電機の位置時間証明情報提供サービス「ココデイツ」を産業廃棄物処理分野に初めて応用、アースデザインの廃棄物管理システムと組み合わせた。廃棄物の排出業者と運搬や処分を実施する業者が連携して行う。年間契約を基本としているが月額利用料は3万100円から。
 具体的には、委託された収集・運搬業者、処理業者らがGPSやサーバへの通信機能を内蔵したデジタルカメラで現場を撮影。携帯電話を介して適正処理の証拠写真として三菱電機のサーバに送信する。ここでGPS情報と気象衛星画像により位置時間情報を特定し証明コードを発行する。
 排出業者はこのコードと証拠画像を確認することで、不法投棄されていないかどうかを確認できる。さらに、電子化された産業廃棄物管理票(マニフェスト)に画像を添付することで、記載された文字情報の信頼性を高められる。
 三菱電機は全国の自治体と連携して、企業や処理業者などに採用を働きかける。(2005.12.28/日刊工業新聞)

システムクリエイト、閲覧率高める携帯用広告システム

 企業向け業務ソフト開発のシステムクリエイト(大阪市、雨坂甲社長、06・6942・1602)は、懸賞を活用して閲覧率を高める携帯電話用広告システムの運営を始める。懸賞サイトに掲載される広告をすべて読み終わらないと、抽選に参加できない仕組みにし、広告の注目率を高める。当選者1人あたりの賞金額を抑え、当選確率を高めて会員を増やす工夫もした。

 サイト名は「アイセブンネットドットコム」(http://www.i777net.com/ )。会員はサイトに接続し、5ページ分の広告を読んだ後に表示される専用画面から抽選に参加する。確実に広告を読ませるため、各ページを一定の時間開いておかないと次のページに進めないようにした。

 賞金は333円、777円、2000円の3段階で、結果は応募画面を送信した直後にわかる。現在、当選者は毎月690人。抽選は1人1日1回まで参加可能。週3回以上利用すると、毎週土曜日に賞金1万円の抽選に参加できる。(2005.12.28/日本経済新聞)

ウェブドゥジャパン、NECと携帯向け広告で提携

 携帯電話向け情報配信のウェブドゥジャパン(東京、小渕宏二社長、03・3511・5891)は携帯向け広告事業でNECと提携する。NECに検索エンジンを提供し、他社へのエンジン提供や広告営業をNECが支援する。携帯の非公式サイト増加に伴う広告市場の拡大に備える。

 ウェブドゥが開発した「クルーズ」は、検索対象ページ数が5500万件と業界最大級。自社で検索サイトを運営するほか、他社の携帯サイトに提供している。検索したキーワードに連動した広告を掲載する検索連動型広告が主な収入となる。(2005.12.28/日本経済新聞)

ダイキサウンド、中国で携帯向け音楽配信を来春開始

 ダイキサウンドは来春から中国で携帯電話向け音楽配信を始める。来年2月をめどに中国に合弁会社を設立。インディーズ音楽を中心とした着信メロディーなどを配信する。音楽CDの販売は不正コピーの横行で知的財産権の保護が難しく、普及の進む携帯電話向けの配信を優先する。

 中国では携帯加入者が4億人に迫るが、多くがノキアやモトローラなどの海外製を利用している。著作権を管理する機能が搭載されているため、音楽配信しても問題ないと判断した。

 自社商品のプリペイドカードで決済する。3年後に年間100万枚以上を販売できるとみている。利用者はカードに記入した番号を携帯サイトに接続して入力するだけで、音楽を購入できる。小売店などでカードを販売して料金を回収する。(2005.12.28/日本経済新聞)

インフォスクエアなど3社、中小向けにセキュリティーシステム

 システム販売のインフォスクエア(名古屋市)、基本ソフト(OS)「リナックス」販売のターボリナックス、ウイルス対策システムの日本エフ・セキュア(横浜市)の3社は27日、中小企業向けの情報セキュリティー強化システムを発売したと発表した。ウイルスや迷惑メール対策ができる。

 商品名は「ネットシーブ」。同システムがインターネットと企業のLAN(構内情報通信網)を出入りするすべてのデータを監視し、検出されたメールやインターネットサイトにし組まれたウイルスや迷惑メールを排除する。

 ターボリナックスがOS、エフ・セキュアがウイルス対策ソフト、インフォスクエアが販売や運用を担当する。価格は25台のパソコンで使う場合で30万円から。(2005.12.28/日本経済新聞)

Aクリエイト、ジャパンネット銀と決済で提携

 保険代理店のアドバンスクリエイト(Aクリエイト)は、ジャパンネット銀行と提携、保険商品のインターネット決済サービスを2006年1月10日から始める。顧客が自宅のパソコンなどから24時間、保険料を支払えるようにして利便性を高める。

 まずAクリエイト独自の火災保険「マグニチュード」を同社の通販サイトで申し込んだ顧客にサービスを開始。順次、商品数を増やす。ジャパンネット銀の普通預金口座を持っていれば、パソコン画面で振込先名や口座番号を入力せずに、専用のアドレスを選択するだけで保険料を支払える。(2005.12.28/日本経済新聞)

ADSLサービスのアッカ、異業種の通信進出を支援

 ADSL(非対称デジタル加入者線)サービスのアッカ・ネットワークスは、中小企業の通信事業進出を支援する。近く製造業向け受発注サイト運営のエヌシーネットワーク(NCN、東京・千代田、内原康雄社長)と契約する。NCNが受発注機能とネットワークを一括して自ら販売できるようにする。アッカは回線の提供先を増やし、収益源を拡大する。

 NCNは大手企業などの発注情報を中小メーカーに提供、中小の受注を支援しており、今回、通信事業の免許を取得した。アッカの協力を得て来年4月から国内外にある500社以上のNCNの協力工場をインターネットを経由しない回線網でつなぐ。

 この結果、情報が外部に漏れる心配がなくなり、大企業は設計図などの企業機密を保護できる。安心して中小企業に発注できる環境を整え、サービスの利用を促す。(2005.12.28/日本経済新聞)

米映画興行収入、20年ぶりの大幅減・DVDも伸び鈍化

2005年の米映画興行収入が20年ぶりの大幅減となることが確実となった。前年比2.5%増だった昨年から一転し、今年は同6%程度の減少になる見通し。映画作品の2次利用であるDVDソフトの伸びも鈍化し、映画業界では再編の動きも出始めている。

 調査会社ボックス・オフィス・モジョによると、今年最後のかき入れ時であるクリスマス休暇(12月23日―26日)終了時点での今年の興行収入は前年同期比6.2%減の85億9000万ドル。今週も回復は見込めず、今年の減少幅は前年比4.4%減だった1991年を上回り、同7%減の85年以来、20年ぶりの大幅減となる公算が大きい。

 調査会社エキシビター・リレーションズ調べでは今年の映画館入場者数も直近時点で前年同期比約6%減と不調だった。(2005.12.28/日本経済新聞)

06年の世界パソコン出荷、10.5%増へ・米IDC

米ハイテク調査会社のIDCは2006年の世界のパソコン出荷台数が前年比10.5%増の2億2950万台に達するとの予測をまとめた。同9.1%増としていた9月時点の見通しを上方修正した。パソコンの低価格化やノート型の普及が進み、市場拡大が加速するとみている。ただ06年の出荷金額はパソコン単価の下落傾向を反映し、同3.5%増にとどまる。

 05年の出荷台数の予測もこれまでの同14.1%増から同15.8%増に引き上げた。前年比2ケタの伸びは06年で4年連続となる。(2005.12.28/日本経済新聞)

日立ソフト、会計システムのBBSに友好的TOB

 日立ソフトウェアエンジニアリングは28日、ジャスダック上場で会計システム開発・コンサルティングのビジネスブレイン太田昭和(BBS)にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。出資比率は最大42.36%を目指し、その場合の取得額は約23億円になる見通し。両社は業務提携し、BBSのコンサルティングと日立ソフトのシステム開発を組み合わせて競争力を強める。

 日立ソフトは来年1月5日から1月26日まで、1株615円でBBS株を買い付ける。12月27日まで6カ月間の終値の平均539円に約14%のプレミアムを上乗せした。BBSは今回の公開買い付けについて賛同している。

 BBSは情報システム関連のコンサルティングに強みを持つ。日立ソフトの製品やシステム構築力と組み合わせ、情報セキュリティーなどを重視した情報システム構築サービスを共同で提供する。(2005.12.28/日本経済新聞)