2010年度までに全国に高速大容量通信網・政府IT新戦略
政府が8日のIT戦略本部の会合で決定する新戦略(2006―10年度)の内容が明らかになった。10年度までに光ファイバー等の整備を促進し、ブロードバンド(高速大容量)通信・ゼロ地域を解消するとの方針を明記するほか、電子行政を促進するため国や地方自治体への申請や届け出のオンライン利用率を現在の数%から10年度に50%以上にすることを打ち出した。(2005.12.8/日本経済新聞)
「Xbox360」国内10日発売 次世代ゲーム、MS先手必勝
ソニー、任天堂は来年投入
米マイクロソフト(MS)が次世代家庭用ゲーム機「Xbox360」を今月十日、日本で発売する。来年にはライバルのソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)と任天堂も次世代ゲーム機を投入する計画で、三つどもえのゲーム機戦争が幕を開ける。現行機の国内シェア(市場占有率)で水をあけられたMSだが、次世代機は先行発売で雪辱を狙う方針だ。(大柳聡庸)
≪「初日10万台」≫
Xbox360の売りは、高精細なハイビジョン映像とインターネットへの接続機能などだ。すでに十一月二十二日に米国で売り出され、日本での価格は三万九千七百九十五円(税込み)。十日の発売初日にはDVDや書籍販売レンタル店「SHIBUYA TSUTAYA」(東京・渋谷)で、午前七時の販売開始前からカウントダウンが行われる。
すでに大阪や名古屋、札幌、福岡では360の巨大モニュメントを設置するなど、広告宣伝を強化。初回出荷台数は明らかにされていないが、ゲーム出版社のエンターブレイン(東京都千代田区)は「発売初日は十万台をクリアする」と予想するなど“先行逃げ切り”を目指している。
現行機「Xbox」の十一月末までの国内累計販売は四十七万台(エンターブレイン調べ)。据え置き型ゲーム機のシェアとしては2%程度に過ぎない。SCEの「プレイステーション(PS)2」より発売時期が遅れたほか、「国内向けのゲームタイトルが少なかった」(関係者)ことが後手に回った原因だ。
このため、360では販売開始と同時にレースゲーム「リッジレーサー6」など六タイトルを発売。日本向けに「百以上のタイトルを開発中」(マイクロソフト日本法人の丸山嘉浩執行役)で国内向けゲームソフトを継続的に投入する。
≪あの手この手≫
MSの攻勢に対し、SCEは来年春、次世代ゲーム機「PS3」で対抗する。次世代DVD「ブルーレイ・ディスク」の採用や、IBMや東芝と共同開発したMPU(超小型演算処理装置)を搭載するなど360を性能面で上回るのが特徴だ。全世界で累計一億台を出荷した現行機PS2の対応ソフトも遊べるだけに次世代ゲーム機でも優位に立つとみられる。来年に次世代機「レボリューション(仮称)」を発売予定の任天堂は、テレビのリモコンのように片手で操作できるコントローラーを採用。高機能を売りにするMSやSCEと一線を画し、初心者も楽しめるゲーム機を目指す。
コンピュータエンターテインメント協会によると、平成十六年の国内ゲーム市場は前年比2%減の四千三百六十一億円だった。四年連続で市場は縮小しており、業界では次世代ゲーム機への期待が高まっている。
SPARC以来のブレークスルー、エコ・チップ搭載「Sun Fire CoolThreadsサーバ
サンが環境に優しい革新的なCoolThreadsテクノロジーを搭載した新しいサーバ製品群を世界同時発表した。来年3月をめどにUltraSPARC T1の設計情報をオープンソース化することも明らかにされた。
「1986年のSPARCプロセッサに匹敵するブレークスルー」──サン・マイクロシステムズのダン・ミラー社長は誇らしげに薄っぺらな筐体のサーバを紹介した。
サン・マイクロシステムズは12月7日、新しいUltraSPARC T1プロセッサ(コードネーム:Niagara)を搭載したSun Fire CoolThreadsサーバ製品群を発表した。1Uのラックマウント型「Sun Fire T1000」は46万1000円という低価格ながら、性能が5倍、電力消費が1/5、スペースは1/4で競合他社の2ウェイ/4ウェイサーバを凌駕する。この日、ニューヨークをはじめ、世界各地で「Network Computing '05」が開催され、Sun Microsystemsは、「SPARC」「Solaris」「Java」という同社のイノベーションの歴史に新たな1ページを加えた。
東京のイベントに駆けつけた同社ストラテジック・インサイト・オフィスのスティーブ・キャンベル副社長は、「毎週、300万人が新たにインターネットに参加しており、2015年には1兆ものデバイスが接続される。革新的なブレークスルーがなければ対処できない」とし、UltraSPARC T1に搭載されたCoolThreadsテクノロジーこそ「参加の時代」(Participation Age)を切り開くとした。
劇的なユーザーの増加やそれに伴うアクセスの増加は、データセンターにキャパシティの増大という要求を突きつけているが、同時にそれは消費電力、空調、およびスペースの問題を引き起こす。こうした課題に対するSunの回答が、高性能と低消費電力を同時に実現するCoolThreadsテクノロジーだ。
CoolThreadsテクノロジーが採用されたUltraSPARC T1プロセッサは、最大8つのコアを搭載し、それぞれ4つのスレッドを実行できる。すべてのスレッドがメモリ空間を共有するため、いわば32ウェイのSMP(Symmetric Multiple Processor)システムがチップ上に載った格好だ。
UltraSPARC T1は、エッジサーバやアプリケーションサーバの用途に適したプロセッサだが、個々のスレッドの処理能力を高め、バックエンドサーバ用途に適したプロセッサ(コードネーム:Rock)の開発も進められているという。
マルチコア・マルチスレッドでエコロジー
CoolThreadsテクノロジーのベースとなっている「Chip Multithreading」(CMT)技術は、プロセッサの高速化に対してメモリのスピードが追いついていかないというギャップを逆手に取ったもの。Sunは2002年7月、Afara Websystems買収によってこの技術を手に入れている。メモリのレスポンスをただ待つのではなく、次のスレッドを処理させる手法によって、1つのコアで複数のスレッドを同時に処理できるという仕掛けだ。
例えば、ネットワークパケットの処理と計算を同時に行えれば、それだけスループットは改善できる。1つのタスクを高速に処理する機能を追求するのではなく、同じダイの上にマルチスレッド対応のコアを複数個載せることによって、デザインの簡素化を図ろうというものだ。
1GHzという控えめなクロック周波数で動作するUltraSPARC T1は、消費電力をわずか73ワットに抑えることができ、それだけ発熱も少ない。クロック周波数の追求に限界を感じたIntelもマルチコア、マルチスレッド化の道を歩み始めているのはご存じのとおりだ。
しかし、こうした性能を十分に引き出すには、OSやアプリケーションの最適化が必要となる。その点、SunにはほかのOSを寄せ付けないSolarisがある。しかも、バイナリー互換はこれまでどおり、一貫して保証され、アプリケーションを書き換える必要はないという。
サーバ評価の新尺度「SWaP」
Sunは、新しいSun Fire CoolThreadsサーバを投入するに当たり、サーバ評価の新しい尺度として「SWaP」(Space、Watts、そしてPerformance)を提唱する。
XeonマシンやPower5+マシンを凌駕するパフォーマンスを叩き出すSun Fire CoolThreadsサーバだが、性能/(スペース×ワット数)というSWaP率によって低消費電力や省スペース性を盛り込めれば、さらにその優位性を際立たせることができるからだ。
ちなみに、IBM p5 550 4ウェイPower5+に対する「Sun Fire T2000」のパフォーマンスは76%増と十分優れた数値を示しているが、SWaP率をはじき出すと8.2倍とその差が大きく開く。環境に優しいエコ・プロセッサを強調し、SWaPを提唱する狙いはそこにある。
キャンベル氏は、来年3月をめどにUltraSPARC T1の設計情報をオープンソース化することも明らかにした。LinuxやFreeBSDが使えるようになることが期待できるほか、新しいシステム、新しいアプリケーションが生み出されることも期待できるという。
価格は、1.0GHz UltraSPARC T1 6コア、2Gバイトメモリ、ディスクレスの構成で46万1000円からとなっている。(2005.12.7/IT Media)
Wi-Fi対応携帯音楽プレーヤー「Tao」が今月登場
PCを介さずに、直接無線で楽曲や番組をダウンロードできるデジタル音楽プレーヤーが登場。
携帯音楽プレーヤー市場で首位を走るAppleのiPodの追撃を目指す製品群に新顔の「Tao」が加わる。
Tao Wireless Media PlayerはWi-Fiアクセス機能内蔵のMP3プレーヤーで、ユーザーはあらゆる無線ホットスポットで音楽をダウンロードできる。Taoにはほかにも注目すべき特徴が幾つかある。お気に入りのコンテンツの録音を予約する機能や、FMチューナーと、FMトランスミッターを備えることなどだ。Taoユーザー同士で楽曲やコンテンツを共有することができ、共有で入手した未購入のコンテンツは購入することで利用できるようになる。
「これは次世代のMP3プレーヤーだ。もうインターネットで曲を探してプレーヤーに移す必要はない」と米Taoの事業ディレクター、マージョン・デグロート氏はカリフォルニア州フォスターシティで開催のDigital Living Roomカンファレンスでinternetnews.comの取材に対して語った。「2~3年後にはすべてのMP3プレーヤーが無線機能を搭載しているはずだ」
Taoは20GバイトHDDと2つのヘッドフォンジャックを備えており、今月中に同社のWebサイトで399ドルで、またパートナーを通じて先行発売される。パートナーの1社T-Mobileは、自社の携帯電話サービスの新規加入者に150ドル値引きして販売する。
「Taoはユニークなアプローチの製品だ。ユーザーはPCを使わずに済み、非常に柔軟に利用できる」とCreative Strategiesのアナリスト、ティム・バハリン氏は取材に応えて語った。
「人々は手軽にネットに接続してすぐにサービスにアクセスできることを望んでいるから、彼らのアプローチは正しいと思う。2年後にはすべてのメーカーが無線対応を進めているだろう」(同氏)
Taoは比較的無名なブランドだが、パートナーのSoniqcastとPassAlong Networksの協力を得て、無線対応製品で新しい波を起こしたいと考えている。デグロート氏は、Taoは流通に関しても大手のリセラーとパートナーを組んでいくと話している。
「Tao Wireless Media Playerでは、デジタル分野の幾つかのトレンドが1つのテクノロジーに融合されている」とPassAlong Networksのデビッド・ジャウォースキーCEOは声明で述べている。
Soniqcastのプラットフォームは無線Wi-Fiアクセスを容易にする。PassAlong Networksはデジタル著作権管理機能を含む音楽サービスプラットフォームを提供しており、Taoのような顧客企業はこれを利用して、160万以上のライセンス楽曲を提供するサービスを自社ブランドで展開できる。
Taoはこれまで携帯衛星ラジオ「XM2go」を販売してきた。同社はGiant Internationalの一部門。Giant InternationalはMotorolaの双方向無線事業部門が独立した会社で、家庭・企業向け電子通信機器を全米で提供している。(2005.12.7/IT Media)
NEC、オープン系OSの搭載機能を強化した基幹サーバなど発売
オープン系OSの搭載機能(パーティショニング)を強化し、最大七つのオープン系OSを搭載可能とした「i―PX9000/SXモデル」(価格430万円から)全8モデルと、装置内に搭載したハードディスクドライブによるディスクアレーでテープバックアップ機能を仮想実行(エミュレート)する新ストレージ装置「N3630」(同65万円から)。
SXモデルはACOS用に一つのCPUボード、残り最大七つのボードにオープン系OSの割り当てが可能。これにより、クラスター化による性能向上やサーバ統合などのニーズに、より柔軟にできるようになった。
N3630は既存のACOS4用ソフト資産の継承が可能で、現在運用中のカートリッジライブラリーから簡単に移行できる。(2005.12.7/日刊工業新聞)
マイクロソフト、インドに4年で17億ドルを投資
米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長は7日ニューデリーで記者会見し、インド国内での研究開発(R&D)部門などに今後4年間で17億ドルを投資する計画を発表した。また同会長は、インド国内の開発センターなどの従業員数を、3―4年で現在の約4000人から7000人へと増強する方針も明らかにした。
同会長は投資計画について「マイクロソフトの対インド戦略に沿って、重点分野に配分する」と述べた。投資対象にはソフトウェアなどの研究・開発や国内外の顧客への技術サービス強化、インド社会のデジタル化支援計画なども含まれる、としている。
またマイクロソフト社は同日インド政府との間で、インターネット関連のセキュリティー対策強化とインドの中小企業支援計画に関する2つの覚書に調印した。同社は覚書に沿って来月以降、インド南部のバンガロールなどに新拠点を開設する予定。(2005.12.7/日本経済新聞)
「mixi」が200万人突破 4カ月で倍増
mixiユーザーが200万人を超えた。100万人突破からは4カ月と1週間しか経っておらず、会員増のペースが加速している。
イー・マーキュリーは12月7日、SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)「mixi」のユーザー数が200万人を突破したと発表した。
昨年2月のオープンから1年9カ月と3週間、100万人突破からは4カ月と1週間で200万人を達成した。
同社によると、3日に1回以上ログインしているアクティブユーザー率は約70%で、サービスを開始時と同レベルを維持。「mixi日記」の書き込み総数は約6200万件で、ユーザー数100万人の時点から2.14倍に伸びた。コミュニティーの掲示板への書き込み総数は327万8000件で同2.05倍に増えている。
同社の笠原健治社長は「1日に1万1000人以上が登録し、全体の7割が毎日利用するサービスに成長したという責任の重さを痛切に感じている。ハードやシステムの増強を続け、ユーザーの居心地の良さを維持することに注力している。サポートや企画スタッフの陣容を拡大し、さらに迅速な対応を目指す」とコメントしている。(2005.12.7/IT Media)
統合顧客管理システムSynergy!(シナジー)の新機能をリリース
Synergy! は、1、顧客データの一元管理 2、高度な分析機能 3、マーケティング活動を支援するさまざまなコミュニケーションツールで構成されたOne to Oneマーケティングシステム。ASP形式でのサービス提供なので、導入企業は、開発投資の削減と製品開発期間の短縮を実現することが可能となる。今回リリースされた「Synergy! HEAR」は、導入企業が、ユーザーの声に耳を傾けることを可能にするアプリケーションで、顧客サポートの充実で顧客満足度の向上を図る取り組みが活発化する中、アプリケーションの充実を重ね、戦略的なマーケティング活動を可能にした、統合顧客管理システムといえる。
Synergy! HEAR は、メール、Webフォーム、電話、Faxなどをお問い合わせ単位で一括して管理できる。基本契約で5つまでのWebフォーム、3つのメールボックスの運用が可能なので、幅広いシチュエーションで活用することができるツール。また、対応状況の表示機能や職務権限にあわせた操作権限を設定することで、確実で高度なサポートを実現している。(2005.12.7/DoorBoys)
トライコーンがメール配信ASP「アウトバーン」をバージョンアップ
トライコーン株式会社は、メール配信ASP「アウトバーン」のバージョンアップ を行い、会員登録機能を強化した。
今回のバージョンアップでは、「ダブルオプトイン機能」「ワンクリックログイン機能」「登録アシスト機能」「キャリア判別機能」を実装。キャリア判別機能は標準機能として実装される。その他の機能は同ASPのオプションとして提供される。
各機能は、登録や情報更新を簡単にして、メールアドレスの誤入力を防止するなど、携帯電話端末との親和性が高く、会員の利便性を大幅に向上させる。
同社取締役の花戸俊介は「今回のバージョンアップによって、携帯電話端末向けの案件や要望にも柔軟に対応できるようになった。運用方法の幅も拡がり、当社が培ってきたコンサルティングノウハウを今まで以上に発揮できるようになる。」とコメントしている。(2005.12.7/DoorBoys)
曲げられる超薄型二次電池、30秒で充電OK──NECが開発
NECは12月7日、厚さ0.3ミリという超薄型二次電池を開発したと発表した。内部がゲル状なため曲げることができるフレキシブル性を持ち、30秒以内の高速充電も可能という。ウェアラブルPCや電子ペーパーといったデバイスへの搭載を目指し、実用化を進める。
新電池は、同社が開発した「有機ラジカル電池」で、ポリラジカルと呼ばれるプラスチック材料を使い、ラジカルの酸化還元反応を利用して充放電する。短時間の充電や大電流での使用が可能という。カドミウムや鉛など、従来の二次電池が使っている重金属が不要で、環境負荷が低いのとも特徴だ。
今回、電極の薄膜化技術を開発することで超薄型化した。内部は電解液が浸透したゲル状になっているため、フレキシブルに曲げることも可能だ。
エネルギー密度は1平方センチ当たり約1ミリワット時。アクティブ型RFIDタグに使った場合、1回の充電で数万回の信号発信が可能という。有機ラジカル電池の特徴を生かし。充電時間は30秒以内で済むとしている。
超薄型なため、ICカードや電子ペーパーへの内蔵や、人や動物に装着できる小型RFIDタグなどに応用できるとしている。曲げられるという特徴を生かし、衣服などに装着するウェアラブルコンピュータも可能になるとしてる。今後はエネルギー密度を向上させ、使用時間の長時間化などを図っていく。
新電池は、同日始まった「iEXPO2005」(東京ビッグサイト)に展示する。