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iPod shuffle/nano用ストラップイヤホン新発売

iPod本体にダイレクトに接続し一体感と高音質を実現
iPodをペンダントタイプ・プレイヤーに変えるインナーイヤータイプ・ヘッドホン
株式会社アイソニックは、アップル社のデジタルオーディオ・プレイヤーiPod huffleとiPod nanoのアクセサリーとして、iPodをペンダントタイプのデジタルオーディオ・プレイヤーに進化させるストラップイヤホン2タイプを2006年1月上旬より、全国のiPod取扱店で発売する。
ストラップイヤホンは、ネックストラップとインナーイヤータイプ・ヘッドホンが一体となっていて、接続したiPod shuffle/nanoをユーザーが首から下げるスタイリッシュで操作性に優れたペンダントタイプのデジタルオーディオ・プレイヤーになる。iPod shuffle/nanoともにサイズ、重さがペンダントタイプ・プレイヤーとして使用するのに最適なものだ。
今回発売するのはiPod Shuffle用の「SL-NE1」とiPod nano用の「SL-NE2」の2タイプ。ともに定価はオープンプライスで市場小売価格は3,300円前後となる見通し。なお「SL-NE2」はiPod nanoのボディカラー、ホワイトとブラックに合わせ「SL-NE2W/B」の2カラーバージョンが用意されている。

「SL-NE1」はiPod shuffleのUSBインターフェイス・カバーの代わりに取りつける。そのため使用していない3.5mmステレオジャックにヘッドホンをもう1セット接続し、恋人や友人同士がiPod shuffleで再生する楽曲を同時に聴くといった使い方ができるもの。
また、「SL-NE2」はiPod nano底部の3.5mmステレオジャックを使いPC接続/充電インターフェイスをカバーする形で取りつける。横幅はiPod nanoと同じため、一体感があり、ノッチを使用して固定するため脱着も確実である。
ストラップイヤホンを装着したiPod shuffle/nanoはコントロール部が見えるように首から下げれば、自然にヘッドホンのR/Lが決定される。そのため一般のインナーイヤー・ヘッドホンのように左右を確認して耳にはめなければならない煩わしさも解消される。

「SL-NE1/SL-NE2」ともにネックストラップ部はメタルメッシュをPVCでカバーしたハイブリッド・マテリアル構造で、適度な弾力とフレキシビリティーを持ちイヤフォンケーブルに比べに大変絡みにくい。そのためiPod shuffle/nanoにストラップイヤホン装着したままバッグにしまっても簡単に取り出せる。またストラップは直接肌に触れる可能性も考慮し、肌触りの良さと耐汗性/抗菌性に配慮した。長時間首に下げても肌を傷つけることなく、違和感も少ない。
サウンド面は再生可能周波数帯域が広くバランスの良いスピーカーユニットを使い、高音質を実現している。(2005.12.22/DoorBoys)

タブブラウザSleipnirの公式ガイドブックがインプレスより発売

Sleipnir の基本操作から設定ファイルによる
カスタマイズ方法やスクリプト作成方法までを解説

豊富なカスタマイズと高速プラグインによる機能拡張を実現したタブブラウザ「Sleipnir」の企画・開発・運営を行うフェンリル株式会社 が企画・開発・運営を行う「Sleipnir」の公式ガイドブック「Sleipnir 2 完全攻略ガイド」が12月16日より株式会社インプレスより発売された。
Sleipnir のインストールと基本操作にはじまり、豊富な機能の使いこなしのノウハウを、画面をふんだんに使ってわかりやすく解説されている。さらに、設定ファイルを編集して Sleipnir を自在にカスタマイズする方法や、スクリプト作成入門までをも解説し、現在 Sleipnir を利用している、これから利用するユーザー、共に楽しめる内容になっている。(2005.12.22/DoorBoys

シャラポワさん限定 ピンクのFOMA



 来日中の女子テニス界のスーパースター、マリア・シャラポワさんが二十一日、大阪市北区のNTTドコモ関西ショールームを訪れ、同社とモトローラが共同開発した携帯電話端末「FOMA M1000」をPRした。
 PRイベントでは、シャラポワさんのためにつくられた世界で一台の「PINK M1000」が初めて披露された。今夏に発売されたM1000は、インターネットを利用できる「フルブラウザ機能」が特徴で、シャラポワさんは「携帯電話でインターネットの画面を見たのは初めて」と感心した様子だった。
 PINK M1000はチャリティーオークションにかけられ、九十万六千円で落札されており、二十四日にシャラポワさんから落札者に直接手渡される予定。
(2005.12.22/産経新聞)

Thunderbird 1.5 RC2リリース

 Mozilla Foundationは12月21日、オープンソースメールソフト「Thunderbird 1.5」のリリース候補第2版(RC2)をリリースした。

 RC2はWindows、Mac OS X、Linux向けに英語、日本語、中国語など各国語版が提供されている。

 RC2では自動アップデート、スペルチェック、メールの送信頻度に応じたアドレスオートコンプリートの並べ替えなどの新機能が追加されている。またポッドキャストやRSSのサポートが改善されたほか、「Saved Search Folders」で複数のアカウントにまたがる検索を実行できるようになった。

 セキュリティ面でも、フィッシング検知機能、添付ファイル削除、サーバ側のスパムフィルタリングとの統合、Kerberos認証などの強化が加えられている。

 Mozillaのロードマップによると、Thunderbird 1.5の正式リリースは2006年1月の見通し。

(2005.12.22/ITmediaエンタープライズ)

iTunesとQuickTime最新版に脆弱性



 セキュリティ対策サイトのSecurity-Protocols.comは12月20日、Apple ComputerのiTunes 6.0.1およびQuickTime 7.0.3にヒープオーバーフローの脆弱性が存在するというアドバイザリーを公開した。ともに最新版であり、通常はiTunes最新版をインストールするとQuickTimeも最新版に更新される。

 細工を施した.movファイルによって、このヒープオーバーフローは引き起こされる。この脆弱性を突くと、攻撃者はプログラムをクラッシュさせ、任意のコードを実行させることが可能となる。Mac OS XおよびWindows向けの全バージョンのiTunesおよびQuickTimeにこの脆弱性は存在するという。

 Security-Protocols.comは深刻度を「高い」としており、「今年だけでどれだけiPodが販売されたかを考えてほしい」とコメントしている。

 iTunesではビデオポッドキャスティングがサポートされており、細工を施したムービーファイルが自動的にダウンロードされることもありうるため注意が必要だ。

(2005.12.22/ITmediaエンタープライズ)

メモリタイプ8割超に激増、売れ筋が、より鮮明になった携帯オーディオ市場



 iPod Shuffle(Shuffle)の登場でスタートを切った05年の携帯オーディオ市場。春にソニーがMP3に本格対応したネットウォークマンで「再参入」すると、メモリタイプでShuffleを追い抜くという離れ業を披露。しかしiPod nano(nano)の発売でアップルが首位を奪還……。携帯オーディオ今年の主役は、メモリタイプだった、といえそうだ。そこで、大きく躍進したメモリタイプの携帯オーディオについてまとめながら、年末商戦も終盤にさしかかった12月第3週の「BCNランキング」で売れ筋の20モデルをチェックする。



●11月以降、急激に伸びたメモリタイプ、その要因は?

 携帯オーディオの販売状況を、メモリタイプとHDDタイプそれぞれで把握するため、6月第1週から12月第3週までの動きをグラフ化した。6月時点でのHDDタイプの全販売台数を1として指数化したものだ。これを見ると、秋以降、メモリタイプの躍進が著しい。

 6月時点ではまず、メモリタイプはHDDタイプの倍の台数が出ていた。その後はしばらくは地味に推移したものの、11月の頭をボトムに急激に伸びはじめ、直近の12月台週では6月に比べ約2.5倍と大きく販売台数を伸ばしている。シェアで見ると、8月まではメモリタイプが65%前後、HDDタイプが35%前後で推移していたものが、9月に入りメモリタイプが一気に10ポイント上昇。さらに、ここにきてメモリタイプが80%、HDDタイプが20%と差が開いた。

 影響が大きいのは、やはりメインプレーヤーであるアップルの販売動向だ。9月にはnanoが大きく伸び、メモリタイプ全体を押し上げた。さらに11月以降、特にnanoの2GBタイプの販売台数の伸びは発売時に匹敵するほどの勢い。11月第1週比で実に倍以上の販売台数を記録している。それにもまして活気づいているのはなんとShuffleの512MBタイプ。11月第1週に比べ、実に3倍以上も伸びている。

 もともとこの時期は、AV機器の売り上げが伸びるものだが、それにしてもこの勢いは顕著だ。アップルでは「nanoの2GBは、フル機能iPodという意味では最も安い製品。そこが受けて伸びているのだろう」としながらも、ここにきてShuffleの512MBタイプが伸びている理由については、首をかしげる。「あくまでも想像だが、季節柄ギフト需要が大きいのかもしれない。ちょっとした贈り物に手ごろな価格ということで選ばれているのかも」(広報部)と推測する程度。もしかするとShuffleに音楽も入れて自分の趣味のよさをアピールしつつプレゼント、という使われ方もしているのかもしれない。

 一方nano4GBタイプについては、依然販売台数の上下が激しい。店頭でも「入ったそばからすぐに売れていく」との声が聞かれ、まだまだ供給量に波がある模様だ。こうした慢性的な品薄状態が解消されていくにつれ、さらにメモリタイプの勢いは加速することになりそうだ。

●タイプ別で見たメーカー別のシェア推移は?

 メモリタイプのメーカー別シェア推移では、9月にアップルがソニーをnanoで再逆転し、そのままの水準を維持。逆にソニーはnanoにやられた分を11月のウォークマンAシリーズで奪還を図っているが、まだ20%台には届かず思うように伸びていない。一方、SDカードを使った松下は、新製品の立ち上がりがよく、11月最終週で2桁載せとなる11%台を確保した。しかし最も重要な時期にTV-CFがすべてファンヒーターのリコール告知に差し替えられた影響もあってか、シェアの伸びは鈍化し再び1桁台となった。

 一方ハードディスクタイプのメーカー別シェア推移を見ると、iPod mini(mini)からnanoへと一気にスイッチした9月、それまで70%前後をキープして絶大な強さを見せていたアップルだが、60%前半までシェアを落とした。しかし、その後の第5世代iPodの投入で、落ち込みをカバー。ピーク時にはなんとシェア80%超えを果たした。その後ソニーが新製品2モデルが発売した影響で70%を割り込んだ時期もあったが、すぐに70%台を回復した。

 一方ソニーは新シリーズの発売で20%を超えるシェアを獲得したものの、そこからさらにシェアを押し上げる力はなく、現状では20%を下回る水準で推移している。HDDタイプでは、クリエイティブメディアや東芝、iRiverが後に続くが、売り上げ台数の規模からいえば残念ながら文字通り一桁違う水準に甘んじているのが現状だ。

 メモリタイプとHDDタイプを総合した全体でのシェアを見ると、アップルは9月以降、ほぼ安定して50%台のシェアを維持しながら推移。他のメーカーは10%台のソニー以外はすべて1桁シェアにととまって入るのが現状。メモリタイプ、HDDタイプのいずれもアップルを脅かす製品・メーカーは、まだ現れていないと見てよさそうだ。

●直近の売れ筋ベスト20はこれだ

 ここで、年末商戦も終盤にさしかかった12月第3週(12日-18日)の売れ筋トップ20を見てみよう。なお、カラーバリエーションは合算して集計した。長らく「アップルランキング」状態が続いている上位グループは5位までをアップルが独占。前述のとおりnanoの2GBモデルがダントツのシェアで23.2%。2位にはiPodのHDD30GBモデルがランクインしている。そして3位に、このところ人気再燃のShuffle3の512MBタイプが急浮上してきた。これにnano4GB、iPod60GBが続く。追いかけるソニーは6位に512MBのAシリーズNW-A605で登場。小ぶりな6GBのHDDタイプ、NW-A1000が7位で続く。しかしシェアはいずれも2%台と今ひとつだ。また、撤退しながらも流通在庫の販売でしばらくランキングに登場していたRioだったが、ついに上位グループから完全に姿を消した。

 これまでならこの次のランクあたりにアップル以外の海外勢が顔を出すところだが、今回は9位と10位に松下がつけた。いずれも別売りのSDカードに音楽データを入れるタイプのD-snap Audio。コンポを使いSDカード経由でデータをやり取りするなどの使い方を提案しているシリーズだ。デジカメなどで使用しているSDカードの使いまわしできるというのもメリットになる。9位のSV-SD300は、このシリーズの中でも1万円前半と一番安く購入できるタイプ。10位のSV-SD350Vは、ほぼ同じ仕様でFMチューナー付き。ほどほどに小さく、ほどほどに薄いため手になじむ大きさという印象だ。店頭では女性客が手に取る姿がよく見られた。13位のSV-750OVはその上位バージョンだ。

●ラジカセ並みのモデルやシステムを作り出せるのは?

 iPodは確かに売れている。しかしパソコンがなければ成立し得ない製品であることもまた事実だ。アップルは、すべての製品の中心にコンピュータを位置付けているため、PCレスでも使えるiPodが登場するとは考えにくい。

 しかし、これからもっと携帯オーディオのユーザーを広げようと考えると、「家電」として、PCレスでの環境でも十分使える製品は必要になってくるだろう。そうしたアプローチでは日本勢の活躍が不可欠。アップルとの戦いに、孤軍奮闘してきたソニーだが、ここに松下も加わることで、家電としての流れも生まれてくるかもしれない。06年、まるでラジカセのように誰にでも使えるシンプルで簡単な携帯オーディオプレーヤーの登場に期待したい。(WebBCNランキング編集長・道越一郎)


*「BCNランキング」は、全国のパソコン専門店や家電量販店など18社・2200を超える店舗からPOSデータを日次で収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで115品目を対象としています。
[BCN]
(2005.12.22/BCN)

HDD 大手の Seagate が Maxtor を19億ドルで買収へ



大手ハードディスクドライブ (HDD) メーカーの SeagateTechnology ( NYSE:STX ) は21日、競合大手 Maxtor ( NYSE:MXO ) を買収することで両社が合意したと発表した。買収は19億ドル相当の株式交換によって行なう。今年最後を飾る大型買収の1つだ。

Seagate は Maxtor の獲得により、コンピュータシステム用 HDD 市場で圧倒的シェアを持つメーカーとしての地位を、強化できると見込んでいる。

HDD はデータ保存に欠かせない製品で、企業がより多くのデータをため込み続けている現在、ストレージネットワークにおいて、HDD の果たす役割が強まっている。その上、たとえば米国では記録保持に関する規制により、企業データを一定期間にわたり変更せずに保存する必要があるなど、法規制もストレージ需要を支える大きな要素になっている。

Seagate 経営陣は同日電話会見を開き、今回の買収は同社にとって、企業規模の拡大と製品コスト削減に役立ち、より革新的な製品をより競争力のある価格で提供できるようになると、およそ1時間をかけて投資家たちに説明した。

Seagate の CFO (最高財務責任者) Charles Pope 氏は、電話会見で「ストレージ業界で起きた他企業の合併に比べて、今回の合併に付随する課題とリスクは、低いと考えている」と語り、業務統合に自信を見せた。

また Pope 氏は、次のように付け加えた。「重要コンポーネント技術、幅広い製品ライン、そして実績のある製造インフラを所有することが、確立したビジネスモデルだ。今回の買収は、そうしたビジネスモデルを拡張できる当社の能力を活用した例の1つだと思う」

Seagate と Maxtor の株式交換比率は、Maxtor 株1株に対し、Seagate 普通株0.37株となっている。買収手続きは2006年後半に完了する見通しだ。合併後の新会社において、現 Seagate 株主の持ち株比率が84%、現 Maxtor 株主の持ち株比率は16%になる。



(2005.12.22/japan.internet.com)

シマンテック、ウイルス対策ソフトに危険度「高」の脆弱性



 Symantecは米国時間20日遅く、同社のウイルス対策ソフトに脆弱性が存在し、ハッカーに悪用されることでシステムの乗っ取りが可能になることを明らかにした。

 Symantecによると、このバグは同社のセキュリティ製品に影響を及ぼし、危険度は「高い」という。デンマークのセキュリティ会社Secuniaはこれを「非常に深刻である」と述べた。

 Secuniaが発した勧告によれば、このバグはSymantecのほとんどの製品に影響を及ぼすという。影響を受ける製品としては、企業向けおよび家庭向けバージョンの「Symantec AntiVirus」「Symantec Norton AntiVirus」「Symantec Norton Internet Security」が挙げられる。また、Windows版とMacintosh版の違いは問わない。

 この脆弱性は、ウイルス分析におけるファイルフォーマットサポートを提供するSymantec AntiVirus Libraryのなかに存在する。「RARファイルの解凍中、Symantec製品にはヒープオーバーフローの脆弱性が複数みられる。これらの脆弱性を悪用することで、ハッカーらは保護されているシステムを完全に制御することが可能となる」と、最初にこの脆弱性を発見したセキュリティコンサルタントのAlex Wheelerは述べている。「これらの脆弱性は、SMTPなどの一般的なプロトコルを使ったデフォルトのコンフィギュレーションにおいて、ユーザー側の動作を必要とせずにリモートからの攻撃を可能にする」(Wheeler)

 RARはWinRARのネイティブフォーマットであり、データの圧縮および解凍に使用されている。これまでのところ、この脆弱性は「Dec2Rar.dll version 3.2.14.3」について報告されているほか、Wheelerによれば、このDLLを利用するすべてのSymantec製品に影響を及ぼす可能性があるという。影響を受ける製品のリストはSecuniaのウェブサイトで見ることができる。

 Symantecはまだこの問題に対処するためのパッチをリリースしていない。Wheelerは、「脆弱性のあるコードが修正されるまでは、RAR圧縮ファイルのスキャンを無効に設定する」ことを推奨している。

 Wheelerが発見した脆弱性はこれが初めてではない。10月に同氏は、Kaspersky Labのウイルス対策ソフトにおいても同様の欠陥の存在を明らかにしている。これは後に同社により確認された。これもまた、ヒープオーバーフローの脆弱性であった。


(2005.12.22/CNET Japan)

金銭狙いのピンポイント型が2005年の特徴――トレンドマイクロがウイルス動向を総括



 トレンドマイクロは12月21日、2005年のウイルス動向を総括するレポートを発表した。それによると、2005年はウイルスの性格が変化し、目的がウイルス作者の自己顕示欲から、金銭や情報詐取の手段に変化した年と総括している。

 2004年に全世界で感染を広げた「WORM_NETSKY」のように1種類のウイルスが大流行して目立つようなことはなく、標的に対してピンポイントで攻撃を仕掛け、パスワードなどを不正に取得し悪用することを目的とした不正プログラムが増加した。このような傾向は今後も続き、狙われた際の被害は金銭の詐取など直接的で甚大なものと予想している。

 同社が2005年のトピックとして1番に挙げているのが、この特定のターゲットを狙ったピンポイントの攻撃。特定の企業や官庁を名乗る日本語のウイルスメールや「TSPY_BANCOS」など、日本のオンライン銀行のサイトを狙った不正プログラムが2005年は数多く発見されたという。また、日本語で巧妙に用意されたメールや偽Webサイトを使用したフィッシング詐欺も多数報告された。

 スパイウェアやボットも2005年のトピックとして挙げている。スパイウェアについては、4月に施行された個人情報保護法が話題を呼んだことから、個人ユーザーも個人情報について高い意識を持ち、スパイウェアや悪質なWebサイトなどコンピュータから情報を盗み取る活動に警戒するようになったという。また、日本製P2Pファイル共有ソフト「Winny」を悪用して感染を広げる「WORM_ANTINNY」の亜種も多く見つかり、ユーザーのプライバシーを侵害する活動が注目を集めた。

 ボットについては、既に亜種が1万種を超えており、同社の年間被害件数の上位に「WORM_RBOT」「WORM_SDBOT」「WORM_AGOBOT」がランクイン。2005年はボットに対する注意が広く喚起されたものの、感染しているユーザーに自覚症状がないため、放置されたままになっているケースも多いと考えられる、としている。

 なお、2005年1月1日~12月15日のウイルス感染被害(速報)のトップ10は下記の通り。

  順位   ウイルス名   ウイルスの種類   被害件数
  1位   WORM_RBO   ワーム型   1180件
  2位   JAVA_BYTEVER   その他   1046件
  3位   TROJ_AGENT   トロイの木馬型   915件
  4位   WORM_SDBOT   ワーム型   827件
  5位   TROJ_SMALL   トロイの木馬方   803件
  6位   SPYW_GATOR   スパイウェア   705件
  7位   WORM_NETSKY   ワーム型   629件
  8位   WORM_AGOBOT   ワーム型   532件
  9位   TROJ_ISTBAR   トロイの木馬型   382件
  10位   VBS_REDLO   FVBScript型   372件

(2005.12.22/ITmediaエンタープライズ)

Suicaで地下鉄、バスにも乗れる――2007年3月から



 東日本旅客鉄道(JR東日本)と東京モノレール、東京臨海高速鉄道、パスモは12月21日、2007年3月より順次、お互いの利用可能エリアを乗り降りできるIC乗車券の相互利用サービスを開始することを発表した。現在Suicaやパスネット、共通バスカードで利用している路線が、1枚のICカードで乗り降り可能になる。


●関東のJR、私鉄、バスが1枚のICカードで乗り降り可能に

 現在関東の私鉄各社で利用できるパスネットと、東京・神奈川・埼玉・千葉のバス各社で利用できる「バス共通カード」の機能を合わせた非接触ICカード「PASMO(パスモ)」を新たに発行。Suicaと相互に互換性を持たせる。

 PASMOは、Suicaと同様に事前にお金をチャージして利用するプリペイドタイプのカードとなり、チャージの上限は2万円。定期券タイプのPASMOも発売される。電子マネー機能も備えており、こちらもSuica(モバイルSuicaを含む)と互換性を持たせる。

 Suica、PASMOが利用可能な交通事業者は以下の通り。

  カード種類   事業者名
  Suica   埼玉新都市交通、東京モノレール、東京臨海高速鉄道、東日本旅客鉄道、ジェイアールバス関東、仙台空港鉄道
  PASMO(鉄道事業者)   伊豆箱根鉄道、江ノ島電鉄、小田急電鉄、京王電鉄、京成電鉄、京浜急行電鉄、埼玉高速鉄道、相模鉄道、首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)、新京成電鉄、西武鉄道、多摩都市モノレール、東京急行電鉄、東京地下鉄、東京都交通局、東武鉄道、東葉高速鉄道、箱根登山鉄道、北総鉄道、ゆりかもめ、横浜高速鉄道、横浜市交通局、横浜新都市交通、関東鉄道※、千葉都市モノレール※、舞浜リゾートライン※
  PASMO(バス事業者)   伊豆箱根鉄道、江ノ島電鉄、小田急バス、神奈川中央交通、川崎市交通局、川崎鶴見臨港バス、関東バス、京王電鉄バス、京成バス、京浜急行バス、国際興業、相模鉄道、西武バス、立川バス、千葉交通、東急バス、東京都交通局、東武バスセントラル、西東京バス、箱根登山バス、日立自動車交通、富士急行、船橋新京成バス、平和交通、山梨交通、横浜市交通局

 なお、バス利用時の割引は継続する見込みだが、運用面の詳細は未定で、各事業者ごとに検討中だという。

●子ども用カード、記名カードを新たに発行

 Suica、PASMOの両方で使える、共通のサービスもスタートする。1つは子ども用カードの発行。Suicaには子供用カードがなかったが、PASMOとの相互接続に合わせ、Suica、PASMO共に子ども用カードが新たに発行される。

 また、カードを紛失したときなどに備え、機能の停止、残高を保証しての再発行などに対応する「記名SFカード」も新たに発行される。これまでSuicaでは定期券のみ機能停止、再発行に対応していたが、記名SFカードはこれを一般乗車券にも拡張したもの。

 子ども用カード、記名SFカードを発行するには、氏名、性別、生年月日などの登録が必要になる。

 また、残高があらかじめ設定した金額を下回った場合、自動改札機にタッチすると、クレジットカードから自動的に設定金額がチャージされる「オートチャージサービス」がスタートする。JR東日本ではSuica向けにオートチャージサービスを先行して2006年のうちに先行して開始する予定。対応カードは、ビュー・スイカカードとなる。

(2005.12.22/ITmediaエンタープライズ)-