【2022/1/23更新】本日放送のテレビタックルで、東京医科歯科大学の新井医師が、若者のコロナ感染後の心筋炎の人数について「100万人あたり800人」と、視聴者に 大きな誤解を招く発言を されていたとのことで、過去記事を更新して再アップしています。
記事投稿日:2021/10/18


コロナワクチンの副反応で
10代~20代の若者に
「心筋炎」のリスクがあることは
ご存知の方も多いと思います。

厚生労働省も10月の時点で
注意喚起を行っています。
  


けれども

厚労省は 依然として
ベネフィット > リスク とし、
接種を推奨しています。

10~20代 心筋炎は
ワクチン副反応による発生率より
コロナ感染による発生率の方が高い

というのが、推奨の根拠のようですが

果たして、本当にそうなのでしょうか。



この100万人あたりの 発生率
のグラフを見ると

確かに

コロナウィルス感染(国内) 
834人


A~D 副反応 (各社10代・20代)
3.7人~28.8人

に 比べて圧倒的に多くなっています。

ここで、
ふと疑問に思ったのが

100万人あたりの発生率。

え?

10代・20代だけで
100万人もコロナ感染してる??

そして資料を見ていくと
この834人の数字、
出所は↓こちらだと分かりました。


拡大します。



実際に、心筋炎になったのは
4798人中 の 4人

これを

仮に 100万人 いたとしたら
834人が心筋炎になりますよ

と言っているに過ぎないのです。


しかも、まさかの
対象は40歳未満

10代・20代の話をしてるのに
こちらには、30代が含まれます

心筋炎を起こした4人が
全員30代、という
可能性すら あるのです。。

公式なデータだというのに
なんという信憑性の低さでしょうか。

さらに言うと (右上拡大)


5月末時点のデータ、
つまり デルタ株や オミクロン株 では なく
従来のアルファ株 における
心筋炎リスクなんですよね。

以前

既に置き換わったはずの
まるで流行っていない
アルファ株 のデータで


ここは注意が 必要です。

今は、もう

アルファ株 から弱毒化した デルタ株 
から、さらに
弱毒化した オミクロン株 です。

それから
もっと もっと根本的な話をします。

「感染した場合」の 発生確率
とされているデータは

実際には「入院した場合」
発生確率なのです。

もし、本当に
このデータを 用いて

未接種者が 感染した場合の
心筋炎リスクが
ワクチン接種によって起こる
心筋炎リスクより高いから
ベネフィットが上回るよ

と主張したいのであれば

未接種者が
コロナに 感染する確率や
感染して 入院する確率まで
考慮しなければ ならない

のではないでしょうか。

ちょっと分かりにくい
かもしれませんが・・・

とある確率で
心筋炎になるかもしれない
ロシアンルーレット
が あるとします。  

免疫力を上げ、
感染予防対策を徹底することで
ルーレットに参加すること自体を
避けることができます。

一方で

ワクチンを接種する
ということ は、
自ら そのルーレットに参加する
ということになります。

皆さんは、どちらのリスクが
高いと思いますか??

なお 過少報告の可能性も
ありますが、データベース で検索すると

1月21日の副反応検討部会までに
コロナワクチン接種後の
心筋炎関連事象は


報告 されています。

リンク先の件数は、新たな検討部会が

開かれる度に更新されます。


ワクチンの心筋炎リスク は、
モデルナ、男性、軽い
というイメージが
あるかもしれませんが

多くは、入院を伴う重篤なもので
ファイザー や 女性 の報告も
多数 あがっていることを
知っておいてください。


なお、厚労省から
心筋炎の情報が公開され、
この記事を最初に投稿したのは
10月の下旬ですが

その時点で 検索された
心筋炎 関連事象の報告は、まだ

モデルナ 32件
ファイザー 16件

でした。



その後、報告が一気に増えました。

もう、どちらの方が
リスクが 高いかは 明らかですね。

↓こちらも参考に どうぞ