こんにちは、NPO法人ファミーユのミルク猫部です。
4月下旬から育てている「メキシコ兄妹」のタコス&ポンチョ。
こんな回虫騒動がありつつも、
元気にすくすく成長中
ところがある日、朝ケージ内を見てみると…
ケージ内が「ウンピ」と「吐いたもの」で汚れていました
ウンピ自体は問題なく、むしろ初めて自力でトイレで排便できていたので、おめでたいこと
出した後に踏みまくっただけ。笑
問題は吐いたことです。
ミルクと離乳食が出ていました。
今はミルク→離乳食へ少しずつ移行している時期なので、吐く可能性が高い時期ではあります。
2匹のどちらが吐いたか不明ですが、体重の減少から推測するとおそらくタコス。。。
元気で食欲も問題なかったのですが、翌日もまた吐いていました
うーん、まだ離乳食を消化できないのかな?
この日の夕方にはこのとおり、ピョンピョンと動き回っていたのですが。。。
夜のごはんタイムには、元気がなくなっていました
食欲もなく、ミルクを少し飲んだだけ。
『明日病院で診てもらおう』
と思っていたら、30分後、飲んだミルクを嘔吐しました。
そこからどんどん弱っていき、体がビクビクと震える神経症状まで出現
『やばい、これは明日までもたない…』
理事長に相談し、夜間救急へ連れて行くことになりました。
血液検査をしてもらうと、肝臓がうまく機能していないことが判明。
アンモニア 969 (基準値23-78)
★異常に高い
BUN 10.5 (基準値17-32)
★低い
病院へ着いた頃には危篤状態で、助からない可能性もあるとのこと。。。
できる限りの処置をしていただき、そのまま入院となりました。
帰宅したのは深夜2時。
先生から「万が一の時は電話します」と言われ、スマホに怯えたまま朝を迎えました
そしてタコスの容態を聞くため、病院へ電話してみると、
ま
さ
か
の
・
・
・
「今朝は少しごはん食べましたよ。歩いたり、動きも正常になりました」
めっちゃ回復してる!!!!
実はこのパターン、数年前にも経験したことがありました。
高アンモニア血症を起こした子猫と同じ状況でした。
●生後1ヶ月頃
●ミルク→離乳食へ移行している時期
●急に元気がなくなり、数時間後には危篤状態
●神経症状あり
●血中のアンモニア値が異常に高い
●低血糖は起こしていない
●最初は門脈シャントが疑われる
●点滴等の処置で、半日後には回復
サワディの時は、
「胃腸がまだ未成熟だから、消化がうまくできずアンモニアが大量に発生してしまったか、うまく分解できなかったことが原因かも」
という診断でした。
幼齢の犬猫で稀にある症状と聞いていたので、今回のタコスも同じな気がします。
退院後のタコスは、すっかり元気になりました
\ただいま♡/
小さな体でよく頑張ったね
大量回虫といい、高アンモニアといい、子猫にとって過酷すぎる試練が続きました。
どうかこれ以上は何も起こりませんように
子猫は各種検査やワクチン等の初期医療を終えてから、6月頃に里親様の募集を開始します。
成長の様子はミルボラさんたちのインスタグラムから、どうぞ見守ってください
▲ウユニ&アンデス @kmm_kitty
▲ラピス&モアイ @n.cocoon_
▲メキシコ兄妹 @milk_cat_volunteer
\キャリア猫さんも里親募集中/
▲ナイキ&タオ @miro_hachiware2019
●当団体は行政からの保護をしています。個人会員様、一般個人様からの保護依頼は受け付けておりません。ご了承ください。
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