落下の王国のすべてThe Fallmania -6ページ目

落下の王国のすべてThe Fallmania

ターセムが紡ぐ現代人のための癒しの千夜一夜物語
2008年日本公開された「落下の王国」について語るブログです
ミュージックビデオを撮るようなシックな監督ですが…
やっぱりインド人
歌って踊るシーン・・・1か所あります

https://www.imdb.com/title/tt0278827/?ref_=fn_all_ttl_1

 

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背骨を骨折した若い俳優(舞台でひどい転倒事故に遭い、身体が不自由になった)が病院で治療を受けている。彼は完全に障害を負い、これ以上生きることを望まない。隣の部屋に住む10歳の少年、レオニードと知り合う。少年は腕にギプスをはめて入院していた。二人は仲良くなる。実は俳優は少年を利用して毒を盛ろうとしていたのだ。彼は不思議な童話を語り始める。「ヨーホーホー」――海賊の歌のこのフレーズは、誰もが知っている。少年のために、俳優は善良な海賊が、罪を償わなければならない邪悪な支配者アルバレスと戦うという物語を創作する。病院にいた現実の人々は、少しずつ海賊物語の架空の英雄へと変貌していく。俳優と少年は、善良さ、誠実さ、そして自己犠牲によって、彼らを打ち負かす。少年は物語に魅了される。徐々に、この計画された友情は真摯な献身と愛情へと発展していく。レオニードの年上の友人への愛着、そして彼の信頼と優しさは、俳優に自殺の計画を断念させ、人生への信念を取り戻させる。たとえ麻痺状態にあっても、人生には生きる価値があると悟るのだ。

 

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「落下の王国」楽曲演奏はブルガリアオーケストラが担当

 

ブルガリアのオケやコーラスが作品中で大活躍

 

もちろんベートーベンも

 

ブルガリア男性コーラス(アヤソフィアのシャンデリアホールでオウディアスを称える)

 

結婚式のとき

 

ジョードプルのメランガーフォートでのコーラスなど

 

ボーイソプラノ(エヴリン姫と黒山賊のロマンス) 

 

メゾソプラノ(Marie Kobayashi オッタ・ベンガの死) などが聞こえてくる

 

オペラを想定して曲をつけたので、登場人物はテーマ旋律を持っている

 

 インド人のテーマ&ダーウィンのテーマが特に美しい

 

ブルガリア映画「YoHoHo 」は海賊の掛け声を表現している

 

ターセムはこの映画が気に入ってお金が貯まったら権利を買おうと思っていて、

 

そして買った

 

 「落下の王国」はYoHoHoのストーリーが元になっている

 

 猿も出てくる〜 

 

美しい船を作るために製作予算の大半を注ぎ込んでしまった(だから映画は、船以外はショボイ) 

 

海賊・・・?

 

海賊版・・・?

 

 I don't like Pirate でもって山賊の話に・・・?

 

ターセムはこの猿のモチーフをYoHoHoから取ってきた

 

 YoHoHoの猿は、これを見る限りごく普通の本当の猿だが、 

 

「落下の王国」のウォレスはダーウィンに知恵を授ける心の友として描かれている

 

ターセムの考えは凡人には図り知ることはできないが、 

 

「落下の王国」がYoHoHoを凌ぐ作品に仕上がるということは最初からわかっていた・・・ 

 

というターセムの自信の表われかもしれない・・・

 

 だからウォレスは死ぬ

 

 どうでもいい海賊映画YOHOHOが完璧な現代版千夜一夜物語「落下の王国」として生きるために

 

 

新聞紙で作ったマスク ↓


 

持っているのはニコ・ソウルタナキス


このマスクを貰ったことから、

 

アレキサンドリアは物語の中に入り込んでいく

 

重要な小物

記事はアメリカ国内が洪水、


海外はドイツの将軍ヒンデンブルグのタンネンベルグの戦い(1914年)勝利予測

 

バスター・キートンは1895年生まれ、1966年死去

 

この時代の映画は黎明期で無声

 

しかも体をはって全部本人が演じていた

 

スタントマンという職業はまだ確立していない

 

だから

 

「スタントというのは5ドルあげるから飛び降りて」

 

というものだったとターセムは言っている

 

ロイがスタントに失敗して半身不随状態になるのはいいとして

 

ロイの職業を「スタントマン」と決めつけることはできない

 

恋人を主演俳優に取られ、

 

ふられた当てつけに橋から飛び降りた(ここらへんがストーリー改変の大元)

 

つるされた馬は作りモノだが

 

ターセムは気に入って南アフリカでの事務所に飾り、

 

イギリスに持ち帰ろうとした(断念する)

 

 

 

 

 

 

今週末、青森では「バスター・キートンナイト」だそうで ↓

 

 

ずいぶん粋なことしてくれますね♪

 

 

「落下の王国」最後、

 

サイレント映画はバスター・キートンではあるんだけれども、

 

じつはコドモたちは見てはいない

 

コドモたちが何見ているか、コメンタリーでターセムが教えてくれます

ムビチケ第一弾ポスカ特典付きは売り切れたもよう

 

「きっと来るー」

 

貞子じゃないけど、「きっと来るー」

 

第2弾でるとしたらなにかなー

 

 

希望としては

 

とか
 

とか

 

とか

とか

 

なんでもエエですー

2024年ソウルで再上映されたときの特典 

 

落下の王国シール ↓

 

 

韓国で2008年12月に劇場公開されたときは

 

ポスターを3種類製作するほど

 

この作品に格別の愛情を見せたから

 

オーストラリア版写真集にはその3種のポスター写真が載っている

 

2024年に再上映したときはターセムが来韓、

 

トークショーチケットは瞬殺

 

ところで

 

この落下の王国シールは

 

ネタバレしておりますがな!

 

 

 

アイマスクのアイデアはサルバドール・ダリの絵からインスパイアされたとIMDBにあるが

 

 

ダリというよりも

 

ムムターズの故郷ペルシャ由来では???

 

 

 

ブルカを着用しても眼はカバーできないから

 

砂漠地方の女性は顔を守るためにこのアイマスクを使う

 

しかーし

 

このアイマスクは通常は女性がつけるモノ

 

コレを黒山賊に着けさせるターセムってー???

 

 

「いつかきっと出てくる!」と信じて

 

「そのときは必ず手に入れる」と決めていたブツ、入手

 

17年間捜していた「落下の王国写真集」 ↓

 

 

かなり大きくて重い

 

六本木ツタヤにあったもの ↓

 

 

youtubeに内容がある

 

 

 

 

 

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ビジョナリーディレクターのターセムは、彼の画期的映画「落下の王国」の制作中に最初に私たちにアプローチしてきました。

 

彼はこの信じられないほどのファンタジー映画に自己資金を提供していたので、配給業者を探す必要がありました。

 

唯一の問題は彼はまだ編集を微調整していて、最終的なカット以外は何も見せたくありませんでした。

 

彼は、実際の映画をまったく見せずに、映画のイメージと壮大な範囲を示す何かを必要としていました。

 

<見えない映画を売る>

 

Tarsemは、有名な写真家Stephen Berkman(およびオスカーを受賞した衣装デザイナーの石岡瑛子のスタジオから数名)が撮影した7,000枚以上の静止画像を、映画配給会社への作品紹介として<オブジェクト(この写真集)>を作成することを任せてくれました。

 

その結果、80ページのハードカバーの本が、14x17インチのフィルムとほぼ同じように拡大縮小され、フィルムのヒーローであるアレクサンドリアに象徴的な紙のマスクを置くカスタムプラスチックシートで保護されました。

 

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自主制作した映画だから、配給も自身で開拓しなければならなかった

 

まだ編集途中だったので、ターセムは中身をあまり知らせずに売り込もうと、

 

この写真集を作った

 

この写真集はムービーアイに渡され、

 

たぶんムービーアイが公開前の宣伝のため

 

ツタヤに託したものだろう

 

 

 

 

左端 ロジャー・エバート ↓

 

 

 

AIさんによると最大限持ち上げてくれてはいるが、

 

買い付けやら公開やらの際、ロジャー・エバートは体調がすこぶる悪くて

 

あまり「落下の王国」を取り上げてプッシュすることができなかった

 

「ザ・セル」はすでに公開され成功していたものの、

 

そのころはまだ、

 

ターセムはシックなMVを撮る単なるCM監督だと思われていたので

 

売り込みはたいへんだった

 

インド人だしね

 

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ロジャー・エバート 落下の王国

 

映画評論家のロジャー・エバートは、ターセム・シン監督の映画『落下の王国』(原題:

The Fall)を高く評価しており、2008年のレビューでは4つ星満点を与えています

 

エバートがこの映画を絶賛したポイントは以下の通りです

  • 圧倒的な映像美: 映画の大部分を占める幻想的な物語の世界について、「言葉を失うほどの、比類なき美しさ」と評しました。
  • 想像力の賛歌: 1915年の病院を舞台に、入院中のスタントマンと少女が物語を紡ぐことで、現実と空想が融合していく様子を「想像力への賛歌」と表現しました。
  • CGに頼らない映像: ターセム監督が4年の歳月をかけて28カ国でロケを行い、ほとんどCGを使用せずに創り上げた映像世界を称賛しました。
  • 感動的なストーリー: 孤独な2人が物語を通して絆を深め、互いの人生を救っていく感動的な物語に心を打たれたと述べています。
  • カルト的な人気: 公開当時は商業的に成功しなかったものの、エバートをはじめとする批評家が絶賛したことで、時を経てカルト的な人気を獲得するに至りました。エバートのレビューが、埋もれていた傑作に光を当てるきっかけになったとも言えます。 

日本版の特典映像には「未公開シーン」、

 

オーストラリア版には「削除シーン」とあるが

 

 

ディスクを見てみると「オリジナルカット 削除シーン」とある ↓

 

 

「オリジナルカット」というのは117分のバージョン???

 

今回再上映されるのは119分

 

この映画が封切られた2006年、

 

このときカットされた部分が

 

今回は取り入れられた

 

(オーストラリア版本編には収録されている)

 

この部分すごく重要で

 

コレ見ていたから、

 

ワタシの中ではこちらが劇場版本編に刷り込まれ、

 

全く違和感無く解釈

 

しかーし

 

もし、

 

初見だったらこの部分は無いのだから

 

まったく印象が違ってきたはず

 

劇場で見たときは気づかなかった (sigh)

 

物語の方向が見える大事な会話がある

 

本当に巧い!

 

アレキサンドリアが後半、ベッドで

 

二人の物語よ!」とロイに言う理由付けはこの会話があってこそ

 

削除シーンを入れないままではあまりに「唐突」に聞こえる

 

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・アレキサンドリア

Why are you killing everybody? Why are you making everybody die?

 

・ロイ      

It's my story. 

 

・アレキサンドリア

Mine, too.

 

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これをカットしたターセムはそのとき何を考えていたのかな

 

たぶん心が<<黒>>かった

 

なんたってターセム自身も傷ついていたからだ

 

「失恋=裏切り」に対する考え方が一般人のウチラとは違うの

 

というわけで

 

4K ULTRA HD制作や劇場での再公開をするためにはぜったいに

 

正しく編集し直す必要があった

 

 
ターセムはこのシーンを「触るべきではなかった」と言っている
 
どうもコレが「落下の王国」が長らく放置され、
 
DVDが廃盤になった理由ではないかしら?
 
今回ターセムが満足いくように編集し直したから、
 
円盤も出るに決まっています
 
現にオーストラリア版は編集されている
 
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日本版DVD特典映像に未公開シーンとして収録されていますので
 
この場面の確認できます
 

 

 

 

カティンカの妹役はエマ、台詞はない

 


エマはカティンカのボディダブルでもある

メイキングを見るとエマとカティンカは仲良く一緒にいる

 

「(このコは痩せているので)走るシーンで二人を走らせるとカティンカよりずっと速く自分のところまで来る」とリーが言っている