どこかで「ワンパク」という言葉を見かけたが、
木から落ちて骨折したのはこのコがワンパクだったからじゃなくて
アレキサンドリアはお母さんの仕事の手伝いをしていて落ちた
仕事はオレンジピッカー(オレンジもぎ)
病院の優しいドクターが
英語のわからないお母さんに
子供を木に登らせないよう注意を与えようとするが
アレキサンドリアは適当にごまかして意訳する
なにか言いたそうにしている妹には「黙っとけ」メンチを切る
骨折が治ったらお母さんをまた手伝うつもりのアレキサンドリア
お母さんの雰囲気を見るとこの家族は東欧からの移民
たぶんロマ
父親を殺され迫害を受けてアメリカに逃げて来た
キレイに作ってはいるが「落下の王国」は社会の底辺にいるヒトたちの話
登場人物たちはアレキサンドリアの身近にいる貧しい人々やどこぞで見かけたヒト
移民
吃音の霊者
孤独なルイジ
迫害されたシーク教徒
奴隷
実力のないエセ学者
臆病者coward
登場人物たちは社会的弱者
そんな底辺にいる人々が
言葉がわからなくても楽しめるのが無声映画
「落下の王国」は映画黎明期への温かいオマージュに溢れている
だから
ロイも
ターセムも
最後には希望を見出す
物語が持つ「力」を見せつけるラストシーン勇気づけられる
映画ってスゴイ
人間ってスゴイ





















