今日の日経朝刊にこんな記事が。

 

豪の国民食、90年ぶり「里帰り」 発酵ペースト「ベジマイト」 

 

「ベジマイト」と聞いて思い出すのは何と言ってもこの曲。

 

 

Men At Work の全米 No.1 ソング。その歌詞の一節 "He just smiled and gave me a Vegemite sandwich" (ⓒ Colin Hay, Roy Strykert) に「ベジマイト」が登場します。オーストラリアではありふれた食べ物だと聞いたことがあるのですが、「国民食」とは存じませんでした。

 

この曲は1983年1月15日から3週連続で1位となり(Hall & Oates の "Maneater" に取って代わった)、一旦 Toto の "Africa" に1位の座を明け渡したものの、1週間後には返り咲きを果たしました(しかし、その翌週には Patti Austin & James Ingram の "Baby, Come To Me" によってトップの座から引きずり下ろされた)。さらに、イギリス、アイルランド、スイス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでも1位となったほか、オランダ、ベルギー、西ドイツ、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドでトップ10入りしてワールドワイドな大ヒットとなりました。

 

チンドン屋と田舎の村祭りのお囃子を合わせたようなイントロは、初めて聴いたときは「なんじゃこりゃ?」でしたが、聴いているうちに次第にハマってしまうという恐るべき中毒的効果を発揮します(笑)。

 

 

Men At Work といえば、同じく全米1位となった "Who Can It Be Now?" の方がよく知られているかも知れませんが、個人的にはこちらも捨てがたい。

 

 

1983年全米3位、全英21位、全豪5位、カナダで6位となるヒットを記録。しかし、"Who Can It Be Now?" や "Down Under" の陰に隠れて耳にする機会が少ないのは残念です。