1982年全米1位(John Cougar の "Jack & Diane" を蹴落としてトップに立ち、Joe Cocker & Jennifer Warnes の "Up Where We Belong" にその座を譲った)、母国のオーストラリアでは2位。Colin Hay の独特の風貌と飄々としたボーカルが印象的なPVですね。彼は1979年にこの曲のメロディを書いたのですが、歌詞を書いたのはその2年後(当時彼が住んでいたアパートの隣の部屋にクスリの売人が住んでいて、その顧客がしょちゅう間違えて彼の部屋のドアをノックし、それがあまりにも頻繁だったため、ついにはドアを開けるのが怖くなってしまったという経験に基づいて書いたとのこと)。Hay 曰く「当時、おれの部屋のドアをノックする連中は、みんな、おれが持ってない物か、おれが人にあげたくない物を取り上げに来たように感じていたんだ。それはカネだったかも知れないし、時間だったかも知れない」(意訳)。なお、この曲のトレードマークと言っても過言ではないのがイントロのサックスのリフですが、当初、サックスのパートは後半のみであったのを、プロデューサーのサジェスチョンでイントロに入れたそうです。

 

 

こちらは、Colin Hay による「アコースティック」バージョン。

 

 

そして、Ringo Starr & His All-Starr Band でのギグ。

 

 

昨年の日本公演でも演ってくれました。