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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
昨日は中国人民銀行が1年8カ月ぶりに利下げを行いましたが、中国に先んじてアメリカのテーパリングに対し、「利下げ」で真っ向勝負を挑んだのがご存じ「トルコ」です。
金利を下げることにより流動性を高め、国内産業を活性化、輸出競争力に対しても通貨安の後押しを期待し、国内産業を活発化させる狙いでした。
成功すれば、エルドアン大統領は英雄になる…ハズでした。
利下げ見通しからトルコの株価は上昇に上昇を続けましたが、ついに先週末8.52%安。
「親日国」として有名、個人的には応援していましたが、ついに力尽きました。
金曜日に続き、昨晩もサーキットブレーカーが発動しています。
トルコの主要株価指数が一時7.1%安、サーキットブレーカー連発
前週末に急落したトルコの株式相場は20日も下げが止まらず、再びサーキットブレーカーが発動された。通貨リラも過去最安値を更新した。
トルコ株の指標であるイスタンブール100指数は一時3.1%高と上げていたものの急速に下げに転じ、現地時間午後3時57分時点で5%安となりサーキットブレーカーが発動。その後取引が開始されたものの、7.1%安と下げを広げ、再び取引が停止された。
同指数は17日に8.5%下落し、サーキットブレーカーが2回発動された。最近の株価上昇に加わろうとした国内投資家による信用取引残高が高水準に上っていたことも、下げを悪化させた。
インフォ・ヤティリム・ブローカレッジのアシスタントゼネラルマネジャー、トゥナ・チェティンカヤ氏は、17日の市場はマージンコール(追加証拠金請求、追い証)が「損失を雪だるま式に」膨らませ、相場の調整が「パニック売り」に発展したと指摘した。(ブルームバーグ)
バブルが崩壊したのでしょうか。
しかし、リラは死んでいなかった。
エルドアンの言葉で、再び復活!
本日の「イスタンブール100」は注目です。
2018年9月14日記事「【親日国】トルコがんばれ!」より
イラン・イラク戦争中の1985年3月、空港に取り残された216名の日本人をタイムリミットギリギリで助け出してくれたのがトルコで、日本人全員をイラン国外に退避させてくれました。
このときトルコ大使が言った一言が、「(エルトゥールル号遭難事件のときの)恩を返す時が来た」。
どうかこの国難を乗り切っていただきたいです。
エルトゥールル号遭難事件とは
1890年(明治23年)9月16日夜半、オスマン帝国(その一部は現在のトルコ)の軍艦エルトゥールルが、現在の和歌山県東牟婁郡串本町沖にある、紀伊大島の樫野埼東方海上で遭難し500名以上の犠牲者を出した事件。
米国による政策転換見通しを受け、各中央銀行動向があわただしくなってまいりました。
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