トルコリラさん、連日の乱高下 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

注目経済指標

・ユーロ圏消費者信頼感-8.3(予想-8.3  前回-6.8)

 

ニュース、要人発言

プライス米国務省報道官

「核兵器禁止条約は、役に立たない」

米国初、「オミクロン株」の死者を確認

米南部テキサス州ハリス郡当局者は、新変異株オミクロン株感染で郡内の50代の男性が死亡したと発表した、全米で初めてとみられる

政府月例経済報告

基調判断を1年5カ月ぶりに上方修正、個人消費の持ち直しで

米ロ

NATO巡る安全保障要求について協議開始(ロイター)

トルコ株式市場

各種指数は7%前後安となり、サーキットブレーカーが発動された

トルコ政府

リラ預金保護について声明を発表した

ネバティ・トルコ財務相

「もし為替の変動が金利を上回った場合、為替の損失は補填される」

ジョンソン英首相

「クリスマス前に新たな行動制限を設けない」

外国人住民投票条例案が否決 東京・武蔵野

東京都武蔵野市議会は21日、本会議を開き、日本人と外国人を区別せずに投票権を認める住民投票条例案を反対多数で否決した

 

市況

東京前営業日比

 

12/21 15:15

12/22 7:00

円換算

ドル円

113.75

114.08

0.33

NY金

1,791.10

1,789.60

14

NY白金

927.05

930.40

22

(時間は東京タイム)

 

前日までのリスク回避の流れは一服、ドル円は114円台を回復。

クロス通貨も上昇しています。

トルコリラが乱高下、対円では6円割れ寸前から一時10円オーバーまで上昇。

現在も9円割れ水準での取引が続いています。

 

株式

ダウ:35,492.70ドル(+560.54)

ナス:15,341.09(+360.15)

 

 

前日までのリスク回避は一服、引き続きコロナ感染懸念や「ビルド・バック・ベター」の行方が焦点です。

ヒンデンブルグ・オーメン」が11月18日に続き、12月13日にも点灯しました。

 

※ヒンデンブルグ・オーメンとは

1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル

 

債券

米10年債利回り:1.467%(+0.037)

実質金利:-1.010%(-0.021)

 

 

今朝の期待インフレ率は2.477、前日より0.063上昇しています。

 

Date

NY金($)

実質金利(%)

12/15

1,764.50

-1.010

12/16

1,798.20

-1.032

12/17

1,804.90

-1.006

12/20

1,794.60

-0.989

12/21

1,788.70

-1.010

(過去5営業日)

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

実質金利はマイナス1.010%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。

現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。

 

原油

NY原油2月物は、2.51ドル高の71.12ドルにて終了。

 

 

前日までのリスク回避が一服、下げた分きっちり戻りました。

 

貴金属

<前日内部要因>

12月21日金相場表

限月

帳入値段

取組高

前営業日比

Dec-21

6,540

294

-4

Feb-22

6,547

3,008

-9

Apr-22

6,547

2,819

113

Jun-22

6,536

2,394

-6

Aug-22

6,535

7,240

-54

Oct-22

6,539

31,978

230

合計

 

47,733

270

 

昨日の金は、30円安6,539円にて終了。

日中ほぼ動かず、後場は株高に連れ下げ幅を縮小しています。

 

<金市況>

昨晩のNY金2月物は、5.90ドル安の1,788.70ドルにて終了。

今朝の国内金は12円高6,551円で終了しています。

 

 

期待インフレ率が大きく上昇、NY金の下値は限定的でした。

 

SPDR:978.57トン(変わらず)

 

浪風語録「ETFには逆らうな」

 

<会員様>

 

白金

<前日内部要因>

12月21日白金相場表

限月

帳入値段

取組高

前営業日比

Dec-21

3,419

553

-35

Feb-22

3,428

2,107

-21

Apr-22

3,419

7,835

-44

Jun-22

3,412

2,964

-90

Aug-22

3,424

6,363

-58

Oct-22

3,416

19,278

64

合計

 

39,100

-184

 

昨日の白金は、35円高3,416円にて終了。

日中は3,400円台前半で横ばい、取組にも大きな変化は見られません。

 

<白金市況>

昨晩のNY白金1月物は、1.40ドル高の927.80ドルにて終了。

今朝の国内白金は22円高3,438円で終了しています。

 

 

900ドル台前半での横ばいが続きます。

 

浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」

 

国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。

4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。

 

<会員様>

 

トルコはある意味、国を挙げての壮大な実験中です。

うまくいくようお祈りいたします。

 

本日もよろしくお願いいたします。

 

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